廊下をなくし個室を減らして、広々とした機能的なオープンスペースをつくる
お施主様は新築時に入居したマンションを、9年目に初めてリノベーションされました。ポストに三井のリフォームのチラシが入っており、相談会に参加したことがきっかけです。リフォームプランナーが提案したいくつかのプランの中から、最も変化のあった案をご選択されました。デザイン・家具選び・オブジェの配置なども、打合せの中で全体のバランスをみながらまとめていきました。
お客様のご要望・リフォームポイント
- 自然光が届く解放感あふれる空間
- フルオープンのカウンターキッチン
- モノトーン
- メタルタッチ
- アクセントウォール
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リビング/ダイニング
リノベーションの前は、ソファから手前は独立した洋室でしたが、南側のダイニングとの間の間仕切り壁を撤去することで大きなリビングダイニングとなりました。ダイニングテーブルの右側にはオープンキッチンのカウンターがあり、大きな窓から自然光が奥まで届く、開放感あふれる空間となりました。
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キッチン
フルオープンのカウンターを並行に配したキッチン。キッチンカウンターの奥行きは、リノベーション前とほぼ同じ95cmとすることでゆったりと使いやすく、背面(写真左側)の作業カウンターは奥行き45cm、長さ5.5mのゆとりのあるスペースとなりました。この長いカウンターの下はすべて食器の収納場所となっています。冷蔵庫や調理家電はスッキリ収め、ダイニング側からは見えないように工夫されています。
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玄関&ホール
リビング側から見た玄関ホールです。明るいグレーとベージュで落ち着いた空間として設え、正面の大きな壁面には、素材感のある抽象画を掛けることで印象的な雰囲気となりました。この絵はリビングの黒の抽象画と対になっており、ダイニングの大きな鏡とともに、家具メーカーでプランナーと相談して決定しました。
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収納/玄関&ホール
スッキリ広々とした玄関ホール。床は石調の大判タイル。クローゼットとホールを隔てる壁には、リビングのアクセント・ウォールで使用したタイルの色違いを採用しています。室内の統一感を出しつつ、空間に重厚感を演出。ホールとリビングとの間は、天井までの1枚ガラスの扉とすることで、空間に広がりを加えました。
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トイレ
リビング・ダイニングとはガラっとイメージを変えたトイレのインテリア。便器をブラックにすることで、モノトーン、メタルタッチの空間となりました。光沢のある乱尺タイルに塗装仕上げの壁と天井。便器上の間接照明が、シャープで豪華な雰囲気を演出します。左側の手洗いカウンターは、新設して空間に変化とゆとりをもたらしました。
間取り図
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リフォームプランナー掛川 美穂
お施主様のお話を聞き、プランを3パターンご提案しました。決定したプランは、単に個室をなくしてオープンスペースを大きくするだけでなく、キッチンの配置をダイナミックに変えることで、広々とした空間を確保したものです。リビングのアクセント・ウォールは、モデルルームを見学した時にお施主様が気に入ったタイルの色違いを使用しました。玄関ホールにもアクセント・ウォールを貼ることで統一感を演出しています。また、夜間の雰囲気も楽しめるよう空間全体に間接照明を設けました。
2024.09.05公開