マンションリノベーションの目的は、快適で自分好みの居住空間を実現することです。
室内の断熱性能や遮音性能を向上させる、スマートホーム化やバリアフリー化を行うなど、住まいの機能・性能を向上させることで、生活の質は大きく向上します。例えば、断熱性能を高めれば、夏は涼しく冬は暖かく過ごせるようになります。スマートホーム化すれば家電操作が便利になり、家事の時短や使用電力の削減により節約が可能になります。また、バリアフリー化すれば高齢者にもやさしい住環境が整います。
また、一から間取りを作り直し、室内の雰囲気を自分好みのデザイン(意匠)に作り変えることも可能です。例えば、憧れのホテルのような佇まいにする、落ち着いたカフェのような雰囲気の室内にする、というように、デザインにこだわって憧れの空間を実現することもできます。
目的がどちらの方向であるにせよ、年数を経たマンションでも、リノベーションによって快適な居住空間に作り変えることができます。リノベーションは、理想のライフスタイルを実現するための絶好の手段であり、機会なのです。そこで今回は、目的別に様々な可能性や選択肢、マンションリノベーションに取り組む際のポイント(注意点)について、詳しくご紹介します。
壁を壊して間取りを変えたい、収納を増やしたいー使いやすさや快適さを上げたい
マンションリノベーションの主な目的の一つとして、「間取りの変更」が挙げられます。
長期間にわたってマンションで生活を続けていると、購入時の間取りでは不便を感じるようになることもあります。例えば、子どもが成長したり、子どもたちが巣立って夫婦だけの生活になったり、または仕事を引退したことで家で過ごす時間が増えたりと、ライフステージの変化とともに住まい方も変わり、住居に求めるものも変わっていくからです。家族構成の変化に伴い、プライバシーが確保された子供部屋にする、和室をなくして一体の空間とすることで、1日の多くを過ごすことになるLDKを広い空間にする、といった間取りの変更を施せば、暮らしやすさや快適さが向上します。
ただし、間取りを部分的に変更する場合には、ある程度の制約が生じる場合があります。例えば、「この部分を壊すなら、この部分にも手を加えなければならない」「この部分だけ変更すると、床の高さがずれて段差ができてしまう」ということがあります。特段の制約を受けず一から自由に設計したいのであれば、スケルトンリノベーションという方法を選択することになります。
スケルトンリノベーションは、コンクリートの躯体だけを残して全てを刷新するため、水回りの位置を移動させたりなど、設計の自由度が増します。スケルトンリノベーションであれば、これまで住み慣れたマンションをまるで新しい住居のように生まれ変わらせることができます。希望の間取りを実現するには、大規模なスケルトンリノベーションを施す必要があるかどうかを事前に把握した上で、高価な費用を伴う工事を行うかどうかの決断を下すことが重要です。
キッチンやバスルームなどの水回りを中心に機能性を上げたい
キッチンやバスルームなどの水回りのリノベーションは、機能性を大幅に向上させることが目的です。使いやすさや収納を重視したダイニングキッチンにリノベーションすることで、人気のペニンシュラ型キッチン、アイランド型キッチンの導入、パントリーなどの収納スペースの増設が可能です。さらに、キッチンとダイニングの壁を取り払い、LDKを一つの空間にすることで、キッチンで家事をしながらリビングに居る家族に目が届きやすくなるというメリットもあります。
あるいは、最新式の設備を導入することで、トイレ、浴室、洗面の機能性が向上し、浴槽につかりながら窓外の景色を楽しめるビューバスに変更することもできます。これにより、日常生活がより快適で便利になるのです。
つまり、水回りのリノベーションは、生活の質を大幅に向上させる絶好の手段です。以下では、水回りのリノベーションを施す際の注意点を詳しく紹介します。
マンションの状況によって、水回りの移動が制限される
水回りの移動は、マンションの構造や管理規約により、制限されることがあります。床の構造が二重床で、給排水管のパイプが床スラブ(コンクリートの床)の上を通っていれば、ある程度の水回りの移動が可能です。
床下の空間には排水のための勾配が必要ですが、床下の高さにゆとりがあれば水回りの移動範囲が広くなります。直床(床スラブ貫通配管)構造では、給排水管を移動できる空間がなく、水回りの移動が制限されます。
水回りの移動を希望する場合は、できるだけ早い段階で施工会社に実地調査を依頼し、どこまでのリノベーションが可能かを確認することが重要です。
水回り以外にも、マンションリノベーションには、実現できること、できないことがあります。下図をご参考に、計画を立てる前にしっかりと確認しておきましょう。
△ キッチンなど水まわり設備を移動する
十分な排水勾配をとれる範囲に移動距離が限られる。配管が階下の住戸の天井にある場合はできない
◯ 内装を変更する
壁・天井の張り替えや塗装は自由に行うことができる。また、室内ドアなどの建具交換も自由
◯ 断熱性をあげる
内窓を設けて窓の断熱性を上げる、壁や天井の内側に断熱材を充填して断熱性を上げることも可能
△ 間取りを変更する
間取り変更は自由。天井板を外して高さを上げられることも。ただし壁式構造は外せない壁がある
✕ サッシを交換する
サッシは住戸に付随していても共用部分。勝手に複層ガラス用サッシなどに交換することはできない
✕ 玄関ドアを交換する
共用部分なので交換も外側の塗装もできない。室内側の塗装はできる。錠交換は管理組合に確認を
✕ パイプスペースを移動する
各住戸への給排水管、ガス配管、電気配線などは共用の配管スペースなので、移動できない
◯ コンセントの数を増やす
住戸内の電気配線をやり直せるので、数を増やしたり、位置の移動はできる。スイッチの交換も可能
△ 床材を変更する
管理規約によって遮音性に基準が設けられている場合は、床材の選択や施工方法に工夫がいる
△ 床暖房を設置する
マンション全体のガスまたは電気容量に制約されるので管理組合に確認を。床の高さが若干上がる
✕ 耐震性を上げる
耐震補強はマンション全体にかかわることなので住戸単位ではできない。棟全体で行う場合は可能
おしゃれでモダンな居住空間にしたい
おしゃれでモダンな居住空間にリノベーションすることで、生活スタイルを劇的に変えることができます。例えば、憧れのデザインを取り入れることで、住まいが一層魅力的になり、日々の生活がより楽しくなります。 具体的には、モダンスタイルや北欧スタイル、高級感のあるホテルライクスタイルなど、多様なデザインがあります。これらのスタイルを取り入れることで、個性的で洗練された空間を実現できます。 おしゃれな居住空間のリノベーションは、理想の生活を手に入れるための重要なステップです。施工会社には具体的なイメージをしっかりと伝え、「思っていたのとは全然違った」という結果を避けるために、十分なコミュニケーションを取りましょう。以下では、おしゃれなスタイルへのリノベーションについて、タイプ別に詳しくご紹介します。
現代性を取り入れたモダンスタイル
現代性を取り入れたモダンなスタイルはシンプルで清潔な印象を与えてくれます。シックな家具や装飾品をレイアウトすれば、すっきりとした空間が実現します。
高級感のあるホテルライクスタイル
ホテルのようなラグジュアリー感あふれるホテルライクなスタイルも人気です。大理石、装飾ガラスなどの高級素材を、床材や家具、照明器具などに取り入れることでエレガントな雰囲気を演出できます。
女性に人気の北欧スタイル
北欧スタイルは、その温かみのあるデザインから、女性に人気があるスタイルです。無垢材を使った家具やフローリング、柔らかなファブリックやラグを使用することで、まるで北欧で暮らしているような居心地の良い空間が誕生します。
自然と調和したナチュラルスタイル
暮らしにさまざまな自然の温もりを取り入れるのがナチュラルスタイルです。自然色を基調に、フローリングや扉を木目調にしたり、自然素材の家具を配置したりすることで温もりのある居住空間に。
くつろげる和モダンスタイル
日本の伝統的な要素とモダンなデザインを組み合わせたものが和モダンスタイルです。和の素材と和とは対極な無機質な素材を合わせることで、落ち着きのある、あじわい深い空間を演出できます。
落ち着いた雰囲気の木目調スタイル
木目を活かして、ナチュラルでありながら落ち着いた雰囲気に仕上げるのがウォールナット調です。この写真の例では、床だけでなく、天井やキッチンまわりも木目調に統一した点が特徴的です。一番大きな梁をキッチンの天井と合わせて木目にし、そのほかの小さい梁は白にすることで、ナチュラルでウッディーな空間に仕上がっています。
フルリノベーションでおしゃれでモダンな空間を実現するためのポイント
フルリノベーションでは、以上のような好みのスタイルに合わせた住まいが実現できます。まずはインテリア雑誌やウェブサイト、SNS、インテリアショップを参考に理想のスタイルを探してください。間取りをどうするか、建具は何を使うかなど、具体的なイメージが浮かんだら、実際にショールームを見学することをおすすめします。そして、「こんな空間にしたい」という、できるだけ具体的なイメージをリノベーション会社の担当者に伝えましょう。
書斎・プライベートスペース、ホームオフィスがほしい
書斎やワークスペース(仕事部屋)は、完全個室(クローズタイプ)と開放型(オープンタイプ)とがあります。完全個室の書斎は完全に集中して仕事に取り組める一方で、開放型の書斎では家族の気配を感じながら仕事に取り組めます。
完全個室の場合は、ただ個室にするだけでなく防音機能を備えることで、「仕事に集中できる」ようにしたリノベーション例も見られます。また、開放型でLDKの一角に設けられたワークスペースは、キッチンでの家事と並行して仕事することを目的としています。
完全個室にするか開放型にするかは、そのスペースを使用する方の希望に沿ってしっかり検討する必要があります。完成した後に、「このスペースでは働きづらい」と後悔することのないようにしたいものです。また、スペースの周辺にはコンセントをできるだけ多く設置し、個室の場合は空調にも配慮した設計にしましょう。
ホームシアター、オーディオルームをつくりたい
理想の住空間の条件として「趣味を極める、堪能できる」空間を挙げる方も多いのではないでしょうか。映像作品をゆったりとリラックスしながら鑑賞できるホームシアター、そして好きな音楽に心ゆくまで浸れるオーディオルームは、「リノベーションで創造することができる趣味空間」の代表例と言えます。
ただし、そのような空間を設ける前に検討すべきポイントがいくつかあります。
ホームシアターを作るには
ホームシアターを設置するということはある程度の大画面のスクリーンを配置することになります。見やすく寛げる広さを確保する必要があるので、少なくとも天井までの高さは2.4m、広さは最低10畳はほしいところです。
プロジェクターには天吊り式と床置き式があります。それぞれで、TV台などの家具配置が異なってくるため、あらかじめどのようようなプロジェクターを設置するか決めておきましょう。
オーディオルームを作るには
音楽を聴いて楽しむためにはまずは、周囲の住戸や同じ住戸内でも家族に大きな音が伝わらないようにする防音対策を施す必要があります。壁の内部に遮音シートや吸音材を挟みこむ方法、また、戸外への音漏れを防ぐために、内窓を設置することも有効でしょう。
断熱(省エネ)性能を上げたい
断熱性能とは、外気の影響を極力抑え、屋内で快適な温度を保てるかを示す指標のことです。
角部屋は窓が多く、プライバシーを保ちやすいため人気があります。一方で、居住空間の二面が外壁(窓側)となって断熱性能が下がるため、外気の影響を受けやすくなります。
また、最上階は眺望の良さや上の階の足音などの影響がないという点で同じく人気ですが、天井側が直接外気に接していることから、下層階に比べると、冬は室温が下がりやすく、寒くなりがちです。
さらに、日当たりがあまり良くないマンション、築年数が古いためにもともと壁や窓の造りによって断熱性能が低いマンションも、断熱性能を上げるためのリノベーションを施すことによって、冬暖かく、夏涼しく過ごせるようになります。
マンションの断熱性能には1から7までの等級があります。2025年4月からは、新築マンションには等級4以上の性能を完備することが法律で義務化されますが、古いマンションの場合は断熱性能の等級が低いことも考えられます。
具体的に断熱性能を上げる方法としては、以下の2つが代表的です。
壁や床に断熱材を使用する
マンションの場合は、共用部分である建物の外側には個人の判断で手を加えることができないので、室内の壁や床に断熱材を入れることで断熱性能を向上させます。
内窓を設置する
マンションでは外窓に手を加えることができません。しかし、住人の専有部分となる内窓なら設置可能です。内窓の設置で断熱性能アップだけでなく、防音、さらには防犯対策にもなります。
なお、断熱工事の業者を決める際には、住戸の状況を的確に判断した上で断熱工事の計画を提案してくれる会社を選び、過去の実績などについても確認しておきましょう。また、断熱工事は国から補助金をもらえるケースがあるので、実績が豊富な会社であれば、対象となる補助金の有無などについて、アドバイスしてくれるでしょう。
防音対策をして屋内を静かに保てるようにしたい
共同住宅であるマンションでは、他の住戸からの音の影響をできるだけ抑えて静かに過ごしたいと思う一方で、自分の住戸から出る音も他の住戸に響かせないように対策を施したいものです。一度、騒音問題が持ち上がれば、良好だった隣人との関係が一気に悪化してしまう恐れもあるため、快適性の追求だけでなく、防音は配慮すべきポイントになります。
遮音性能を高めるには、戸境壁の間の空間に遮音シートや吸音材を挟みこむ手法が一般的です。また、自分たちの足音を軽減したい場合は、フローリングの床を遮音等級の高いフローリング材に入れ替えるという方法があります。
フローリングに関してはマンションの管理組合によって細かく取り決められていることがあるので、床材の交換の際には、事前に問い合わせて、できることとできないことを明らかにしておきましょう。
床暖房を導入したい
新築マンションでは、床暖房が標準装備の物件も珍しくありません。しかし、築年数が経過している中古マンションなどで床暖房が装備されていない場合、後付けで床暖房を設置したいと希望する方が多いようです。
床暖房は、部屋全体が温かくなる、エアコンやファンヒーターのようにハウスダストが舞うことがなく室内の空気を清浄に保てる、肌が乾燥しにくいといったメリットがあります。さらに、室内にCO2の発生源がないため、換気にあまり気を使わなくてもよいという利点もあります。脱衣所などにも床暖房を設置することで、ヒートショック対策にも有効です。
床暖房には、ガスを使用する温水式床暖房と電気を使用する電気式床暖房の2種類があります。このような床暖房をリノベーションで導入する際の注意点とはどのようなものでしょうか。
管理規約で床材が変更できるかを確認する
マンションの管理規約によっては床材の変更に規制があるところもあります。フローリング材の使用を許可している場合でも、床暖房対応のフローリング材を使用できるかを事前に確認する必要があります。
ガス容量や電気容量が不足しないか確認する
マンションの各戸ごとのガスや電気の使用量の上限が定められている場合があるため、ガス、電気共に床暖房を導入してもその容量を超えないかを事前に確認することが必須となります。
バリアフリーにしたい
要介護でなくても、年齢を重ねるとともに、室内でもできるだけバリアフリーにしておけば安心です。リノベーションによるバリアフリー化の代表的な工事は、段差の解消と手すりの設置、開き戸から引き戸への変更です。転倒防止策として、滑りにくい床材の導入も考えられます。家の中での車椅子での移動を視野に入れた場合は、廊下の幅を広げる必要があります。同時に、トイレ自体のスペースも拡張する工事を施すことになります。さらには寝室とトイレの距離を近くするなど、間取りの変更を検討する方もいるかもしれません。
バリアフリー化のリノベーション時の注意点としては、対象者の健康状態とこれからどのような状況を迎える可能性があるかを想定して、包括的かつ長期的な計画を立てる必要があるという点です。リノベーションには高額な費用がかかること、また工事のやり直しは避けるべきという点から考慮すると、「とりあえずこれだけでも」といった暫定的なリノベ内容にすると後悔につながりかねません。
また、リノベ後は、共に暮らす家族にとっても生活しやすい空間にすることが前提です。その工事を施すことで他の家族メンバーにとって不便な点はないかも慎重に検討して、家族全員にとって安全、便利な居住空間になるように、プロのリノベーション会社からアドバイスをもらうようにしましょう。
ペットにとっても快適な室内にしたい
リノベーションの目的を聞かれて、「大切な家族であるペットにとっての快適な室内作り」と答える方もいるでしょう。室内で飼うペットの代表例として考えられるのは犬、猫、うさぎなどですが、それらの動物の負担を軽減する空間にするためには、次のようなリノベーション工事が考えられます。
床材や壁材を交換する
床材でペットの足腰の負担を減らすことができます。また、猫は高いところに登るのが好きな性質があるため、キャットステップを取り付けることもおすすめです。さらに、傷が目立たない壁紙(クロス)を導入したり、匂い対策として消臭機能がある壁紙(クロス)を選んで匂い対策をするといった工夫もできます。
ペット専用の空間を造る
ペットの好きな物を配置したペットの専用部屋を造ったり、バルコニー部分をペットの遊び場に改造したりなど、犬や猫にとって自由度が高いスペースをリノベーションで新たに設けることもできます。さらに、犬や猫専用のドアを設けて室内を自由に行き来できるルートを確保してあげることも検討してはいかがでしょう。
スマートホーム化(照明、暖房、セキュリティシステムなどを自動化)したい
スマホとインターネットの普及によって、現在、自宅をスマート化する傾向に拍車がかかっています。さらに、ここ近年、大きく飛躍しているIT技術が、スマート化に使用されるIoT機器の充実に貢献しています。まず、自宅のスマート化のメリットには、家電を外出先から操作できて便利に暮らせる、エネルギーの効率的な使用で省エネを実現できる、家事の時短で他のことに時間を使えるようになるといったことが挙げられます。スマホさえ携帯していれば、家の中のスイッチのオンオフが自由になり、留守番している子どもの様子を手元で確認することもできるのです。
一方で、スマート化する際の注意点や導入によるデメリットも存在します。スマート化する際には自宅内のWi-Fi環境が万全である必要があるため、ネットワークの知識が豊富な業者にアドバイスを求めることになります。導入後は、近年問題となっているサイバーセキュリティー面でのリスクが生じます。サイバー攻撃の危険のリスクを少しでも下げるために、パスワード管理は厳重に行うようにしましょう。
マンションリノベーションを目的別に検討する際のポイント
マンションリノベーションは、生活の質を向上させるための重要な手段です。おしゃれでモダンな居住空間の実現から、ペットにやさしい環境づくり、スマートホーム化、断熱性能の向上、防音対策、バリアフリー化まで、多岐にわたる目的があります。それぞれの目的に応じた具体的なアイデアや工事のポイントをしっかりと理解し、リノベーション会社と詳細なコミュニケーションを取ることが成功の鍵です。自分たちのライフスタイルや家族のニーズに合った理想の住まいを実現するために、十分な情報収集と計画を行いましょう。リノベーションのプロとともに、一歩一歩理想の住空間へと近づいていってください。
ぜひお気軽にお問い合わせ、ご相談を
マンションリノベーションをご検討の方は、ぜひ三井デザインテックへご相談ください。リノベーションにかかわるデザイン・間取りタイプ、予算・費用、工事など、さまざまなご要望をトータルでサポートいたします。
【参考1】耐震性能を確保したい場合
築年数が古いマンションで居住されている方は、「リノベーションで耐震性能を確保したい」と希望されるかもしれません。中古マンションの場合は、築年によっては古い耐震基準が適用されている可能性があるからです。例えば、2024年時点で最新となる「新耐震基準」は、1981年に施行されたもので、1981年より前の物件に適用されているのが「旧耐震基準」。さらに1971年より前の物件は、「旧耐震基準」より古い「旧旧耐震基準」が適用されています。
新耐震基準と旧耐震基準の構造上の大きな違いは、鉄筋コンクリートの強度です。旧耐震基準の建物の鉄骨の量は、「新耐震基準」の建物の鉄骨の量より少なくなっています。
ただし、今後の地震に備えて古い築年数のマンションの耐震性を確保したいと思っても、各住戸別にその対策を施すことはできません。耐震補強工事はマンション全体で行う、高額な費用を要する大規模工事になります。希望の立地条件の中古マンションを購入して、リノベーションで耐震補強も含めた理想の住居を作ろうと思っている場合は、購入検討の時点で、そのマンションの建物の耐震性を十分に確認した上で購入を決断するようにしましょう。
【参考2】リフォームとリノベーションはどう違う?
同じ意味で用いられることが多い「リフォーム」と「リノベーション」ですが、実は明確な違いがあります。壊れている箇所や古くなった箇所を原状に戻すために修繕の目的で行われるのが「リフォーム」であるのに対して、「リノベーション」は、住空間全体を見直し、快適さや機能性を向上させ、住まいの質を高めることが目的です。
【参考】スケルトンリノベーションとは?
スケルトンリノベーションとは、マンション内部の専有部分を骨組みの状態まで解体し、新しい間取りや設備を施工するリノベーションの手法です。
この手法により、建物の構造といった既存の条件にある程度左右されつつも、理想に近い住空間の追求が可能です。しかも、住戸の内部は新築と同様の状態になります。ただし、工事の規模が大きくなるため費用が増え、工期もそれに応じて長くなる傾向にあります。また、工事中は仮住まいに一時的に住み替える必要が生じます。
三井デザインテックが選ばれる理由
1. 理想を実現する優れたデザイン力
三井デザインテックは、ホテルやオフィスなどの公共空間、マンションや戸建てなどの住空間など、さまざまな空間の設計デザインを手がけています。
住空間に関しては、理想のデザインを生み出す設計担当リフォームプランナーが約150名在籍し、お客様の理想のリノベーションを実現いたします。
2. 経験豊富な専門スタッフによるプロジェクトチーム制
三井デザインテックは、お客様のマンションリノベーションをプロジェクトチームでサポートします。企画・営業担当、リフォームプランナー、施工・品質担当、その他専門スタッフが連携して、理想のマンションリノベーションを実現します。
3. 充実の保証・アフターサービス
三井デザインテックでは安心の保証・アフターサービスをご用意しています。最長2年の保証制度、定期アフターメンテナンスサービス、24時間コールセンター窓口対応など、リノベーション後も安心してお住まいいただくためのサービスを充実させています。
4. 三井不動産グループの連携力
三井デザインテックでは、中古物件探し、各種リフォームローンなどで三井不動産グループと連携して、お客様のリフォームのご要望にお応えいたします。
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