2025.02.17
水回りのマンションリノベーションを徹底解説!キッチン・浴室・トイレ・洗面の費用や事例をご紹介

マンションの水回り4点(キッチン、浴室、トイレ、洗面所)のリノベーションのタイミングや注意点、費用感の詳細を、多岐にわたる事例を交えてご紹介します。古くなった設備を最新のものに交換するだけでなく、リノベーションにより、水回りの動線を改善することで家事効率がアップし、より快適な生活空間となります。理想の住まいを実現するためのヒントとして、ぜひご活用ください。
水回りのリノベーションのタイミングは?

キッチン、浴室・浴槽、トイレ、洗面台といった水回りのリノベーションは、設備や配管の耐用年数を考慮して、10〜15年を目安に行うのがおすすめです。
この期間を過ぎると、以下のようなトラブルが発生しやすくなります。
- 配管や排水管の劣化による漏水リスク
- 汚れやカビが取れにくい状態
- キッチンのガスコンロの不具合
- 換気扇の機能低下による油汚れの蓄積
- 食洗機の動作不良
- 蛇口の水漏れや故障 …など
これらの症状が現れ始めると、修理費用がかさむだけでなく、設備全体の交換が必要になることもあります。そのため、早めのリノベーションを計画しましょう。とくに、配管の老朽化が進んでいる場合、配管の交換作業が追加されるため、リノベーション費用が高額になる傾向があります。
設備の劣化が進む前に計画的なリノベーションを実施すると、さまざまなトラブルを未然に防ぎ、結果的にコストを抑えられます。
また、最新設備を導入することで、家事効率や快適性を高め、より質の高い暮らしを実現できます。
キッチンのリノベーションについて
料理や片付けなど、毎日多くの時間を過ごすキッチンは、デザイン性だけではなく、家事動線や使いやすさ、収納力を考慮したレイアウトを考えましょう。ここでは、キッチンのリノベーションについて、以下のポイントと実際のリノベーション事例についてご紹介します。
キッチンのリノベーション費用
キッチンのリノベーション費用の目安は、選定する機器のグレードにより異なりますが、デザインや機能性を重視したハイクラスなものを採用しようとする場合には以下の通りです。
(コンパクトな賃貸仕様のものや、通常グレードの機器を選定すれば、費用を抑えることも可能です。)
- システムキッチンの交換のみ:200万円〜
- キッチン全体のリノベーション:300万円〜500万円
- オーダーメイドのキッチン:500万円〜1,000万円以上
キッチンのリノベーションは、規模や目的に応じて費用が変動します。たとえば、既存のレイアウトを活かしてシステムキッチンを交換する場合は比較的費用を抑えられますが、オーダーメイドのキッチンを選ぶと費用は大幅に増加します。
しかしながら、オーダーメイドのキッチンは、デザインやサイズ、素材などのカスタマイズ性が高い上に、収納力や作業動線を考慮した、理想のキッチン空間を実現できます。
使いやすさとデザイン性を兼ね備えたキッチンの事例について、こちらでご紹介しています。
キッチンのリノベーション注意点
キッチンのリノベーションでは、効率的で使いやすい動線を意識したプランニングや収納の工夫、耐久性やメンテナンスのしやすさ等、様々なポイントがあります。理想のキッチン空間を叶えるために、キッチンの位置を変更するという選択肢もありますが、既存の配管や配線の移動が伴う場合があるため、まずはリノベーションの専門家に相談して計画を立てることをおすすめします。
また、L型・ I型・アイランド型…など、キッチンのタイプによるメリット・デメリットを考慮することも大切です。キッチンのタイプについてはこちらの記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
さらに、キッチンを含む水回り全体のリノベーションでは、以下の点にも注意が必要です。
- 管理規約による移動の制限
- 配管の場所による移動の制限
- 排水勾配の確保
- 追加工事が必要になる場合も
上記の注意点については、水回りのリノベーションについて詳しく解説したこちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
マンションリノベーションの注意点について詳しくはこちら
キッチンのリノベーションの工期について詳しくはこちら
三井デザインテックでは、使いやすさと美しさを兼ね備えたキッチン空間をご提案しています。豊富なマンションリノベーションの実績を活かし、お客様のご希望に寄り添ったプランニングをお届けします。
「家族が集まる場所だからこそ、こだわりのあるキッチンにしたい」「効率的な動線と収納力を両立させたキッチンを実現したい」という方は、ぜひお問い合わせください。専門スタッフが細部にまで配慮したプランをご提案します。
キッチンのリノベーション事例

既存の壁を取り払い、開放感のある広々としたオープンキッチンを実現した事例です。アイランド型の対面式キッチンを採用し、家族やゲストとのコミュニケーションを楽しみながら料理できます。天板や腰壁には素材の質感が際立つデザインを採用。空間全体の印象を引き締めるアクセントになりました。


リビングと一体感を持たせたアイランド型オープンキッチンの事例です。来客時でもスッキリとした印象を保てるよう、見せない収納を採用しました。

キッチンからはリビングダイニングを通して開放的な眺望を楽しめます。ブルーグレーを基調としたデザインが、空間全体の統一感と洗練された印象を演出。機能性と美しさを兼ね備えた理想的なキッチンです。

アイランドキッチンの背面に、壁一面の収納キャビネットを設置した事例です。モザイクタイルや間接照明を組み合わせ、収納力だけでなくデザイン性も重視したキッチンに仕上げました。すっきりとしたおしゃれな雰囲気が特徴です。

ダイニングスペースとつながるオープンキッチンです。広々とした天板を設けることで、バーカウンターとしても活躍します。左奥に設けたパントリーは、キッチンと廊下をつなぐ回遊動線を確保。十分な収納スペースと効率的な作業動線を兼ね備えたキッチンになりました。

生活感を極力排除した、ホテルライクな空間を目指して設計されたキッチン事例です。白を基調としたカラースキームの中、冷蔵庫などの家電類は、すべて扉で隠しました。

玄関からキッチンへと続く裏動線を設け、シューズクロークとパントリーを配置。日用品やペットのお散歩グッズなどもすっきりまとめて収納できるよう工夫しました。

こちらは既存の壁を取り払い、キッチンの作業スペースとゆったりとした動線を確保したキッチン事例です。ダイニングやリビングの窓から差し込む外光を存分に楽しめる、明るく開放的なキッチンに仕上がりました。

窓辺にはカーテンではなくウッドブラインドを採用。外の景色や自然光を活かしながら、心地よい空間を演出しています。

オーダーキッチンブランド「クッチーナ」製のオープンキッチンを採用した事例です。リビングダイニングとの一体感を大切にし、開放的で明るい空間を実現しました。

コの字型のカウンターキッチンは、効率よく作業ができます。奥行きを活かした設計により、収納力が大幅に向上し、機能性とデザイン性を兼ね備えたキッチンとなりました。

廊下からキッチンへとつながる動線を確保し、使いやすさとデザイン性を両立させたキッチン事例です。リノベーション前の位置のままでキッチンスペースを拡張。開放的な空間に仕上げました。冷蔵庫横にはガラス扉の収納を設け、お気に入りのグラスをディスプレイできるスペースに。

壁もキッチンと同柄のタイルを採用し、統一感のある仕上がりにしました。

キッチン周りの壁を取り払い、開放的なキッチン空間とした事例です。既存の柱にはタイルを貼り、柔らかい印象を与えながら空間全体と美しく調和させました。

キッチン奥のスペースにはカウンターを設置し、趣味の手芸などを楽しめる多目的な場所を確保。実用性とデザイン性が共存するキッチン空間に仕上がりました。

こちらのキッチンは、背面や腰壁、床にホワイトアッシュを採用し、シンプルながらも表情豊かなデザインに仕上げました。収納力を高めるため、壁面やカウンター下部に大容量の収納を配置。取手等の細部までこだわったキッチン空間です。

キッチンカウンターの奥には調味料や調理器具を美しく収納できる棚を設置。料理を楽しむための空間が広がります。

ペニンシュラ型のオープンキッチンを採用した事例です。上部収納には、ダイニング側からも開閉できる扉を設け、食事の準備がしやすいデザインに。カウンターはL字型にダイニング側まで延ばし、カウンター下はすべて収納スペースにしました。

カウンターや吊戸棚、壁面収納まで同じ木調の仕上げで統一。リビングやダイニングのテイストと調和させながら、日々の家事を心地良くこなせるデザインに仕上げました。

白とブラウンのコントラストが映えるオープンキッチンの事例です。キッチン家電を使用しないときは、すべて扉内に収納できるよう設計し、生活感を抑えたすっきりとした空間を実現しました。

キッチンの天井には既存の梁型を活用し、間接照明を設置。光の効果でリビングダイニングとの一体感を高め、洗練されたデザインに仕上げました。

こちらのキッチンは、L型キッチンとアイランドカウンターを組み合わせたレイアウトが特徴です。ゆったりと調理や準備ができる設計で、実用性とデザイン性を兼ね備えています。窓に面したカウンターは、軽食をとったり、簡単な事務作業をしたりするスペースとしても活用できます。

リビングダイニングの広さを優先し、壁付けキッチンを採用した事例です。デザイン性の高いキッチンを選ぶことで、インテリアに溶け込んだ洗練された空間を実現しました。収納力を高めるため、キッチン周りに家電や日用品を収める戸棚やアイランドカウンター内にも収納を設置しました。

冷蔵庫を目隠しするミラー張りの引き戸を採用し、空間に統一感と広がりを持たせています。

こちらの事例では、リビング、ダイニング、キッチンが一体化したフルオープンなレイアウトを採用。奥にキッチンを配置し、ダイニングからの動線を考慮しました。

約40㎡の広々とした空間ながらも、家具やラグを配置することで、それぞれのエリアを柔らかくゾーニング。家具やインテリアの一体感を大切にし、ランチョンマットや食器まで、空間全体と調和するようコーディネートしました。
浴室のリノベーションについて
浴室は、1日の疲れを癒し、心と体をリフレッシュするための特別な空間です。浴室のリノベーションでは、浴槽のデザインやシャワーヘッドの種類、タイルや床材の仕上げなど、細部にこだわることで、快適で洗練された浴室が実現します。
ここでは、浴室のリノベーションについて、以下のポイントと実際のリノベーション事例についてご紹介します。
浴室のリノベーション費用
浴室のリノベーション費用の目安は、以下のとおりです。
- ユニットバスの交換:60万円〜150万円
- ハイグレードのユニットバスへの交換:150万円〜300万円
- オーダーメイドの造作浴室:300万円〜600万円以上
古い浴室を撤去して新しいユニットバスを設置する場合は、比較的短期間で施工が完了し、費用も抑えられます。デザイン性や高級感を重視したい方には、オーダーメイドの造作浴室がおすすめです。オーダーメイドの浴室は、タイル張りの壁や特注サイズの浴槽など、自分の好みに合わせてカスタマイズできます。デザイン性や高級感を重視した浴室事例はこちらでご紹介しています。
浴室のマンションリノベーション費用について詳しくはこちら
マンションリノベーションの費用について詳しくはこちら
浴室のリノベーション注意点
浴室のリノベーションの際には、以下の点に注意しましょう。
- 浴室の種類(ユニットバス/造作浴室)による特徴
- ユニットバスの搬入経路の確認 …など
浴室の種類によっても注意点が異なります。ユニットバスは短期間で施工でき、コストを抑えられるのが魅力です。一方、造作の浴室は、タイルや天然石を使った自由なデザインが可能で、個性あふれる空間を作ることができます。ただし、設計や施工に時間と費用がかかるため、計画段階でデザインや予算、スケジュールをじっくり検討しましょう。
さらに、ユニットバスを交換・設置する際は、搬入経路の確認をしておきましょう。マンションに搬入用エレベーターが設置されていない場合や、途中の階にしか止まらないエレベーターの場合は、搬入費用が割高になることがあります。また、廊下や階段の幅が狭い場合は、ユニットバスを搬入できず、リノベーション工事自体が難しくなるケースもあります。必要に応じて施工業者に相談しておきましょう。
また、浴室を含む水回り全体のリノベーションでは、以下の点にも注意が必要です。
- 管理規約による移動の制限
- 配管の場所による移動の制限
- 排水勾配の確保
- 追加工事が必要になる場合も
上記の注意点については、水回りのリノベーションについて詳しく解説したこちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
マンションリノベーションの注意点について詳しくはこちら
浴室のリノベーションの工期について詳しくはこちら
三井デザインテックでは、機能性とデザイン性を兼ね備えた浴室空間をご提案しています。豊富なマンションリノベーションの実績を活かし、お客様の理想を形にするプランニングをお届けします。
「広々とした浴槽で、足を伸ばしてくつろぎたい」「高級ホテルのような洗練されたデザインの浴室にしたい」という方は、お気軽にお問い合わせください。専門スタッフが細部までこだわったプランをご提案します。
浴室のリノベーション事例

タイルを贅沢に使用したオーダーメイドの浴室です。重厚感がありながら洗練されたデザインが特徴。ガラス製の扉や間仕切り窓を設けることで、高級感ある浴室空間に仕上げています。

浴室をリビング隣に配置し、ガラスの仕切で開放的なデザインに仕上げました。空間に広がりをもたせると同時に、バスルームから窓の外の夜景を楽しめる設計に。贅沢な時間を過ごせる浴室空間が完成しました。

ブラウンの大判タイルを用いた重厚感のあるバスユニットが特徴の浴室です。落ち着きのある色合いで空間全体を引き締め、上質な雰囲気を演出しています。

また、隣接する脱衣室には収納カウンターを備え、実用性とデザイン性を両立。使い勝手の良い快適な空間に仕上げました。

システムバスを採用した浴室は、壁に大判のグレー系タイルを貼ることで、上品で洗練された雰囲気を演出しています。ガラス製のドアで開放的なデザインに。オーバーヘッドシャワーを設置し、スタイリッシュな空間に仕上げました。

オーダーメイドのシステムバスを採用した浴室は、隣接する洗面所と一体感のあるデザインが特徴です。連続性を意識した設計により、空間全体に統一感をもたせ、洗練された雰囲気に仕上げました。
トイレのリノベーションについて
トイレは、家族が毎日使うだけでなく、ゲストを迎える際にも目に触れるスペースです。便器や壁材、床材だけでなく、手洗いカウンターや収納のデザインにこだわることで、清潔感と上質さを兼ね備えた空間となります。
また、タンクレストイレなど最新設備を取り入れれば、使い勝手を向上させつつ、空間をより広く見せられます。
ここでは、トイレのリノベーションについて、以下のポイントと実際のリノベーション事例についてご紹介します。
トイレのリノベーション費用
トイレのリノベーション費用の目安は、以下のとおりです。
- 便器の交換:15万円〜50万円
- タンクレストイレなどハイグレード便器への交換:50万円〜100万円
- トイレ全体のリノベーション:30万円〜200万円以上
便器の交換だけの場合は比較的費用を抑えることができますが、壁材や床材の変更、収納スペースの設置などを含むリノベーションでは費用が増加します。
また、特注デザインの手洗いカウンターや高級タイルを使用するなど、デザイン性にこだわったトイレ空間の場合、費用は100万円以上になることもあります。こだわりのトイレ空間のリノベーション事例はこちらでご紹介しています。
トイレのマンションリノベーション費用について詳しくはこちら
マンションリノベーションの費用について詳しくはこちら
トイレのリノベーション注意点
トイレのリノベーションの際には、以下の点に注意しましょう。
- 汚れがつきにくい素材を使用する
- 収納スペースを確保する …など
トイレの床や壁には、掃除がしやすく、汚れがつきにくい素材を選ぶことで、毎日のお手入れが簡単になります。 また、トイレットペーパーや掃除用品をすっきりと収納できるスペースを設ければ、見た目にも使いやすさにも配慮したトイレになります。
さらに、トイレを含む水回り全体のリノベーションでは、以下の点にも注意が必要です。
- 管理規約による移動の制限
- 配管の場所による移動の制限
- 排水勾配の確保
- 追加工事が必要になる場合も
上記の注意点については、水回りのリノベーションについて詳しく解説したこちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
マンションリノベーションの注意点について詳しくはこちら
トイレのリノベーションの工期について詳しくはこちら
三井デザインテックでは、使い勝手とデザインにこだわったトイレのリノベーションをご提案しています。豊富なマンションリノベーションの実績を活かし、お客様の理想を形にするプランニングをお届けします。
「より使いやすく、すっきりとしたトイレにしたい」「デザインも大切にしたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。専門スタッフが、お客様の理想を実現するプランをご提案します。
トイレのリノベーション事例

床と壁に白い大理石柄の大判タイルを使用し、上質感あふれるトイレ空間に仕上げました。清潔感と高級感を兼ね備えたデザインが、シンプルながらも洗練された雰囲気を演出しています。

モノトーンの洗練されたデザインが特徴のトイレです。ブラックの便器を採用し、光沢のある乱尺タイル、塗装仕上げの壁や天井が豪華な雰囲気を演出します。

丸みを帯びた柔らかなデザインの便器を採用。落ち着いた色使いと調和する空間で、心地よさを感じられるデザインに仕上げました。

落ち着いた色合いが特徴のトイレです。壁には調湿効果のあるエコカラットを採用し、デザイン性だけでなく機能性も兼ね備えた快適な空間になりました。

来客用トイレとプライベート用トイレ、それぞれが異なるデザインで仕上げました。来客用トイレは、光沢あるモザイクタイルを壁に施し、重厚感のある上品な雰囲気を演出しています。

一方、プライベート用トイレには、壁に横長の鏡を設置し、白を基調としたスッキリとしたデザインに。用途や場所に合わせた異なる仕上げにより、それぞれに個性と機能性が感じられる空間になりました。

こちらのプライベート用トイレの壁には、ブラウン系の幾何学模様の壁紙を採用しました。大小の鏡を組み合わせることで、デザインに変化を持たせています。

一方、来客用トイレは、日本の伝統模様である麻の葉をイメージした柄を壁に取り入れています。豪華で洗練された雰囲気を演出しました。
洗面所のリノベーションについて
洗面所は、日々の身支度や手洗いなど、家族全員が頻繁に使うスペースです。限られた空間を効率的に活用しながら、使い勝手とデザイン性を両立させることが、洗面所のリノベーションのポイントとなります。
とくに、収納スペースの配置や容量の見直し、掃除のしやすさ、好みに合わせた素材や仕上がりなど、暮らしを快適にするための工夫が求められます。
ここでは、洗面所のリノベーションについて、以下のポイントと実際のリノベーション事例についてご紹介します。
洗面所のリノベーション費用
洗面所のリノベーション費用の目安は、以下のとおりです。
- 洗面台の交換:10万円〜50万円
- ハイグレードな洗面台への交換:50万円〜150万円
- オーダーメイドの造作洗面台:200万円〜300万円以上
既製品の洗面台への交換のみの場合は比較的費用を抑えられますが、洗面所全体をリノベーションしたり、オーダーメイドで洗面台を造作したりする場合は、費用が200万円以上になることもあります。
オーダーメイドの造作洗面台は、好みの素材を使ったキャビネットや間接照明の組み込みなど、細部までカスタマイズ可能です。
洗面所の事例はこちらでご紹介しています。
洗面所のマンションリノベーション費用について詳しくはこちら
マンションリノベーションの費用について詳しくはこちら
洗面所のリノベーション注意点
洗面所のリノベーションの際には、以下の点に注意しましょう。
- 洗面台の幅や奥行き、高さ
- 収納の使いやすさ …など
洗面台の設置場所やサイズは、洗面所全体の使い勝手を左右する重要なポイントです。洗面所には洗濯機を併設するケースが多く、洗濯機のサイズや設置場所とのバランスを考慮する必要があります。たとえば、洗面台と洗濯機の間に不自然な隙間ができると、スペースが無駄になり、掃除がしづらくなります。さらに、動線が悪くなることで、日々の使い勝手が悪くなる場合もあります。
また、収納スペースの確保も洗面所リノベーションでは重要なポイントです。洗剤やタオルなどのストック品がすっきり収まる収納があれば、散らかりを防ぎ、洗面所全体が整理された印象になります。
さらに、洗面所を含む水回り全体のリノベーションでは、以下の点にも注意が必要です。
- 管理規約による移動の制限
- 配管の場所による移動の制限
- 排水勾配の確保
- 追加工事が必要になる場合も
上記の注意点については、水回りのリノベーションについて詳しく解説したこちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
マンションリノベーションの注意点について詳しくはこちら
洗面所のリノベーションの工期について詳しくはこちら
三井デザインテックでは、使い勝手とデザインにこだわったトイレのリノベーションをご提案しています。豊富なマンションリノベーションの実績を活かし、お客様の理想を形にするプランニングをお届けします。
「より使いやすく、すっきりとしたトイレにしたい」「デザインも大切にしたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。専門スタッフが、お客様の理想を実現するプランをご提案します。
洗面所のリノベーション事例

斬新なデザインが特徴の洗面台です。天井まで届く大きな鏡の横にライン照明を仕込み、手元を明るく照らします。機能性とデザイン性を兼ね備え、洗面空間全体に高級感を演出しました。

ホテルライクな洗面空間を実現した事例です。洗面カウンターには上質な天板と収納扉を採用し、三面鏡の上部に設けた間接照明が、ホテルのパウダールームのような空間を演出します。

木の温かみを活かしたデザインの洗面台が特徴です。壁には、空間全体に調和するようセレクトしたモザイクタイルを設えました。さらに、鏡の上部に間接照明を設けることで、周囲を明るく照らしながら洗練された雰囲気を演出しています。

洗面台には濃いブラウンのタイルを採用し、落ち着いた雰囲気を演出。ゴールドの水栓と照明が空間のアクセントとなり、高級感と洗練されたデザインを際立たせています。

収納扉を兼ねた大きな鏡や、洗面台下の大容量の引き出し収納を備え、実用性に優れたデザインが特徴の洗面台です。清掃が容易なタイルを採用することで、日常の手入れが簡単になりました。

洗面台は、厚みのある天板を採用し、重厚感のあるデザインに仕上げました。洗面室と浴室には同じタイルを使用し、一体感のある空間を演出しています。

海外のホテルを思わせるデザインを実現するため、特注のL型洗面台を造作しました。カウンターの上部には全面鏡を配し、空間に広がりをもたせる工夫が施されています。洗練された雰囲気が漂う、上質な洗面スペースに仕上がりました。

デザイン性の高い洗面ボウルが、リゾートホテルのような高級感とゆとりを演出しています。照明を仕込んだ鏡が空間全体を柔らかく照らし、上質な雰囲気を加えています。

洗面台のキャビネット周りには透明感のあるガラスモザイクタイルを施し、間接照明を組み合わせることで明るさと上質感をプラスしました。壁には石目調タイルを採用。自然な風合いを加えたデザインが特徴です。

洗面ボウルや鏡に合わせてキャビネットを造作し、使いやすさとデザイン性を両立した洗面台です。壁にはツヤなしの白いタイルを採用し、シンプルで清潔感のある仕上がりにしています。

明るく清潔感のあるデザインが特徴の洗面台です。ダストボックスを引き出し内に収納することで、見た目をすっきりと整えました。
マンションリノベーションを検討する際の注意点
マンションリノベーションでは実現できること、できないことがあり、計画を立てる前に確認しておきましょう。

実現できる(自由度が高い)
- 内装を変更する
- コンセントの数を増やす
- 断熱性を上げる
実現できる(制約がある)
- キッチンなど水回り設備を移動する
- 間取りを変更する
- 床暖房を設置する
- 床材を変更する
実現できない
- パイプスペース(給排水管、ガス配管、電気配線など)
- サッシを交換する(勝手に複層ガラス用サッシに変更できない)
- 耐震性を上げる(耐震補強は住戸単位ではできない)
- 玄関ドアを変更する(共用部分であるため変更できない)
さらに、マンションリノベーションを検討する前に確認しておきたい4つの重要ポイントをご紹介します。
1.希望の間取りへ変更できないことも
マンションには主に以下2つの構造タイプがあります。建物の構造によっては、マンションリノベーションで間取りを自由に変更できないこともあります。
ラーメン構造

ラーメン構造は、柱や梁(はり)が主体で建物を支える構造です。間仕切り壁を取り外して、比較的自由に間取りを変更できます。しかし、構造躯体(柱や梁)を壊すことはできません。
- ラーメン構造では、柱や梁が重要な役割を果たしているため、これらの構造躯体を変更できません。
- 柱や梁の位置によって、間取り変更後の部屋の形状や配置に制約が生じることがあります。
- 間取り変更時には、柱や梁の配置に合わせた工夫や補強が必要となる場合があります。
壁式構造

壁式構造は、壁で建物を支える構造です。室内に撤去できない壁が残るため、間取り変更には壁の位置変更や撤去に制約があります。
- 壁式構造では、壁が建物の耐力を担っているため、壁の位置変更や撤去には注意が必要です。
- 壁の配置や強度によって、間取り変更の自由度が制約されます。
- 間取り変更の際には、壁の位置変更にともなう構造上の影響や安全性の確保に配慮が必要です。
マンションの構造が分からない場合は、担当者に相談して現地調査を実施しましょう。
2.配管の場所によって、水回りの移動が制限される
キッチンやユニットバスなど水回りのリノベーションでは、床の構造や配管の通り道によって、水回りを移動できる範囲、自由度が大きく異なります。
床の構造が二重床であり、給排水管が床スラブ(コンクリートの床)の上を通っている場合、水回りの移動は比較的自由に行えます。二重床によって配管が覆われており、床下には十分なスペースがあるため、給排水管の移動が可能です。また、床下の空間には排水のための勾配が必要ですが、床下の高さにゆとりがあるほど水回りの移動範囲も広がります。

一方、直床(床スラブ貫通配管)構造では、給排水管を移動できるスペースが存在せず、水回りの移動が大きく制限されます。直床構造では、床スラブに配管が埋め込まれており、そのために配管の移動が難しくなります。

つまり、床の構造や配管の通り道によって、水回りを移動できる範囲が大きく異なります。
配管の位置は調査が必要な場合もありますので、早めに調査を依頼しましょう。
3.マンション管理規約を事前にチェック
マンション管理組合の定める規約により、リノベーションが制約される場合もあります。そのため、マンション管理規約をあらかじめチェックしておくことをおすすめします。マンション管理規約の内容に不安がある場合は、担当者へ相談してみましょう。
4.売却時の資産価値が下がることも
マンションリノベーションは資産価値を高められますが、極端に個性的なリノベーションは、マンション売却時の資産価値が下がる可能性もあります。
リノベーションによりマンションの資産価値を高めたい場合は、リノベーションの担当者と相談しながら計画することをおすすめします。
マンションリノベーションでできること・できないことについて、こちらのページで詳しく解説しています。
マンションリノベーションの流れ
1.理想のデザイン・間取りのイメージを決める

以下の資料を活用しながら、実現したい生活イメージ、リノベーションの間取り、デザインを決めていきましょう。まずは情報収集のために、資料やカタログを取り寄せてみたり、相談をされたりすることをおすすめします。ショールームを見学するのもおすすめです。
2.マンションリノベーションの時期・工事期間を確認する

リノベーションを実施する時期を想定し、実際に工事にはどのくらいの期間がかかるのかを確認しましょう。並行して、施工期間中の仮住まいをどうするのかについても調べておきましょう。三井デザインテックでは仮住まいについてもサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
3.費用を調べて予算を決める

まずは、リノベーションに必要な費用を調べながら、希望予算を決めましょう。実際の事例を見るうちに「あれもいいな」「これも入れたいな」とやりたいことはどんどん増え、予算よりも膨らんでしまう傾向にあります。最初にまず大まかな予算を決めておきましょう。
次に、実現したいマンションリノベーションの費用相場を調べてみましょう。費用相場を確認することで、予算の範囲内でどのようなリノベーションプランを実現できるのか、イメージをつけやすくなります。
また、資金計画も重要です。資金計画を立てる時には、マンションリノベーションに利用できる補助金、必要な税金手続きや住宅ローンなども調べておきましょう。
4.実現したいイメージを伝え、見積もりを依頼する

マンションリノベーションの実際の費用は、マンションの特性によっては相場と異なる場合もあります。実際に見積りを確認するまで明確な費用は分かりませんので、早めに見積りを依頼しましょう。
担当者が決まったら、補助金やローンについても相談できますので、リノベーションを検討し始めたらまずは一度相談してみることをおすすめします。
ご相談から、現地調査・お打合せ、ご契約、工事・検査、お引渡しなどの流れについては、こちらのページをご覧ください。
マンションリノベーション・リフォームをトータルでサポートいたします
マンションリノベーションをご検討の方は、ぜひ三井デザインテックへご相談ください。リノベーションにかかわるデザイン・間取りタイプ、予算・費用、工事など、さまざまなご要望をトータルでサポートいたします。
三井デザインテックが選ばれる理由
1. 理想を実現する優れたデザイン力
三井デザインテックは、ホテルやオフィスなどの公共空間、マンションや戸建てなどの住空間など、さまざまな空間の設計デザインを手がけています。
住空間に関しては、理想のデザインを生み出す設計担当リフォームプランナーが約150名在籍し、お客様の理想のリノベーションを実現いたします。
2. 経験豊富な専門スタッフによるプロジェクトチーム制
三井デザインテックは、お客様のマンションリノベーションをプロジェクトチームでサポートします。企画・営業担当、リフォームプランナー、施工・品質担当、その他専門スタッフが連携して、理想のマンションリノベーションを実現します。
3. 充実の保証・アフターサービス
三井デザインテックでは安心の保証・アフターサービスをご用意しています。最長2年の保証制度、定期アフターメンテナンスサービス、24時間コールセンター窓口対応など、リノベーション後も安心してお住まいいただくためのサービスを充実させています。
4. 三井不動産グループの連携力
三井デザインテックでは、中古物件探し、各種リフォームローンなどで三井不動産グループと連携して、お客様のリフォームのご要望にお応えいたします。
2025.02.17時点の情報です