三井デザインテック

イタリア製の上質な家具にフィットした、大人のモダン空間で叶える理想の暮らし。

#マンションリノベーション#100㎡~#0〜10年#2000~2009年#夫婦#2LDK#モダン#シック#タワマン

Data

構造
SRC造
リフォーム面積
118.25m²
延床面積
126.91m²
築年数
10年
改装範囲
部分改装
家族構成
60代夫婦
目の前に都心の絶景が飛び込んでくる、広々としたリビングの天井高は、高めの260cm。折り上げ天井の間接照明も美しいモダンな上質空間に、ゆったりとした時間が流れる。
エントランスホール両側の収納スペースと、リビングへと続く扉、壁はすべて突板(つきいた)で統一して一体感を。
リビング扉には、表面に凹凸がある印象的なテクスチャーとアイアンワークの手すりを使用し、存在感を演出した。右側の壁には、電球色の柔らかな照明をつけた飾り棚があり、棚に合わせたオブジェが並ぶ。
リビング・ダイニングの壁前面に造り付けられているのは、イタリアモルテ―ニ製キャビネット。棚の色やガラスの色、棚の位置や収納の大きさなどをシステム家具のように選択できる505シリーズ。ライフスタイルの変化にあわせて組み換えも可能です。窓際にパーソナルソファとオットマンを置いて、都心の景観をゆったりと楽しんでいる。
リビングの一画は夫妻のワークスペース。突板のご主人様の机は天板から少し立ち上げを設けて内部に本が入れられるようになっている。机にはカラーステンレスの目地棒をつけてアクセントに。座り心地にこだわったオレンジ系の革の椅子はB&Bのものでショールームで選択。机上部のペンダントは、リビング壁のブラケットと揃えてアクセントとした。ルミナベッラ製。
モルテーニ製のベッドは下部収納付き。カーテンやリネン類もこだわってコーディネート。壁のブラケットはトムディクソンのもの。机と椅子はアルフレックス製で上部の吊戸は机にあわせて造作した。
寝室のクローゼットにも、モルテーニ製の収納家具をセレクト。
閉めた時に表面がフラットに収まる引き違い扉が、室内をすっきりとした印象にしている。
キッチンは既存のまま床を大判タイル貼に張替。キッチン扉にあわせて食器棚を造作した。まるで最初からそう作成したようにキッチンと食器棚は扉の色や形状 天板のカウンター材もそろえて一体感がある。
ゲスト用のトイレは、手洗い器とモザイクタイルの壁はそのままに、周囲の壁をシックな色合いの輸入壁紙に張り替え。他の空間と違和感がないようなスペースにリフォームした。

モルテーニ製の高品質な家具が映えるリノベーション

I様ご夫妻の住まいは、大都会の眺望を眼下に望むタワーマンションの1室。昨年、お気に入りの家具やインテリアに囲まれた暮らしをしたいと、築10年の物件を購入しました。以前のマンションで愛用してきた収納家具が生産中止となったため、イタリア・モルテーニ製の家具に総入れ替え。品質にもデザイン性にも優れた家具に映える住まいへのリノベーションを望まれていました。そこで、リビング壁面のテレビボードをはじめ、本棚、ベッド、クローゼットに至るまで、モルテーニ製の収納家具が入ることを想定し、家具の持つ上質な雰囲気を損なわない空間づくりを目指しました。間取りの大きな変更はせずに、それぞれの家具にフィットしたシックなカラーリングの壁や突板床の採用など、全体のバランスを考えたリフォームを実施。I様ご夫妻納得の住まいが完成しました。

ラグや置物などのインテリアまでトータルコーディネート

I様邸全体のカラーコーディネートは、モルテ―ニ製収納家具のカラー決めからスタート。そのカラーに合わせて床の色を決め、そこから照明器具、壁紙、玄関の突板の色までを合わせるように展開した結果、グレー、オレンジ、ブラウン、ゴールドなどを基調とした、シックで落ち着いた雰囲気の上質空間になりました。またI様からは、エントランスホールに造りつけた飾り棚上に並ぶ置き物をはじめ、ラグ、絵画、観葉植物などのインテリアコーディネートもお任せいただいたので、住まいのトータルデザインが実現。どの部屋にも、イタリア製の家具が映えるモダンな空間が広がり、I様ご夫妻が思い描いてきた理想の暮らしが実現しています。

Before

ご要望

  • イタリア・モルテーニ製の収納家具を使いたい。
  • 床は突板のフローリングにしたい。
  • モダンで、落ち着いた雰囲気にしたい。
  • リビングに応接機能はいらない。大きなソファは置かずに、夫婦でゆっくりくつろげる椅子をおきたい。
  • 全体のインテリアは統一感をもたせ、トータルコーディネートをしてほしい。

After

ご提案

  • 室内のカラーコーディネートは、モルテ―ニ製収納家具のカラー決めからスタート。そのカラーに合わせて床の色を決め、そこから照明器具、壁紙、玄関の突板の色までを合わせるように展開しました。
  • 高品質のモルテーニ製収納家具のもっている雰囲気を損なわないよう、その他の部屋や設備などのクオリティー確保に努めました。
  • I様と打ち合わせをしながら、間取りなどのプランづくりから、壁や床などの仕上げや家具のセレクトまで、全体のバランスを考えて行いました。
  • ラグや玄関ホールの飾り棚、置き物、絵画、観葉植物など、様々なインテリアのご提案も行うことで、全体を考慮したトータルコーディネートを心がけました。
  • リビングの天井についたスプリンクラーの口の縁も、天井板に合わせて手作業でブラウンに塗装するなど、細かい部分の見え方も配慮しました。

Before

施主様の声

施主 I様

当初は個人デザイナーさんへの依頼も考えましたが、やはり大手という安心感から、三井さんにお願いすることにしました。プランナーの野村さんにインテリアコーディネートまで担当していただいたので、住まい全体に統一感の取れた、モダンで落ち着いた住まいが実現しています。野村さんは何かを決定する時、いつも複数の選択肢を提示してくれたので、判断しやすかったです。「さすが」と思ったのは照明計画。照明をつける場所や明るさについて、素人には気づけない提案をしてくれたので、今は日々の暮らしの中でその効果を実感じています。

担当者の声

リフォームプランナー®
一級建築士 野村亜由美

今回はインテリアまでお任せいただいたので、住まい全体のご提案をすることができました。ただ、購入されたモルテ―ニ製の収納家具が、いずれも納入まで半年近くかかったこともあって、じっくりと時間をかけてリフォームされたことになります。1年近く経って届いたバルコニー用の椅子とテーブルを見ながら「ようやく自分たちの理想の住まいが完成しました」と、うれしそうに微笑んだI様ご夫妻の笑顔が、とても印象的でした。

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