歳月を継ぐクラシカルな邸宅。文京の歴史と文化に呼応するセカンドハウス。
クラシカルな邸宅が持つ重厚な意匠を活かしながら、現代の生活に求められる性能を等身大に重ね合わせる。文京区という歴史ある地に建つ、318㎡の住まいを全面改装で刷新したセカンドハウスの事例です。マントルピースを備えた暖炉やステンドグラス、バーカウンターといった既存の意匠は、オーナーの美意識に沿って丁寧に再構成。一方で、空調、遮音、床暖房などの住宅性能はすべて最新のものへと更新し、二拠点生活を支える確かな基盤を整えました。お仕事で使用するスタジオや書斎、家族で共有するライブラリー、そして端正な和室。それぞれの空間が、独立した機能を持ちながらもひとつの邸宅として調和する。歳月を経た建築の中で、ご家族の時間が穏やかに流れていく住まいが完成しました。
お客様のご要望・リフォームポイント
- 邸宅に息づくクラシカルな意匠の継承
- 現代の快適な暮らしを支える、床暖房や空調などの設備計画
- ご家族それぞれの好きな時間を愉しむ、ひとりひとりの居場所
- 慣れ親しんだ暮らしはそのままに、気分を新たに仕事と向き合うセカンドハウス
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リビング歳月を重ねた邸宅の意匠に、いまの寛ぎを重ねたリビングルーム
当マンションが建築された当時に設えられたマントルピースを備えた暖炉を中心に、ヘリンボーン貼りのフロアー材と勾配天井がのびやかに広がるリビング。アルフレックスのソファや選び抜かれたアートが、クラシカルな空間に、いまの寛ぎを静かに重ねています。
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リビングマントルピースを備えた暖炉の上に飾られているのは、ご親族による絵画。複数の作品があるなかで、どこにどの一枚を飾るかを考え抜いて決められた、思い入れの深い設えです。
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リビングご主人様がこだわるオーディオは、両サイドのスピーカーのみを配置。アンプなどの機器は隣接するスタジオに集約することで、ノイズレスな佇まいを保っています。
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リビング/ダイニング床暖房の導入、遮音性の向上、水回りのバリアフリー化を目的に、床レベルを150mm上げて再構築。既存のバーカウンターは一度取り外し、リペアを施した後に、緻密な設計と技術で再設置しました。暖炉を囲む寛ぎからカウンターでの語らいまで、シーンが緩やかに呼応する空間へと整えています。
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リビング/ダイニング -
リビング/ダイニングピアノブラックのカウンターと、ガラスの透明な佇まい。それらがヘリンボーン貼りの床が持つ温かみと共鳴し、穏やかなコントラストを描き出します。クラシカルな意匠の良さをそのままに、静かな時間が流れるバーの趣を室内に醸成しました。
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ダイニング -
キッチンご家族の暮らしに寄り添う、明るく開かれたオーダーキッチン
クローズだったキッチンスペースをオープンスタイルへと再構築し、会話が弾む明るく開かれた空間へ。本宅でもご愛用されているクリナップ製のオーダーメイドキッチンを、セカンドハウスでも採用し、奥様の慣れ親しんだ使い勝手を、そのまま引き継ぎました。クラシカルなデザインの床材が白で統一した空間にリズムを与えています。
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キッチン -
ライブラリー書物そのものが意匠となり、穏やかな時間と新たな着想を育むライブラリー
建築やデザインを愛するご家族の蔵書のために、ディスプレイとなる本と、仕舞う本に分けて納められるようにAMATのシステム収納を設えたライブラリー。穏やかな時間も、新たな着想に出会う時間も、ご家族それぞれが思い思いに過ごせる居場所です。
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スタジオ奥様のお仕事や趣味のピアノ演奏のために整えたスタジオルーム。壁の防音性能を高める施工や、遮音性能の高いインナーサッシや防音ドア、アートのような壁面の吸音パネルを採用することで、音に真摯に向き合える場所に整えました。
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洋室ご子息のお部屋は、ダークウォルナット張りの床と奥行きがゆったりとしたI字型のデスクが、落ち着いて集中できる時間を支えています。趣味のゲームのために、多数の電源も確保。ガラス越しに広縁の景色を借景に、自然光と外の気配が室内をやさしく満たします。
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書斎複数のモニターを並べてお仕事をされるご主人様のために、カウンターの形状から座る位置までを緻密に設計した書斎。鮮やかな赤のカーペットと重厚な造作が、集中して向き合うひと時にふさわしい佇まいを保っています。
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和室心と身体を整える時間のための、邸宅にしつらえた和室
心と身体を整える時間のために、邸宅の一角に新しく設えた和室。日々の喧騒からそっと離れて、文京の歴史と響き合う和のクラシカルな佇まいに包まれる、心まで洗われるような贅沢なひと時が広がります。壁と建具がやわらかな曲線で繋がるデザインに、お施主様が選び抜かれたアートが、静謐な時間を支えています。
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主寝室お施主様の眠りの時間に、邸宅の優美な趣がそっと寄り添う主寝室。淡いグリーンを基調としたボタニカル柄のクロスが、シンプルな空間にやさしいリズムを添えています。アーチ状の広々とした窓から差し込む光と、勾配天井ののびやかさが、目覚めのひと時を心地よく満たしてくれます。
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洗面所/浴室 -
浴室坪庭の借景とともに、上質なくつろぎを演出するサニタリー
洗面所と脱衣所を抜けると、坪庭の景色を望む浴室が広がります。日中の喧騒から離れ、くつろぎの時間を迎える動線が、邸宅の中にやさしく描かれています。本宅でも採用しているオーバーヘッドシャワー、ニッコー製のユニットバスをそのまま引き継ぎ、慣れ親しんだ設えが身も心も解きほぐし、おだやかな時間をさらに上質なものにしています。
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ゲストトイレ -
玄関ホール邸宅の入口にふさわしい風格をたたえた玄関ホール。床面の段差をゆるやかな式台でつなぎ、奥へとつづく期待感を静かに高めます。元のドアに据えられていたエレガントなステンドグラスは、今回の計画で再利用しました。歳月の記憶をやさしい彩りへと変えています。
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玄関ホール
間取り図
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リフォームプランナー中村 美佳子
今回、設計に携わった住戸は、一戸建てのように一つ一つこだわった設備や意匠で造られており、リノベーション前も、贅沢な設えと美しいクラシカルな意匠が印象的でした。それらを大切に残しつつ、現代の暮らしに必要なインフラ設備を更新し、快適な暮らしを支える計画を一から組み上げました。15cmの床上が必要になりましたが、緻密な設備計画と意匠設計の検討により、この住戸ならではの天井の伸びやかさも実現しました。お施主様お二人のご要望に向き合いながら、設備と意匠を妥協なく重ねていく、それが今回のプロジェクトで最もこだわった点です。完成した住まいで、ご家族がそれぞれの時間をやさしく過ごされる様子を想いながら、お引渡しの日を迎えることができました。
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営業担当前橋 夏帆
長期にわたり、何度も打ち合わせを重ねたプロジェクトでした。お施主様の確かなご指針が初期の段階から明確で、それを実現するためには社内外の関係者との緻密な連携が欠かせませんでした。スタッフひとりひとりの専門性を活かし、お施主様のご要望にお応えできるチームを作っていくこと。それが営業担当としての役割でした。お引き渡しの際、新しい住まいに足を踏み入れたご家族皆様が、心からの感動と喜びを表してくださったお姿は、これまで重ねてきた打ち合わせのすべてが報われる、何にも代えがたい光景として心に残っています。「多くの人が関わっていましたが、ひとつのプロジェクトチームとして対応してくれて、素晴らしい住まいになりました。」とのお言葉までいただき、私たちこそ心から感謝の気持ちでいっぱいになる瞬間となりました。
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企画担当森 翠
比較的タイトなスケジュール感で進めた、大きなプロジェクトでした。ご家族にとっての特別な日までに、必ずお引き渡しまで完了させるべく、工程と提案のひとつひとつを組み立てていきました。お施主様のお住まいへの真っすぐな思いを受け止め、それを形にしていく過程で、ご家族とチームの想いも少しずつ重なってまいりました。完成までのプロセスと感動をお施主様やスタッフと共有できたことが何よりの喜びです。
2026.06.02公開

