やわらかな光と豊かでシンプルな素材感に包まれながら過ごす住まい
中古購入した築33年のマンションを、フルスケルトンリノベーションした事例。お施主様ご夫婦と2人のお子様の暮らし方に合わせて要望された各居室の機能を丁寧に整理し、新しく生まれた空間の中に、お施主様の好みのデザインテイストを表現していきました。各所に印象的でやわらかな間接照明を設け、収納扉や建具は、取っ手や金具などが極力見えないよう配慮しています。また空間全体にわたって、光によって映える石目調の仕上げや表情豊かな塗装などを施すことで、グレーを基調としたシンプルな色合いの中に上質感のある雰囲気を生み出しています。
お客様のご要望・リフォームポイント
- 上質感のある石や木の素材感
- 統一感のあるトーンの中で多彩な表情を生む仕上げ
- 大胆な間取り変更により快適な動線を創出
- 4人の家族が思い思いに過ごせる居場所
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リビング/ダイニング/キッチン
空間の広がりを感じさせる統一感のある色合いと仕上げ
既存のキッチンの壁を取り払い、LDKを大きな一つの空間へとリノベーション。床や壁の仕上げを統一して連続性を生み出し、空間の奥行きや開放感を感じさせています。窓側には二重のバーチカルブラインドを設けることで、外部からの視線を遮りながらもやわ らかい外光を採り込んでいます。
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リビング
アートウォールのような印象をもたらす表情豊かな仕上げと光
リビングでは、テレビを配した壁面にムラ感のある塗装を施し、間接照明で囲うことで、多彩な表情を感じさせるアートのような印象を創出。照明のONとOFF、昼と夜の光の当たり方によって異なる表情を見せる、変化のあるリビングが広がっています。
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ダイニング/キッチン
使いやすさと上質なデザイン性を両立したオープンキッチン
既存の壁を取り払い、オープンなつくりへとリノベーションしたキッチン。収納扉や壁面をグレートーンで仕上げ、取っ手などをできるだけ見せないつくりにすることで、重厚感のある石目調の天板と調和させつつ、キッチン全体としての上質な存在感を際立たせています。
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リビング
リビングの横に設けた収納と飾り棚。これらの収納部も壁面と同じくグレートーンで統一し、目立たないよう空間に溶け込ませています。
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リビング
空間にアクセントを生む柱や壁の意匠的な仕上げ
リビングやダイニングから通路を挟んでつながる洗面室は、引き戸の入り口をライン照明で囲い特別なゲートのように仕上げ、落ち着いたトーンで統一された空間の中にアクセントを生み出しています。
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廊下
LDKから各部屋へつながる廊下には、お子様がいつでも自由に弾くことができるようピアノを設置。写真左側の大きな構造柱には、壁面と同じグレートーンの塗装と目地を施し、一部に間接照明を仕込むことでインテリアのアクセントとしながら、その存在感を和らげています。
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玄関&ホール
素材の持つ表情を引き立てながら空間に調和させるトーンの調整と照明計画
玄関の正面の壁には、印象的な模様を持つ石目柄の大判タイルを設置。床の石目調の仕上げとも調和させながら、間接照明で素材感と陰影を楽しむエントランス空間を演出しています。
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洗面室
洗面室は家族それぞれが不便なく使えるよう、脱衣スペースとは別に設けつつ、洗面カウンターには2つのボウルを設置。ホテルライクな高級感のある仕上げでまとめています。
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浴室
既存の浴室空間に設置するユニットバスは、サイズ調整や仕上げを厳選。洗面室から違和感なく続くホテルライクな雰囲気のバスルームになっています。
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トイレ
トイレはお施主様ご自身でクロスを選ばれ、清潔感のある明るい色合いで統一感を出しながら、個性のある柄がどこかしら楽しさを感じさせる空間になっています。
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寝室
ベッドルームでは、既存のシャワールームを撤去してできた空間を、広々としたウォークインクローゼットへと変え、ベッドルームからの行き来がしやすいよう、スライド式の大きな出入り口を設けています。
間取り図
お施主様
オープンキッチンやトイレの数、脱衣スペースと洗面室の分離といった空間の使い方のほか、子どものピアノの置き場や、自分の好みである石の仕上げなど、とにかく色々な要望を伝えながら計画を進めました。複数の建築会社に見積もりを出したのですが、それらの要望をうまく取り入れながら、デザイン的なイメージもピッタリな提案をしていただいたことで、信頼してお願いすることができました。キッチン周りの壁をなくしたレイアウトや、余計な取っ手のない収納、統一感のある床や壁の仕上げのおかげで、大きな一つの空間としての開放感を感じる、居心地の良い住まいになったと思います。
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担当リフォームプランナー
築33年で、構造壁や大きな梁、直床などかなり制限のあるマンションでしたが、それらをあまり感じさせないように、全体的に配慮いたしました。やわらかな間接照明と、グレートーンのシンプルな空間をベースに、各所で求められた機能性とデザインを細やかにまとめ上げ、当初ご提案したイメージパースから、微調整はあったものの、ほぼ同じイメージで仕上がっております。最終的には、現場での緻密な配慮による施工のおかげで、お施主様の思いが詰まった質の高い空間となったのではないかと思います。
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営業担当髙橋 光
計画当初からお施主様に「こんな空間がほしい」という明確なビジョンがあったため、その要望をしっかり汲み取りながら、よりデザイン的に魅力のあるご提案ができるよう取り組みました。水回りを始め大胆に間取りを変えていき、生まれたスペースを有効利用しつつ、使い勝手と上質感・開放感が両立するようなバランスの調整を妥協せずに行っています。また、床の大判のタイルや、統一感のあるグレートーンの壁面によって、空間全体の広がりを感じさせながらも、石の模様、塗装や木など、場所によって多彩な表情を体感することができ、住むほどに愛着が生まれるような住まいになったと思います。
2024.09.26公開