三井デザインテック

居⼼地の良さと快適性が住まいの愛着を育むキッチン

お施主様ご夫婦が⻑く住むなかで、⾃分たちの暮らし⽅に合わせたより快適な住まいを求めてフルスケルトンでリノベーションを実施した事例です。特に、既存ではクローズドな印象だったキッチンをオープンにし、リビングやダイニングとつながる暮らしの中⼼となる場所として計画。空間全体をホテルライクな上質感のあるモノトーンの仕上げでまとめつつ、収納の容量、家電などの納まりといった機能性を⾼め、⽬で⾒て、使って、より快適で居⼼地の良い住まいが広がっています。

Data

所在地
東京都調布市
家族構成
夫婦
構造
RC造
延床面積
75.57 ㎡
施工面積
75.57 ㎡
築年数
10年
施工内容
フルスケルトン
改装後間取り
1LDK
完成年
2022年
費用
2850万円
2024.11.14公開

お客様のご要望・リフォームポイント

  • ⽇常⽣活を楽しく豊かにするシンボリックなキッチン
  • 上質感のある仕上げが⽣むホテルライクな空間
  • 機能的かつ⾒た⽬にも美しい収納
  • フルスケルトンにより実現した快適な動線

  • キッチン

    ⽇々を豊かにする美しく使いやすいオープンキッチン

    既存の壁を取り払い、広くオープンなレイアウトとなったキッチン空間。アイランド型の対⾯式であることに加え、表情のある天板や腰壁によって、象徴的で空間の主役となる存在感を放っています。

    ダイニング/キッチン

    住まいの様々な場所に魅⼒的なシーンを⽣むマテリアル

    インテリアは、ホテルライクなテイストを求め、床全⾯に⽩を基調としたタイルを貼ったことで、LDKに連続性と広がりを感じさせ、窓辺からの外光を受け⽌めつつ、空間全体に明るさと開放感をもたらしています。

    リビング/ダイニング/キッチン

    LDKは⽩い床や⼀部の壁に対して、キッチンカウンターやテレビ背⾯の壁の⿊がそれぞれの存在感を際⽴たせ、空間にリズムとアクセントを⽣み出しています。キッチンまわりには、キッチンで使うもの以外も納められるようにして、ダイニングやリビングを美しく保ちやすい収納⼒を確保しています。

    ダイニング/キッチン

    住み⼿の動線や快適性を突き詰めたレイアウト

    キッチンでは、ワイングラスや⾷材を保管するジャーを⾒せる形で、美しく収納できるつくりを求められました。オーブンを始めよく使う家電などを⼿が届きやすい⾼さに統⼀して配置して機能的に納めながら、様々にモノが並んでも空間全体に統⼀感が⽣まれるよう、仕上げはモノトーンのカラーでまとめています。

    洗面室

    ⽔回りでは、収納棚を間仕切りのように配置することで、空間を圧迫感なく区切りながら、タオルなど⽇常的に使うものをきれいに納めることができるスペースを各所に設けています。また、洗⾯台を2ボウルにしたことにより、時間と空間を効率的に使える洗面室となりました。

  • 浴室/トイレ

    お施主様ご夫婦が⽇常⽣活をよりストレスなく過ごせるよう、バスルームと洗⾯室は別々に配置するなど、フルスケルトンならではの⼤胆なレイアウト変更を実施しました。

  • 寝室

    機能性のなかに遊び⼼を取り⼊れたインテリアデザイン

    ゆったりとしたひとときを過ごすベッドルームでは、落ち着いたトーンの仕上げを⽤いながら、⾐類の収納まわりでクロスを貼り分け、空間のアクセントとなるようなシーンを演出しています。

  • 玄関&ホール

    居室だけでなく、⽞関や通路においても、⾼級感のあるモノトーンの仕上げでまとめ、住まいに⾜を踏み⼊れた瞬間からお施主様らしさを感じる空間を演出しています。

間取り図

BEFORE | 間取り図
AFTER | 間取り図

お施主様

初めは軽い気持ちでキッチンまわりをリノベーションしたいと思い、北参道のモデルルームを⾒学しにいきました。そこで初めて「フルスケルトンのリノベーション」というものがあることを知り、⾃由にリノベーションができることを教えてもらって、⾃邸でもそれを実施したいと考えました。元の空間は、壁で仕切られている居室が多く、⻑く住むうちに、もっとオープンにしたいと思っていたので、フルスケルトンがマッチすると思いました。テレビを⾒ながら料理をしたり、すぐ⼿が届く場所に必要なものを置けたりなど快適でありながら、使わないものをすべて収納できるつくりによって、キッチンをとても美しく⾒せることができ、お気に⼊りの場所が出来上がってとても満⾜しています。

  • リフォームプランナー佐藤 直⼦

    計画の当初から、「オープンなキッチン」「⼤きなLDK」「⼤容量の収納」という明確なご要望があったため、その要素をもとに、5、6パターンのイメージをご提案し、お施主様の好みに合うデザインテイストを具体的に検討していきました。空間の機能性や使い⽅、過ごし⽅を様々に想定し、私⾃⾝も楽しみながらご提案をさせていただきました。特にキッチンの使いやすさやデザインについての思いをお持ちだったので、フルスケルトンであることを活かして、キッチンを中⼼に空間全体を組み⽴てています。また、家電や設備についても、お施主様の要望を可能な限り受け⽌めながら、いかに美しく納めていくかを⼤切にしています。

  • 営業担当⼿束 淳⼀

    お施主様が求めるデザインのテイスト、機能的なこだわりをしっかり汲み取りながら、それを無理なく実現できるよう、コスト⾯や建材の納期、スケジュールなどを考慮し、プランナーを始めとする製作チームですり合わせながら進⾏していきました。象徴的なデザインのキッチンや⾼級感のある仕上げなど、オリジナリティのある空間ですが、お施主様が求める要素をしっかりと表現できたことで、「飽きがこない」というお⾔葉と共に⼤切に住んでいただいていることをお聞きして、とても嬉しく思っています。表⾯的な美しさだけでなく、お施主様の暮らし⽅、過ごし⽅を踏まえて取り組むことが、⻑く愛される住まいづくりに⼤切だということを改めて実感しています。

2024.11.14公開

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