三井デザインテック

保護猫たちとの生活をメインにした、猫にも人にもやさしい住まい

#マンションリノベーション#80~89㎡#11〜20年#2020年~#夫婦#3LDK#ナチュラル#シンプル#ペット

Data

構造
鉄筋コンクリート造
リフォーム面積
83.56㎡
延床面積
83.56㎡
築年数
15年
改装範囲
全面改修
家族構成
ご夫婦

以前は交通の便のよい都心に住んでいたお施主様ですが、コロナ禍でリモートの仕事が多くなり、住まいが都心にある必要性が感じられなくなったことと、保護猫を2匹引き取ったことがきっかけで、広々とした住まいを探し、条件があった中古マンションのリフォームを決めたそうです。
新しい住まいは、ご夫婦各々がリモートで仕事ができる個室をつくり、猫たちが暮らしやすく、お世話がしやすい家具や用具を備えたプランとしました。
リフォーム後は猫たちの目覚ましい行動力に驚く毎日で、お施主様は「いちばん喜んでいるのは猫たちかもしれない」と、日々の可愛らしいしぐさに目を細めていらっしゃいました。

猫たちが安全に楽しく過ごせることに配慮しつつ、明るく開放的なリビングダイニングになるよう計画しました。
大型テレビを掛けたリビングの壁面には、オリジナルのキャットウォークを取りつけました。カウンター下部には猫トイレと猫グッズの収納スペースとしました。
カウンター下部に設けた収納内には2匹分の猫用トイレが納まるよう計画しました。猫の出入り口を設け、トイレ本体が表に見えないようにしました。
リビングダイニングに面したキッチンは、大きなインナーサッシから自然光がはいり、明るく開放的なスペースになっています。出入り口の腰高の柵は、猫の侵入防止用に設えました。
リビングの隣には奥さまの仕事部屋を配置しました。キッチン同様に採光が十分にとれ、リビングダイニングにいる猫たちの様子を見ながら仕事をすることができます。
奥さまの仕事部屋。リビング側に面したインナーサッシはクリアガラスに、背景が気になる廊下側のインナーサッシは装飾ガラスとしました。
玄関脇のご主人の仕事部屋は、シンプルで都会的なホワイトのインテリアとしました。右側の壁一面には大容量のご主人専用収納スペースを設えました。
ベッドルームの窓はマンションの外廊下に面しているため、木製ルーバーを入れ、外からの視線を遮りつつ、風や光が通るようにしました。
奥さまの書斎と寝室の間に配した約4畳ほどのウォークインクローゼット。ハンガーパイプや引出しなど、機能性も重視しました。
キッチンと同色でまとめた洗面ユニット。リネン類や洗濯用品を置くための収納も設え、機能性も重視しました。
床は自然石を模したシートとし、他のお部屋とは少しニュアンスを変えた空間としました。

Before

After

担当者の声

リフォームプランナー®
安東 眞記子

猫2匹と一緒の生活が快適になるよう、猫の行動とご夫妻の希望する住まいのテイストが、破綻なく収まるようデザインしました。
たとえば、猫が爪研ぎしても大丈夫なように、手の届く壁は、窯業系壁材のエコカラットを使っています。
床もキズがつきにくいフローリングを選びましたが、色や形はそれぞれの好みにあったものを選びました。
また、すっきりと暮らせるようにすることと、猫が怪我をするリスクを減らすため、家電などのコード類は、表にでないような施工的な工夫を凝らしました。

企画・営業担当
岩澤 希衣子

リビングにつくりつけられた猫用の家具は、すべてオーダーメイドです。
設計だけで決めるのではなく、家具屋さんとも相談しながらつくっていきました。だんだん猫目線で考えられるようになってきましたね。
猫たちにちゃんと使ってもらえるかどうか、本当にドキドキでしたが、暮らし始めると心配を吹き飛ばすくらいよく利用していると聞き、とても安心しました。
猫の運動量も以前より格段にあがり、引っ越す前より身体がしまって、スリムになったそうです。

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