ラグジュアリーホテルのスイートルームをめざして
大阪市内の築28年マンションリノベーション実例です。
リノベーションに踏み切るまでは、ご自身の手によって模様替えやメンテナンスをされていたお施主様。より快適で、頭に思い描く理想の住まいを実現したいという気持ちから、当社へご依頼を頂きました。
ご要望は、ラグジュアリーホテルのスイートルームのような、非日常的な空間を造ることです。
3部屋あった個室を、広々としたLDKと寝室にすることで、それぞれのお部屋をゆったりと使えるようにし、インテリアは海外ホテルのスイートルームをイメージしながら、高級感あふれる空間をめざしました。
お客様のご要望・リフォームポイント
- スイートルームのようなラグジュアリー空間
- 躍動感ある音と映像を楽しむリビング
- 海外ホテルを思わせる洗面室
- クラシカルで安らぎのある寝室
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旧和室をリビングルームに取り込み大空間のLDKを実現しました。大理石調の床材や壁紙などの基調色は、鮮やかな白を用い、フォーカルポイントとした壁タイルや、要所の建具にはダーク色を配してアクセントとしました。天井いっぱいの位置からカーテンを吊ることで、築古マンション特有の低いサッシ高さを視覚的に緩和させています。
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自宅にいても映画館のようなリビングルームに。
85インチの壁かけテレビとサラウンドスピーカーシステムで躍動感ある音と映像を楽しむことができます。センタースピーカーは、テレビボード内に、リアスピーカーは天井に埋め込むことで、すっきりとインテリアに溶け込ませています。また間接照明が、よりくつろげる時間を作りました。 -
ダイニングテーブルとチェアは、お施主さまご自身でセレクト。室内をすっきりさせるために、照明は間接照明とダウンライトのみで構成しています。
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白とブラウンのコントラストでメリハリのあるデザインのオープンキッチン。レンジや炊飯器などの家電は使わない時はすべて扉内に隠せるようにし、生活感をなくしました。
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キッチンの天井は長手方向に通っていた梁型を利用して間接照明を設置し、リビングダイニングとの一体感を出しました。
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海外のホテルのイメージを実現するべく、特注のL型洗面台を造作しました。また、カウンターの上部に配した全面鏡は広がりを感じさせます。
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トイレはクローズ空間とせず、ホテルライクな洗面室一体プランにしました。壁には大理石調のパネルを貼り、明るく清潔感のある空間に。
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2つあった部屋をひとつにして、広々とした主寝室を実現しました。ベッドボード側の壁は、大胆な柄の大判タイルと濃いグレーのクロスを合わせ、アクセントウォールにし、両サイドに間接照明を計画しました。ラグジュアリーなベッドルームをイメージした安らげる空間です。
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アクセントウォールのニッチ(くぼみ)には20㎝ほどのカウンターを設け、ベッドヘッド代わりに。
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石目調のマテリアルでコーディネートした玄関ホール。梁部分には、門型にタイルを貼り梁を目立たせない工夫をしています。生活感を感じさせないため、玄関には靴収納はつくらず、クローゼット内にくつの収納棚を設けました。
間取り図
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リフォームプランナー三富 靖子
年数が経過したマンションということもあり、天井に梁型が多く出ていました。この梁をなるべく目立たないよう、門型にタイルを貼ったり、折上げ天井を作って間接照明を仕込むなど、すっきりとした空間にプランニングしました。
高級感のあるインテリアをご要望でしたが、大理石調のフローリングや、ポイントで石目柄のタイルを用いることで、お好みの空間に仕上げることができました。遊びに来られるお友だちにも評判が良いとのことで、とても喜んでいただいています。 -
営業担当大沼 仁
お施主様から直接お電話をいただいたことから、今回の計画がスタートしました。ご自宅を拝見すると、ご自身で床に大理石柄のシートを貼られていたり、壁を白く塗装されていたりと、「こうしたい!」という思いやイメージがとても伝わるお部屋でした。しっかりとしたお考えをお持ちになっており、リフォームに対する熱意も強く感じられ、私自身も常にやりがいを感じながら、計画を進めることができました。
2024.02.15公開