スパニッシュな家具を引き立て調和するLDK
泉佐野市内の築35年戸建リノベーション実例です。
築35年の在来木造のご実家を、ご夫婦とお子様が暮らすための住まいへとリノベーションしました。元は一般的な和洋折衷の住まいであった空間を、お施主様のお気に入りであるスパニッシュテイストの家具に合わせて、エレガントな雰囲気で統一。レンガタイルや木の仕上げの他、ステンドグラスや建具のディテールなど、住み続ける中でより愛着が生まれるようなデザインが特徴です。また、2階の一部を大胆に改装し、1階リビングの上部に開放的な2層吹き抜けを設けて、LDKに外光を取り込んでいます。
お客様のご要望・リフォームポイント
- 2階を取り払った開放的な吹き抜け
- 在来木造をセンスある洋の空間に
- スパニッシュテイストの家具が調和する空間
- シンプルながらもエレガントさを生む意匠
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リビング
天井を吹き抜けへと大胆に改装した開放的なリビング
天井や2階の部屋の一部を取り払い、2層分の吹き抜けへとリノベーションしたリビング。元は外光が入りにくいつくりであった空間に、明るく開放的な雰囲気が生まれました。吹き抜けに突き出した既存の構造梁は、インテリアと調和するよう木調の仕上げを施して、意匠として取り込んでいます。
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リビング
スパニッシュテイストの家具とマッチするインテリア
リノベーション以前に、お施主様がスペインやペルーで購入し保管されていた飾り棚やソファがあり、それらを設置するための寸法やデザインを考慮して空間をプランニングしています。家具によって素材感や色合いが異なるため、それらのテイストが馴染むように、ベーシックなデザインを基調とした空間をご提案しました。
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リビング/ダイニング
LDKを快適な1つの空間へとリノベーション
リビングからダイニング、キッチンまでの壁を取り払い、1つの空間にすることで、リビングの吹き抜けや、ダイニング側の開口からの外光が空間全体を明るくしています。部屋の中央にある構造壁にはレンガタイルを施し、壁の存在感を和らげながら、個性のある家具のデザインが馴染む背景を生み出しています。
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キッチン
オープンスタイルの対面キッチンは、床の木、柱のレンガタイルとは好対照な白を基調としたデザインを採用。シンプルながらも、框のさりげない意匠がLDKのエレガントなテイストとマッチしています。
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リビング/玄関&ホール/吹き抜け
部屋の随所にお施主様らしいデザインを表現
大胆なレイアウト変更や存在感のある仕上げだけでなく、部屋の随所にちりばめたディテールへのこだわりも、この住まいらしさを演出する要素です。リビングの吹き抜けの上部の壁には、一部にオリジナルステンドグラスを設置。インテリアのアクセントとしながら、隣接する階段室への明かり取りの役割も兼ねています。元は和の設えであった玄関には、大きく印象が変わった部屋と既存の土間の雰囲気がうまくつながるように、柔らかい間接光と壁面の仕上げを施しています。
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洗面室/トイレ
洗面室やトイレでは、白を基調としながら壁面に差し色となるクロスを施し、居室と同じく上品な雰囲気を生み出しています。収納は、キッチンまわりと同じく、エレガントなディテールを持った収納を採用しました。
間取り図
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リフォームプランナー三富 靖子
お施主様は、お仕事の関係で海外で生活をされていたことから、そこで購入されたお気に入りの家具を取り入れたいというご要望をお持ちでした。海外の家具は日本とは少し違ったスケール感のつくりのものもあるため、置かれたい家具の寸法を細かく測り、美しく、使いやすいレイアウトとなるよう検証を繰り返しました。家具のサイズや配置に合わせて、一部の既存の開口を壁にしていますが、一方で、リビングの上部を吹き抜けへとリノベーションしたことで、以前よりも明るく開放的で、素敵なデザインの家具が映える空間になったと思います。
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営業担当米谷 菜央
お施主様が、以前より三井ホームの住まいのデザインをチェックし、気に入られていたことからご依頼をいただきました。計画段階から、お施主様にしっかりとした空間のイメージがあったため、それをしっかり汲み取りながら具体化しつつ、既存の木造の耐震補強や断熱工事も含めてご提案させていただきました。LDKを1つの空間にする間取り変更やリビングの吹き抜けなど、大胆に手を加えている一方、耐震構造の関係で取り除くことができない壁や柱をインテリアの一部としてうまく調和させることができたのは、デザインのご提案から工事までを一貫して手掛ける当社だからこそのポイントではないでしょうか。
2024.07.11公開