2025.09.16
150平米(㎡)以上のマンションリノベーション事例・費用や間取りも紹介

150平米以上のマンションリノベーション事例を画像・間取り図とともにご紹介します。さらに、リノベーションの費用や、新築とマンションリノベーションの費用の違い、注意点も詳しく解説します。
150平米(㎡)以上のマンションリノベーション事例
150㎡以上のマンションは、一般的なファミリー向け物件に比べて専有面積が広く、ゆとりある暮らしを叶えやすいのが特徴です。
夫婦二人で暮らす方や、子どもが独立した後の世帯を中心に「開放感のあるLDK」「大容量の収納」「趣味や仕事に特化した空間」など、それぞれのライフスタイルに合わせたプランが選ばれるのが特徴です。
<150平米以上のマンションリノベーションで人気のプラン・こだわり>
- 開放的な空間づくり:部屋数を減らしてLDKを大空間に
- 大容量の収納:WIC(ウォークインクローゼット)やパントリー、ウォークシューズクローゼットなど用途別の収納を充実
- 本物志向の素材:無垢材や天然石を使った上質な仕上げ
- こだわりの照明計画:間接照明やデザイン照明で雰囲気を演出
- 仕切りを工夫した空間づくり:ルーバーやガラスパーテーションなどで光や風を通しつつ、空間をゆるやかに区切る
- 趣味や仕事に特化した空間:書斎、防音室、ギャラリー、シアタールームなど
- ホテルライクな水回り:広々とした浴室・洗面室で非日常感を演出 …など
これらは一例で、実際のプランはお客様のライフスタイルやご要望に合わせて柔軟に設計可能です。
ここでは、150平米以上のマンションをリノベーションした事例を、間取りやデザインの工夫とともにご紹介します。
専有面積 | 事例タイトル |
---|---|
150平米 | 日本的な美意識が細部まで表現された住まい |
やわらかな光と豊かでシンプルな素材感に包まれながら過ごす住まい | |
180平米 | 贅沢な眺望を活かしたリゾートのようなセカンドハウス |
お気に入りの家具やカラーに囲まれた自分らしい場所 | |
200平米以上 | 多彩なマテリアルとアートの調和が穏やかな空間を演出 |
物件の特徴を活かした魅力的な空間に変身 |
また、その他の広さごとのリノベーション事例について、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
広さ(平米・㎡)別のマンションリノベーションについて費用や注意点・ポイントなどを画像事例とともに紹介
【150平米】日本的な美意識が細部まで表現された住まい

Before

After

Data
- 構造
- RC造
- 延床面積
- 155.5m²(平米)
- 施工面積
- 155.5m²(平米)
- 築年数
- 19年
- 改装範囲
- フルスケルトン
- 家族構成
- 夫婦+子
京都市内にある築19年のマンションを、中古購入後にフルスケルトンリノベーションした事例です。
京都という土地柄やお施主様の好みに合わせ、日本的な意匠や空間づかいを随所に取り入れながら、現代的なモダンデザインとして表現しました。壁面仕上げや建具、特注造作家具のディテールまでこだわり、本物の素材が持つ魅力を活かした、オリジナリティあふれる住まいとなっています。

エントランスは、格子越しに庭を望むおもてなしの空間に。内照式の組子壁の柔らかな光が玄関全体を包み込みます。

リビング・ダイニングは、モダンテイストを基調に和のアクセントをプラス。
金箔を散りばめた七宝柄のシルクガラスを収納扉にあしらい、上下に間接照明を施すことで浮遊感のある華やかな空間を演出しました。

キッチンカウンターと一体になったロングテーブルは、家族やゲストとの会話を楽しめるレイアウトに。壁面収納やカウンター内収納で視線の抜けを確保しました。

既存の洋室の半分を小上がりに和室へと改装。無垢のヒノキ材の柱や格子、アーチを描く造作壁で、本格的な和の趣を表現しました。


隣接するベッドルームは和の意匠にリンクしつつ、ホテルライクな上質感をプラス。梁を突板クロスでゲート型に囲い、間接照明を加えて空間のアクセントとしました。


素材選びにも徹底してこだわり、ヒノキ材や大理石などを適材適所に使用。全体を通して、繊細さとおおらかさを感じさせる美しい空間に仕上がりました。
【150平米】やわらかな光と豊かでシンプルな素材感に包まれながら過ごす住まい

Before

After

Data
- 構造
- RC造
- 延床面積
- 150.5m²(平米)
- 施工面積
- 150.5m²(平米)
- 築年数
- 33年
- 改装範囲
- フルスケルトン
- 家族構成
- 夫婦+子
築33年の中古マンションを購入し、リノベーションで一新した事例です。ライフスタイルに合わせ、デザイン性と使いやすさを両立した空間に生まれ変わりました。

リビングは、既存のキッチンの壁を取り払い、広々としたLDKに生まれ変わりました。床や壁の仕上げを統一することで空間全体にまとまりを感じさせ、奥行きと開放感を演出しています。窓際のブラインドで外からの視線をしっかり遮りつつ、やわらかな自然光を室内に取り込むことで、心地よく落ち着いた空間に。

キッチンはオープンスタイルを採用し、収納扉や壁面はグレーで統一。重厚感のある石目調の天板と見事に調和し、洗練された美しさと存在感を演出しています。

洗面所は家族全員が快適に使えるよう、脱衣スペースとは分離された設計に。洗面は2つ設置し、朝の忙しい時間帯でも同時に使いやすい工夫が施されています。高級感を意識し、上質な素材と洗練されたデザインに仕上げました。
【180平米】贅沢な眺望を活かしたリゾートのようなセカンドハウス

Before

After

Data
- 構造
- RC造
- 延床面積
- 180m²(平米)
- 施工面積
- 180m²(平米)
- 築年数
- 18年
- 改装範囲
- スケルトン
- 家族構成
- 夫婦
海が見える最上階のロケーションを活かしながら、開放感のある空間へとリノベーションした事例です。畳の小上がりや障子を取り入れ、和を感じる空間に仕上げました。

ダイニングにはあえてテーブルを置かず、リビングでくつろぎながら食事を楽しめる家具を配置。現代的なリビング空間へと仕上げています。

バルコニーを挟んだ反対側には、小上がりの畳スペースを設置。木や和紙の柔らかな質感と、淡いグリーンを基調とした独創的なインテリアが、空間全体に心地よい調和をもたらします。

ゲストルームに隣接するバスルームは、「温泉宿」のようなくつろぎをテーマに設計。木目のタイルやグリーン系の石調タイルを採用し、落ち着いた雰囲気を演出しています。

寝室は廊下だったスペースを取り込み、より広々とした間取りへと変更しました。和の技術が光る「組子細工」の障子を設けることで、繊細な木の装飾が空間に趣をプラス。シックでありながら温もりを感じる仕上がりになりました。

屋外テラスに面したリビングと寝室をつなぐ通路を、リラックススペースに。お気に入りのソファを配置し、自然と心が落ち着く、縁側のような寛ぎの場をつくりました。

玄関には日蝕をイメージしたミラーを配置。小口から光源が見えないよう設計し、オリジナルデザインとして製作しました。随所に日本的な要素を取り入れながら、異なるテイストをバランスよく調和。「ZEN MODERN(禅モダン)」のコンセプトのもと、洗練された住まいへと仕上げています。
【180平米】お気に入りの家具やカラーに囲まれた自分らしい場所

Before

After

Data
- 構造
- RC造
- 延床面積
- 181.6m²(平米)
- 施工面積
- 181.6m²(平米)
- 築年数
- 18年
- 改装範囲
- 全面改修
- 家族構成
- 夫婦
都心にありながら緑に囲まれ、開放的な眺望を持つマンションを、中古で購入してリノベーションした事例です。将来の暮らしやすさを考えて、大胆な間取り変更やバリアフリーの工夫を取り入れました。

リビング・ダイニングとキッチンの間にあった壁を取り払い、眺望を楽しめるLDKへと変更。オープンキッチンにし、リビングの家族やゲストと会話を楽しみながら過ごせるレイアウトにしました。

キッチンの収納はオリジナル造作を採用し、扉の縁に手掛けを設けた“見せない収納”で、常にすっきりとした空間を保てるよう工夫されています。

ブルーグレーを基調に、建具や壁紙を統一。明るく落ち着いたモダンな雰囲気に仕上げました。リビングの窓辺にはギャラリー棚を設け、写真や思い出の品を飾りながら、左右には生活用品を収める大容量収納を配置。暮らしやすさとデザイン性を両立しています。

来客用パウダールームは、楕円形のミラーやモザイクタイルで華やかに。間接照明の効果で非日常的な雰囲気を感じられる空間に仕上げました。


一方、日常使いのパウダールームや洗面室は、収納力や清掃性を重視。大きなミラー扉や引き出し収納、清掃しやすいタイルなどを取り入れ、長く快適に使える仕様としました。

玄関からリビングに通じるスライド式扉は、ご実家から着想を得たオリジナルデザイン。全体をシンプルにまとめつつも、ご夫婦の感性を映す住まいが完成しました。
【200平米】多彩なマテリアルとアートの調和が穏やかな空間を演出

Before

After

Data
- 構造
- RC造
- 延床面積
- 227.0m²(平米)
- 施工面積
- 220.8m²(平米)
- 築年数
- 新築
- 改装範囲
- 全面改修
- 家族構成
- 夫婦+子
新築マンションを購入し、多忙な日常の中でもリラックスできる空間へとリノベーションした事例です。趣味の時間を楽しめるバーカウンターや、眺望を活かしたレイアウト、細部までこだわり抜いた素材やディテールが、日常にゆとりと上質さをもたらしています。

玄関からリビング・ダイニング・キッチンへと空間がゆるやかにつながる設計とし、大きな窓からの採光を住まい全体に取り込めるよう工夫しました。大判の石調タイルを採用し、段差のないフラットな床とすることで、広がりと一体感のある空間に。

広々としたリビングには、座る向きを変えられる背もたれ付きのソファを配置しました。窓辺に向かって座れば、都心の眺望がゆったりと楽しめます。


リビングの一角には、こだわりのお酒を楽しむバーカウンターやラウンジチェアも備え、趣味の時間を楽しむ空間も確保しました。

洗面室は、収納を備えたカウンターを中心に、真鍮の引き手を取り入れるなど、細部の意匠にもこだわって設計。機能性と美しさを兼ね備えた空間に仕上げました。

浴室はあえてサイズを一回りコンパクトにし、その分ウォークインクローゼットを拡張しました。

広くなったウォークインクローゼットにはドレッサーを設け、落ち着いて身支度できるスペースに。
空間全体のゾーニングや動線にも配慮し、家で過ごす時間が心地よく整う住まいを実現しました。
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【200平米】物件の特徴を活かした魅力的な空間に変身

Before


After


Data
- 構造
- SRC造
- 延床面積
- 373.03m²(平米)
- 施工面積
- 373.03m²(平米)
- 築年数
- 42年
- 改装範囲
- 全面改修
メゾネットタイプのマンションリノベーション事例です。築40年以上ということもあり、全体的に老朽化がすすんでいましたが、既存の重厚感のある素材を活かしながら、非日常感を演出できる住まいへと生まれ変わりました。

エントランスホールの吹き抜けには、壁面に天然石をスライスしたシートを設え、より豪華で華やかな空間に仕上げました。

エントランス横の1階リビングは、フローリングとクロスの張替えに加え、折り上げ天井と間接照明を採用。内装を美しく整え、上質な空間を演出しています。

1階のキッチンは、L型キッチンとアイランドカウンターを組み合わせ、パーティーの準備もゆったりと行える余裕のあるレイアウトに。
窓面にはカウンターを設置し、軽食や事務作業にも使える、便利なスペースになっています。

2階のキッチンは、モダンでスマートなデザインに。
大きな円形のトップライトが、空間全体に動きとリズムを与え、印象的なアクセントとなっています。

2階のリビングは、既存の暖炉を活かした設計に。周囲に天然石を設え、山荘のような穏やかでぬくもりのある空間に仕上げました。
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150平米以上のマンションリノベーション費用相場は?
マンションをスケルトンリノベーションやフルリノベーションする際の費用は、平米(㎡)あたりの相場があります。
- 一般的なマンションの場合:25万円〜
- ハイグレードマンションの場合:30万円〜
上記の費用相場で試算すると、スケルトンリノベーションの広さ(専有面積)ごとの費用相場は以下の通りです。
専有面積の数字からそれぞれの詳細解説や事例ページにリンクします。
専有面積(㎡) | リノベーション後の想定間取り | 費用相場 |
---|---|---|
50 | 1LDK〜2LDK | 1,250万~1,500万 |
60 | 1LDK〜2LDK | 1,500万~1,800万 |
70 | 1LDK〜3LDK | 1,750万~2,100万 |
80 | 1LDK~3LDK | 2,000万~2,400万 |
90 | 1LDK〜3LDK | 2,250万~2,700万 |
100 | 1LDK〜4LDK | 2,500万~3,000万 |
150 | 3LDK〜4LDK超 | 3,750万~4,500万 |
200 | 3LDK〜4LDK超 | 5,000万~6,000万 |
フルリノベーションの費用目安は約25万円/㎡を想定し、上限は質の高い設備などを設置する場合を想定し約30万円/㎡としています。 利用する素材・部材・設備機器などにより価格は変動します。
ただし、以下のような要因によって、費用は大きく変わることがあります。
- 水回りを移動させるなどの配管工事が必要な場合
- 高級な床材や壁材、クロス素材などの内装材を選んだ場合
- 輸入品やオーダーメイドの造作など、ハイグレードな水回り設備を採用する場合
- 間取りを大きく変更するなどで、工事期間が長期にわたる場合
これらの要素により、リノベーションの費用は大きく変動する可能性があるため、事前にしっかりと検討しましょう。
- 広さごとのマンションリノベーション費用相場の詳細はこちら
- 中古マンションのリノベーションについて事例やメリット、注意点などをご紹介
- マンションリノベーションの予算別の概要はこちら
- 見積もりのご依頼・ご相談はこちら
150平米以上のマンションリノベーションで費用が変わる4つのポイント

マンションリノベーションは、同じ広さや間取りでも、工事内容によって費用が大きく変動します。ここでは、マンションリノベーションの費用が変わるポイントをまとめました。
1. リノベーションの施工面積
フルリノベーション(スケルトンリノベーション)と部分的なリノベーションでは、施工面積の広さが大きく異なります。150㎡以上の住まいでは面積が広いため、必要な資材や設備の量、施工作業も比例して増え、費用差がより変化します。
2. 間取りの大幅変更やインテリアデザインへのこだわり
大幅な間取り変更や、配管工事が必要な水回りの移動は、工事費用が高くなります。また、150㎡以上のリノベーションでは空間が広い分、特別なフローリングや素材、輸入クロスなどの素材を用いると、材料費や施工費が大きく増える傾向があります。
3. 住宅設備機器の仕様
キッチン、洗面所、浴室などの住設機器のグレード・仕様により、リノベーション費用が変化します。
150㎡以上の広い住まいでは、機能性だけでなくデザイン性や素材感にもこだわるケースが多く、オーダーメイドのキッチンや造作洗面台、最新機能を備えたユニットバスを導入するなど、選ぶ内容によって大きく幅が出ます。
高級素材やオリジナルデザインを取り入れるほど費用は上がりますが、住まい全体のクオリティを高めるポイントにもなります。
4. エレベータの有無や資材搬入ルートに制限がある
工事する際の建築資材搬入コストなどで、リノベーション費用が変わります。エレベータが無い物件や特殊な資材搬入ルートが決められている物件や、タワーマンションのリノベーションでは、費用が高くなる場合があります。
タワーマンションのリノベーションについて詳しくはこちら
マンションリノベーション費用のポイントについてさらに詳しく
見積もりのご依頼・ご相談はこちら
150平米の新築マンション購入と中古マンション購入後のリノベーション、費用の違いは?

150平米以上の新築マンションは供給自体が少なく、希少なため、価格帯も高額になります。
一方で、中古マンションを購入してリノベーションする場合は、選択肢が広く、費用を抑えつつ理想の空間を実現しやすい傾向があります。
過去の試算によると、中古マンションを購入してリノベーションしたほうが、新築マンションを購入するよりもおよそ1300万円安くなるという結果が出ています。
以下は、「新築マンション購入」と、「中古マンション購入+リノベーション」の2021年のマンション購入平均価格、および当時のリノベーション平均費用をもとに算出した比較表です。実際のマンション価格やリノベーション費用は、地域や工事内容により大きく変動しますので、目安としてご覧ください。
首都圏の中古マンションと新築マンションの購入・リノベーション価格比較
中古マンション(※1) | 新築マンション(※2) | |
---|---|---|
平均価格 | 3,869万円 | 6,260万円 |
1平米単価 | 59.81万円/㎡ | 93.6万円/㎡ |
専有面積 | 64.68㎡ | 66.87㎡(※3) |
リノベーション費用 | 1,000万円 | – |
価格合計 | 4,869万円 | 6,260万円 |
リノベ後の1平米単価 | 75.28万円/㎡ | – |
総額の差額 | -1,391万円 | – |
公益社団法人東日本不動産流通機構・中古マンションの基本指標 成約物件 2021年[首都圏]データ、築年数平均は22.67年 公益社団法人不動産流通推進センター・不動産業統計集 (9月期改訂)2不動産開発・マンションの地域別平均分譲価格の推移 2021年[首都圏]データ 専有面積は「平均価格 ÷ 1平米単価」で算出
中古マンション購入+リノベなら、間取りや内装、素材まで自由に選べるため、理想の住まいを実現しやすいのが大きな魅力です。
中古マンションのリノベーションについて事例やメリット、注意点について詳しくはこちら
一方で、新築マンションには、耐震性・断熱性などの性能や、共用部・外観が最新状態で維持されているというメリットがあります。さらに、購入した新築マンションを、自分好みの内装やこだわり素材で仕上げたい場合には、新築マンションのリノベーションという選択肢もおすすめです。
三井デザインテックでは、どちらのケースにも対応可能です。お客様のライフスタイルやご予算、ご希望のデザインに合わせて、専任のプランナーがアドバイザーとしての視点でご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。
築30年のマンションリノベーションについて詳しくはこちら
築古マンションのリノベーションについて詳しくはこちら
マンションリノベーションのメリットは?

マンションリノベーションのメリットは、以下の点が挙げられます。
理想の間取りやデザインを実現できる
マンションリノベーションは、間取りや内装をライフスタイルに合わせて柔軟に変更できるのが大きな魅力です。フルリノベーションであれば、壁を取り払って広々としたリビングにしたり、オープンキッチンを取り入れたりと、自由度の高いプランが可能になります。
さらに、キッチンや洗面台をオーダーメイドで造作したり、無垢材や天然石などの素材を選んだりすることで、既製品では叶わない自分だけの住まいを実現できます。
デザインのテイストも、ミッドセンチュリー、ヴィンテージ、ヨーロピアン、北欧など、自分好みの仕上げが可能です。
マンションリノベーションの間取り事例について詳しくはこちら
水まわりのマンションリノベーションについて詳しくはこちら
デザイン別マンションリノベーションについて詳しくはこちら
ハイグレードな設備機器を導入できる
リノベーションでは、システムキッチンやユニットバス、洗面台、トイレなどの設備を最新のグレードに一新できます。
たとえば、最新機能を搭載しデザイン性にも優れたキッチン、ジェットバスやリラクゼーション機能を備えたバスルームなど、快適性や利便性を高める設備を取り入れることが可能です。
さらに、スケルトンリノベーションであれば配管や配線も刷新できるため、最新の省エネ設備を導入しやすく、長期的に見て光熱費の削減にもつながります。
資産価値が向上する
マンションリノベーションは、適切なリノベーションをすることで、資産価値が高まります。
中古マンションは築20年から30年前後で販売価格がもっとも安くなります。しかし、古くなった設備や内装をこのタイミングで新しくすることで、物件の魅力が増し、将来的に売却する際の価格も上がる可能性があります。
ただし、リノベーションをすれば必ず価格が上がるわけではありません。個性が強いリノベーションをすると需要が限られ、資産価値(販売価格)が下がる可能性もあります。
将来の売却を視野に入れていて、資産価値を高めたいと考えるのであれば、リノベーションの担当者と相談しながら計画することをおすすめします。
マンションリノベーションで資産活用するポイントについて詳しくはこちら 築30年のマンションリノベーションについて詳しくはこちら
三井デザインテックでは、豊富な実例とマンション特有の構造や規制にも精通したリフォームプランナーによるきめ細やかなプランニングで、お客様の理想の家づくりをお手伝いします。まずはお気軽にご相談ください。
150平米以上のマンションリノベーションを検討する際の注意点
マンションリノベーションでは実現できること、できないことがあります。計画を立てる前に確認しておきましょう。

キッチンなど水まわり設備を移動する△
十分な排水勾配をとれる範囲内でのみ移動可能。配管が階下の住戸の天井にある場合はできない
内装を変更する◯
壁・天井の張り替えや塗装は自由。室内扉などの建具交換も可能。
断熱性をあげる◯
内窓を設けて窓の断熱性を上げる、壁や天井の内側に断熱材を充填することも可能
間取りを変更する△
間取り変更は自由。天井板を外して高さを上げることも可能。ただし、壁式構造は外せない壁がある。
サッシを交換する✕
サッシは共用部分であるため、勝手に交換はできない。
玄関扉を交換する✕
共用部分なので交換も外側の塗装もできない。室内側の塗装は可能。錠交換は管理組合に確認を。
パイプスペースを移動する✕
各住戸への給排水管、ガス配管、電気配線などは共用の配管スペースなので移動できない。
コンセントの数を増やす◯
住戸内の電気配線をアレンジできるので、数を増やすことは可能。コンセントの位置移動やスイッチ交換も可能。
床材を変更する△
管理規約によって遮音性や防音性に基準が設けられている場合は、床材の選択や施工方法に工夫が必要。
床暖房を設置する△
マンション全体のガスまたは電気容量に制約される。管理組合に確認を。
耐震性を上げる✕
耐震補強はマンション全体にかかわることなので住戸単位ではできない。棟全体で行う場合は可能。
実現できる(自由度が高い) | 実現できる(制約がある) | 実現できない |
---|---|---|
内装を変更する コンセントの数を増やす 断熱性を上げる |
トイレや浴室などの水回り設備の移動 間取りの変更 床暖房の設置 床材の変更 |
パイプスペース(給排水管、ガス配管、電気配線など) サッシを交換する(勝手に複層ガラス用サッシに変更できない) 耐震性を上げる(耐震補強は住戸単位ではできない) 玄関扉を変更する(共用部分であるため変更できない) |
さらに、マンションリノベーションを検討する前に確認しておきたい4つの重要ポイントをご紹介します。
1.希望の間取りへ変更できないことも
マンションには主に以下2つの構造タイプがあります。建物の構造によっては、マンションリノベーションで間取りを自由に変更できないこともあります。
ラーメン構造

ラーメン構造は、柱や梁(はり)が主体で建物を支える構造です。間仕切り壁を取り外して、比較的自由に間取りを変更できます。しかし、構造躯体(柱や梁)を壊すことはできません。
- ラーメン構造では、柱や梁が重要な役割なため、これらの構造躯体を変更できません。
- 柱や梁の位置によって、間取り変更後の部屋の形状や配置に制約が生じることがあります。
- 間取り変更時には、柱や梁の配置に合わせた工夫や補強が必要となる場合があります。
壁式構造

壁式構造は、壁で建物を支える構造です。室内に撤去できない壁が残るため、間取り変更には壁の位置変更や撤去に制約があります。
- 壁式構造では、壁が建物の耐力を担っているため、壁の位置変更や撤去には慎重さが求められます。
- 壁の配置や強度によって、間取り変更の自由度が制約されます。
- 間取り変更の際には、壁の位置変更に伴う構造上の影響や安全性の確保に配慮が必要です。
マンションの構造が分からない場合は、担当者に相談して現地調査を実施しましょう。
2.配管の場所によって、水回りの移動が制限される
キッチンやユニットバスなど水回りのリノベーションでは、床の構造や配管の通り道によって、水回りを移動できる範囲、自由度が大きく異なります。
床の構造が二重床であり、給排水管が床スラブ(コンクリートの床)の上を通っている場合、水回りの移動は比較的自由に行えます。二重床によって配管が覆われており、床下には十分なスペースがあるため、給排水管の移動が可能です。また、床下の空間には排水のための勾配が必要ですが、床下の高さにゆとりがあるほど水回りの移動範囲も広がります。

一方、直床(床スラブ貫通配管)構造では、給排水管を移動できるスペースが存在せず、水回りの移動が大きく制限されます。直床構造では、床スラブに配管が埋め込まれており、そのために配管の移動が難しくなります。

つまり、床の構造や配管の通り道によって、水回りを移動できる範囲が大きく異なります。
配管の位置は調査が必要な場合もありますので、早めに調査を依頼しましょう。
3.マンション管理規約を事前にチェック
管理組合の定める規約により、リノベーションが制約される場合もあります。そのため、マンションの管理規約をあらかじめチェックしておくことをおすすめします。マンションの管理規約の内容に不安がある場合は、担当者へ相談してみましょう。
4.売却時の資産価値が下がることも
マンションリノベーションは資産価値を高められますが、極端に個性的なリノベーションは、マンション売却時の資産価値が下がる可能性もあります。
リノベーションによりマンションの資産価値を高めたい場合は、リノベーションの担当者と相談しながら計画することをおすすめします。
マンションリノベーションでできること・できないことについて、こちらのページで詳しく解説しています。
マンションリノベーションの注意点について詳しくはこちら
マンションリノベーションで後悔したケースと対策ポイントについて詳しくはこちら
マンションリノベーションの流れ
1.理想のデザイン・間取りのイメージを決める

以下の資料を活用しながら、実現したい生活イメージ、リノベーションの間取り、デザインを決めていきましょう。まずは情報収集のために、資料やカタログを取り寄せてみたり、相談をされたりすることをおすすめします。ショールームを見学するのもおすすめです。
2.マンションリノベーションの時期・工事期間を確認する

リノベーションを実施する時期を想定し、実際に工事にはどのくらいの期間がかかるのかを確認しましょう。並行して、施工期間中の仮住まいをどうするのかについても調べておきましょう。三井デザインテックでは仮住まいについてもサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
3.費用を調べて予算を決める

まずは、リノベーションに必要な費用を調べながら、希望予算を決めましょう。実際の事例を見るうちに「あれもいいな」「これも入れたいな」とやりたいことはどんどん増え、予算よりも膨らんでしまう傾向にあります。最初にまず大まかな予算を決めておきましょう。
次に、実現したいマンションリノベーションの費用相場を調べてみましょう。費用相場を確認することで、予算の範囲内でどのようなリノベーションプランを実現できるのか、イメージをつけやすくなります。
また、資金計画も重要です。資金計画を立てる時には、マンションリノベーションに利用できる補助金、必要な税金手続きや住宅ローンなども調べておきましょう。
4.実現したいイメージを伝え、見積もりを依頼する

マンションリノベーションの実際の費用は、マンションの特性によっては相場と異なる場合もあります。実際に見積りを確認するまで明確な費用は分かりませんので、早めに見積りを依頼しましょう。
担当者が決まったら、補助金やローンについても相談できますので、リノベーションを検討し始めたらまずは一度相談してみることをおすすめします。
ご相談から、現地調査・お打合せ、ご契約、工事・検査、お引渡しなどの流れについては、こちらのページをご覧ください。
マンションリノベーション・リフォームをトータルでサポートいたします
マンションリノベーションをご検討の方は、ぜひ三井デザインテックへご相談ください。リノベーションにかかわるデザイン・間取りタイプ、予算・費用、工事など、さまざまなご要望をトータルでサポートいたします。
三井デザインテックが選ばれる理由
1. 理想を実現する優れたデザイン力
三井デザインテックは、ホテルやオフィスなどの公共空間、マンションや戸建てなどの住空間など、さまざまな空間の設計デザインを手がけています。
住空間に関しては、理想のデザインを生み出す設計担当リフォームプランナーが約150名在籍し、お客様の理想のリノベーションを実現いたします。
2. 経験豊富な専門スタッフによるプロジェクトチーム制
三井デザインテックは、お客様のマンションリノベーションをプロジェクトチームでサポートします。企画・営業担当、リフォームプランナー、施工・品質担当、その他専門スタッフが連携して、理想のマンションリノベーションを実現します。
3. 充実の保証・アフターサービス
三井デザインテックでは安心の保証・アフターサービスをご用意しています。最長2年の保証制度、定期アフターメンテナンスサービス、24時間コールセンター窓口対応など、リノベーション後も安心してお住まいいただくためのサービスを充実させています。
4. 三井不動産グループの連携力
三井デザインテックでは、中古物件探し、各種リフォームローンなどで三井不動産グループと連携して、お客様のリフォームのご要望にお応えいたします。
2025.09.16時点の情報です