2025.05.19
マンションリノベーションで叶える理想のキッチン|事例や費用・レイアウトを詳しくご紹介

「マンションのキッチンをもっと使いやすく、おしゃれにしたい」そんな希望を叶えるのが、キッチンリノベーションです。この記事では、キッチンのリノベーションでできることや人気のレイアウト、種類などを詳しく解説します。また、費用相場や失敗しないキッチンづくりのポイント、事例もご紹介します。「理想のキッチンを実現したい」という方は、ぜひ参考にしてください。
マンションのキッチンリノベーションでできることは?

マンションのキッチンリノベーションでは、古くなった設備の交換だけでなく、使い勝手や空間全体の印象まで大きく変えられます。たとえば、以下のようなアップデートが可能です。
ここからは、それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。
最新の設備や人気デザインへのグレードアップ
キッチンリノベーションでは、古くなった設備を新しいものに取り替えるだけでなく、空間全体の印象を大きく変える“デザインのアップグレード”も可能です。最新の機能を備えつつ、おしゃれで洗練された雰囲気を演出できます。
たとえば
- 調理機器や食洗機など、お料理と後片付けをラクにする便利な設備への変更
- 自動洗浄機能付きのレンジフード(換気扇)への変更
- 汚れがつきにくい素材や、熱・水に強いワークトップへの変更 …など
また、セミオーダー・フルオーダーのキッチンであれば、ワークトップや扉の素材、カラーなどを、自分の好みに合わせて選べます。空間全体と調和したデザインを大切にしたい方や、細部にまでこだわりたい方から人気です。
収納・動線の見直しで家事効率が向上する
収納スペースや動線を見直すことで、家事のしやすさが格段に向上します。スペースを有効活用しながら、作業効率を高める設計がポイントになります。
たとえば
- 食材や日用品をまとめて収納できるパントリーやカップボードの設置
- 冷蔵庫や電子レンジなどの家電の配置を見直し、回遊動線を確保
- オープンキッチンの採用による、リビング・ダイニングとのスムーズな動線設計 ……など
作業の流れにムダがなくなることで、日々の調理・片付けがスムーズになり、ストレスの少ない快適なキッチン空間を実現できます。
閉鎖的なキッチンスペースから、家族が繋がるオープンスタイルのキッチンへ
Before

After


“見せない収納”と回遊性を意識したキッチン
Before

After


壁一面の収納で、動線とデザインを両立したキッチン
Before

After


レイアウトの見直しによる暮らし方の最適化
間取りやキッチンのレイアウトを見直すことで、住まい全体の使い勝手を大きく改善できます。
たとえば
- 壁を取り払って、リビング・ダイニングと一体化した広々としたLDKに
- キッチンの向きを変えて、家族と会話がしやすい対面式キッチンに
- 日当たりのよい場所へキッチンを移し、閉鎖的だったキッチンに明るさと開放感をプラス ……など
ただし、キッチンの移動や配置の変更には、給排水の配管や換気扇の排気ダクト、建物の構造などの制約が伴う場合があります。理想のレイアウトを実現するためにも、計画の初期段階から専門家に相談しましょう。
なお、キッチン移動はこうした制約に大きく関わるため、注意が必要です。キッチンの移動については、次のパートで詳しく解説します。
マンションリノベーションでキッチンは移動できるの?
マンションリノベーションでは、古くなったキッチン設備の交換だけでなく、間取り変更にともなってキッチンを移動することも可能です。ただし、キッチンを移動させるにはいくつかの条件があるため、事前の確認が必要です。これを怠ると、あとから想定外の制約や費用が発生し、計画を大幅に変更せざるを得なくなる場合があります。その結果、希望どおりの仕様・配置にならなかったり、予算オーバーとなって後悔してしまう可能性もあります。
今の住まいを間取りから見直したい方や、中古マンション購入後にリノベーションを考えている方も多いでしょう。その場合、キッチンの移動可否は、理想の住まいを実現するうえで重要な検討ポイントです。
【移動が可能なケース】
- 二重床構造の場合:床下にスペースがあり、給排水管を移動できる余裕があれば、比較的自由に水回りの移動が可能
- 住居内に多少の段差ができたり、天井が一部低くなっても支障がないと判断できる場合
……など
【移動が難しいケース】
- 直床構造の場合:排水管が床スラブ内に埋め込まれているため、配管の移動が制限される
- 管理規約で制限されている場合:配管や設備機器の位置変更が認められない、移動できる範囲に制限が設けられているケースがある
……など
上記の注意点は、キッチンを含む水回り全体のリノベーションでも同様です。浴室・洗面・トイレなど複数箇所をまとめてリノベーションしたい場合は、管理規約や構造による制約を事前に確認しておきましょう。水回り(浴室、トイレ、洗面)のリノベーションについて詳しく解説したこちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
キッチンを移動させるには専門的な判断が必要なため、実績豊富な会社に相談することが大切です。
三井デザインテックは、豊富なマンションリノベーションの実績を活かし、お客様のご希望に寄り添ったプランニングをお届けします。専門スタッフが細部にまで配慮したプランをご提案します。
マンションリノベーションで選ばれているキッチンレイアウト
キッチンは、配置の仕方によってリビング・ダイニングとの関わり方や空間の印象が大きく変わります。そのため、キッチンをリノベーションする場合、生活動線や暮らし方に合わせて「どのようにキッチンをレイアウトするか」が重要なポイントになります。
ここでは、マンションリノベーションでよく選ばれている、3つの代表的なキッチンレイアウトをご紹介します。
対面キッチン

対面キッチンは、リビングやダイニングとキッチンを仕切らずに配置するレイアウトです。キッチンに立っていても空間がつながっているため、会話がしやすく、家族との時間を大切にしたい方に人気があります。
キッチンの種類パートで後ほど詳しくご紹介する「アイランド型」や「ペニンシュラ型」のように、開放感を演出しながら暮らしに溶け込むデザインと相性が良いのが特徴です。
対面キッチンで選ばれているキッチンの種類
壁付けキッチン

壁付けキッチンは、キッチンを壁に沿って設置するレイアウトです。調理に集中しやすく、限られたスペースを有効活用できるのが魅力です。収納の工夫次第で、見た目もすっきりと整い、使いやすくスタイリッシュなキッチン空間を実現できます。
壁付けキッチンで選ばれているキッチンの種類
独立型キッチン

独立型キッチンは、リビングやダイニングとキッチン空間をあえて分けたレイアウトです。においや調理音を切り離したい方や、料理に集中したい方から人気があります。また、空間の使い方や動線に応じて、セパレート型のレイアウトを採用することもできます。
かつての住まいに多く採用されていたレイアウトですが、以下のような理由から、最近では再び選ばれるケースが増えているようです。
- 動線にゆとりが生まれる「回遊型の間取り」になる
- パントリーなどと組み合わせることで、作業効率や使い勝手を高められる
- 来客時に生活感を見せにくく、空間をすっきり保てる
- キッチンに集中できる「作業空間」として活用できる ……など
空間にメリハリをつけたい方や、リビングなどのくつろぎの部屋とキッチンをしっかり分けて使いたい方におすすめです。
独立型キッチンで選ばれているキッチンの種類
マンションリノベーションで人気のキッチンの種類
キッチンには、配置スタイルや形状の違いによってさまざまな種類があります。
対面式や独立型といったレイアウトだけでなく、I型・L型・アイランド型といった「キッチン本体の形状」も、キッチン選びの重要なポイントになります。
ここでは、マンションリノベーションで人気のキッチンの種類を6つご紹介します。
- アイランド型(アイランドキッチン)
- ペニンシュラ型(ペニンシュラキッチン)
- I型
- Ⅱ型(ツーアイ型)
- L型
- U型(コの字型)
アイランド型(アイランドキッチン)



アイランド型は、キッチンを壁から離して“島”のように独立させたスタイルです。キッチンからリビングダイニングを見渡せるので開放感があり、家族とのコミュニケーションも取りやすくなります。一方、ある程度のスペース確保が必要なため、間取りによっては採用が難しいケースもあります。
<メリット>
- 視線を遮らないため、開放感があり空間が広く感じられる
- リビングやダイニングとの一体感が生まれ、会話がしやすい
<デメリット>
- 設置にはある程度のスペースが必要
- 油ハネや調理中のにおいが広がりやすい
ペニンシュラ型(ペニンシュラキッチン)


ペニンシュラ型は、キッチンの一端が壁に接している“半島”のようなスタイルが特徴です。アイランド型に比べて省スペースで設置できるため、開放感を保ちながら、効率的な動線を確保できます。一方、作業中の手元がリビングやダイニングから見えやすくなるため、生活感を出したくない場合は注意が必要です。調理中のにおいや油ハネが気になる際は、カウンターの立ち上がりやパーテーションなどの工夫で対策できます。
<メリット>
- リビングダイニングを見渡せるので、開放感があり、家族との会話もしやすい
- アイランドキッチンに比べて設置スペースを抑えられる
<デメリット>
- 壁付けと一体のため、設置場所によっては開放感が限定される場合もある
- 油ハネや手元の視線が気になりやすい
I型


I型は、キッチンを一直線に並べたシンプルなスタイルです。コンロ・シンク・作業台が横一列に並んでいるため、作業動線が短く、調理や片付けをスムーズに行えます。壁面を有効活用し、上部に戸棚を設けることで収納力を高められます。
<メリット>
- 狭いスペースでも設置可能、どんな間取りにも取り入れやすい
- 作業動線が短く、調理や配膳がしやすい
<デメリット>
- 複数人で使うと手狭に感じやすい
- 収納や作業スペースが限られるケースもある
Ⅱ型(ツーアイ型)


Ⅱ型は、キッチンを2列に分けて向かい合わせに配置するセパレートスタイルです。調理スペースや収納を広く確保しやすく、効率的な動線で作業がしやすいので、料理好きの方や複数人でキッチン使うシーンにも向いています。ただし、通路幅をしっかり確保しないと動きづらくなる場合があるため、キッチンに立つ人数や使用スタイルに応じた設計が大切です。
<メリット>
- シンク・コンロを分けて配置でき、複数人でも作業しやすい
- 作業スペースや収納が多くとれる
<デメリット>
- 通路幅が狭いと動線にストレスが出やすい
- 広めのスペースが必要になる場合もある
L型


L型キッチンは、二つの壁面を利用するコーナー型のスタイルです。シンクとコンロをL字にレイアウトすることで、調理や片付けの動線が短くなり、効率的に作業が進められます。また、コーナー部分を収納に活かせば、空間を無駄なく使えるのも特徴です。
<メリット>
- 作業スペースを広く取りやすく、調理・片付けがしやすい
- 動線が短く、複数人でも同時に使いやすい
<デメリット>
- コーナー部分の収納は、奥行きや取り出しさに工夫が必要
- 間取りによっては設置が難しい場合がある
U型(コの字型)


U型(コの字型)キッチンは、三方を囲むように設計されたスタイルです。豊富な収納と広い作業スペースを確保できます。調理や片付けが短い動線で完結するため、効率よく作業を進めたい方に人気です。
<メリット>
- 作業スペース・収納ともに充実しており、効率的なキッチン作業が可能
- 動線がコンパクトで、作業の切り替えがスムーズ
<デメリット>
- 設置に広さが必要なため、間取りを選ぶ
- コーナー部分の使い方に工夫が必要な場合もある
マンションリノベーションで失敗しないキッチンづくりのポイント
キッチンは、毎日使う場所だからこそ、リノベーションで「もっとこうすればよかった」と後悔しないようにしたいものです。快適で使いやすいキッチンを実現するためには、いくつかのポイントをおさえておくことが大切です。
以下で、リノベーション時によくある検討ポイントをご紹介します。
「家族が集まる場所だからこそ、こだわりのあるキッチンにしたい」「効率的な動線と収納力を両立させたキッチンを実現したい」とお考えの方は、ぜひ三井デザインテックへお問い合わせください。専門スタッフが細部にまで配慮したプランをご提案します。
生活動線を意識して収納やコンセントを配置する
キッチンの使い勝手を大きく左右するのが、収納やコンセントの配置です。調理家電や食器、ストック食材の収納位置などが曖昧なまま設計すると、日々の調理や片付けの中でストレスを感じる原因になります。
たとえば、以下のようなケースがよくみられます。
- 電子レンジなどの調理家電を使いたい場所にコンセントがない
- 調理器具や調味料などの置き場所が動線に合っておらず、作業効率が悪い
- 収納が十分に確保されておらず、家電や生活用品が見えてしまって生活感が出る
……など
快適なキッチンづくりには、生活動線を意識した設備と収納の配置が欠かせません。
キッチンの高さや作業スペースの幅などを考慮する
使いやすいキッチンにするには、高さや作業スペースの寸法を「使う人」に合わせて設計することが大切です。たとえば、キッチンカウンターが高すぎると腕が疲れやすく、低すぎると腰に負担がかかるなど、日々の調理に影響が出る場合があります。
一般的なキッチンの高さは、日本工業規格(JIS)によって80cm、85cm、90cm、95cmの5cm刻みで定められています。以前は80cmが主流でしたが、近年では日本人の平均身長が伸びたため、85cmが一般的な高さとして広く採用されています。
ご自身の身長に合ったキッチンの高さを知るための目安となる計算式は以下の通りです。
身長(cm) ÷ 2 + 5cm
例えば、身長が160cmの方であれば、160 ÷ 2 + 5 = 85cmが目安となります。
ただし、これはあくまで目安であり、実際に使いやすい高さは個人の体格や作業スタイルによって異なります。
また、キッチンの通路幅や奥行きも、作業のしやすさを左右する重要な要素です。冷蔵庫・食器洗い乾燥機・コンロなどの位置関係にも配慮すると、調理・配膳・片付けといった一連の作業がスムーズになります。家族構成や調理スタイルに合わせてキッチンカウンターやシンクの高さ、調理台の幅などを調整すれば、快適で使いやすいキッチンを実現できます。
掃除のしやすさや耐久性で素材を選ぶ
キッチンに使用する素材は、見た目だけでなく、掃除のしやすさや耐久性も含めて選びましょう。日々の手入れが楽になるかどうか、また、長く使ったときに美しさを保てるかどうかも、素材の選び方ひとつで大きく変わります。キッチンまわりでは、カウンターやシンク、壁、床などに使われる素材にも、さまざまなバリエーションがあります。
【カウンター・シンク】
ステンレス 、人造大理石 …など
【コンロやシンクまわりの壁面】
キッチンパネル、タイル、ホーロー、ステンレス …など
【床材】
タイル、フローリング、フロアタイル …など
それぞれに見た目や耐久性、掃除のしやすさといった特性の違いがあるため、空間全体のテイストやライフスタイルに合わせた素材選びがおすすめです。素材の質感や色合いを空間全体と調和させることで、キッチンだけでなく住まい全体に統一感のある美しいデザインを生み出すことができます。
空間のテイストに合わせてブランドや仕様を選ぶ
キッチンは住まい全体のテイストやデザインと調和させることが大切です。北欧ナチュラル・和テイスト・ホテルライク・ヴィンテージ・モダンなど、お部屋のデザインテイストに合わせて素材や色、形状を選べば、統一感のある美しい住まいが生まれます。
たとえば、TOTO・LIXIL・クリナップなどの国産メーカーのシステムキッチンには、機能性やメンテナンス性にすぐれた設備や仕様が多く、カラーバリエーションやパーツの選択肢も豊富です。空間全体のテイストに調和させやすく、コストを抑えながらデザイン性の高いキッチンを実現できるのが魅力です。
一方で、「もっとデザインにこだわりたい」「空間全体との一体感を重視したい」といった場合には、セミオーダーやフルオーダーのキッチンを選ぶのもひとつです。カウンターの素材やサイズ感、デザインなど細部まで設計できるため、空間のテイストや使い勝手にぴったり合う“理想のキッチン”を実現できます。費用はシステムキッチンよりも高くなる傾向がありますが、「長く使うからこそ、納得のいくキッチンにしたい」というこだわりのある方に選ばれています。
三井デザインテックでは、海外ブランドを含むセミオーダー・オーダーメイド(フルオーダー)のキッチンにも幅広く対応しています。取っ手や素材、色味などの細部までこだわったプランニングで、住まい全体の調和を大切にしたご提案が可能です。
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理想をかたちにする三井デザインテックのキッチンリノベーション
三井デザインテックでは、キッチンだけでなく、住まい全体とのバランスや生活動線を重視したリノベーション提案を行っています。
キッチンは、空間全体の快適性やライフスタイルに大きく関わる重要な要素です。
そのため、使いやすさを追求した収納や動線計画はもちろん、リビング・ダイニングとの調和やキッチンを含めた住まい全体をトータルでデザイン・設計していきます。
専任のリフォームプランナーが、お客様の理想やライフスタイルに寄り添いながら、フルリノベーション(スケルトン)で空間全体を再設計。快適さと美しさを両立した、キッチンを中心とした住まいづくりをご提案します。
「家族が集まる場所だからこそ、こだわりのあるキッチンにしたい」「おしゃれなキッチンに憧れる」「効率的な動線と収納力を両立させたキッチンを実現したい」そんな想いをお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。
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三井デザインテックが選ばれる理由
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キッチンのリノベーションにかかる費用
キッチンのリノベーション費用は、選ぶ設備やレイアウトによって大きく変動します。
たとえば、通常グレードのシステムキッチンを選べば、比較的費用を抑えられます。一方で、オーダーメイドのキッチンを取り入れる場合は、素材や設計の自由度が高い分、費用も大きくなります。
キッチンのリノベーション費用の目安は、以下のとおりです。
- システムキッチンの交換のみ:200万円〜
- キッチン全体のリノベーション:300万円〜500万円
- オーダーメイドのキッチン:500万円〜1,000万円以上
オーダーメイドのキッチンは、収納力や動線、サイズや素材まで、細やかに設計・造作できるのが魅力です。システムキッチンと比べると費用はかかりますが、理想のキッチン空間を実現したい方に人気です。
キッチンのリノベーション事例
ここでは、三井デザインテックが手がけたマンションリノベーションの中から、美しさと使いやすさを兼ね備えたキッチンの事例をご紹介します。
レイアウトの工夫や素材選び、収納の工夫など、理想のキッチンづくりのヒントとして、ぜひご覧ください。

既存の壁を取り払い、開放感のある広々としたオープンキッチンを実現した事例です。アイランドキッチンの対面式を採用し、家族やゲストとのコミュニケーションを楽しみながら料理できます。天板や腰壁には素材の質感が際立つデザインを採用。空間全体の印象を引き締めるアクセントになりました。

こちらは、リビングと一体感を持たせたアイランドキッチンへリノベーションした事例です。来客時でもスッキリとした印象を保てるよう、見せない収納を採用しました。

キッチンからはリビングダイニングを通して開放的な眺望を楽しめます。ブルーグレーを基調としたデザインが、空間全体の統一感と洗練された印象を演出。機能性と美しさを兼ね備えた理想的なキッチンです。

アイランドキッチンの背面に、壁一面の収納キャビネットを設置した事例です。モザイクタイルや間接照明を組み合わせ、収納力だけでなくデザイン性も重視したキッチンに仕上げました。すっきりとしたおしゃれな雰囲気が特徴です。

ダイニングスペースとつながるオープンキッチンです。広々とした天板を設けることで、バーカウンターとしても活躍します。左奥に設けたパントリーは、キッチンと廊下をつなぐ回遊動線を確保。十分な収納スペースと効率的な作業動線を兼ね備えたキッチンになりました。

生活感を極力排除した、ホテルライクな空間を目指して設計されたキッチン事例です。冷蔵庫などの家電類は、すべて扉で隠しました。

玄関からキッチンへと続く裏動線を設け、シューズクロークとパントリーを配置。日用品やペットのお散歩グッズなどもすっきりまとめて収納できるよう工夫しました。

こちらは既存の壁を取り払い、キッチンの作業スペースとゆったりとした動線を確保したキッチンの事例です。ダイニングやリビングの窓から差し込む外光を存分に楽しめる、明るく開放的なキッチンに仕上がりました。

窓辺にはカーテンではなく、ウッドブラインドを採用。外の景色や自然光を活かしながら、心地よい空間を演出しています。

オーダーキッチンブランド「CUCINA」製のオープンキッチンを採用した事例です。リビングダイニングとの一体感を大切にし、開放的で明るい空間を実現しました。

コの字型のカウンターキッチンは、効率よく作業ができます。奥行きを活かした設計により、収納力が大幅に向上し、機能性とデザイン性を兼ね備えたキッチンとなりました。

使いやすさとデザイン性を両立させたキッチン事例です。リノベーション前の位置のままでキッチンスペースを拡張。開放的な空間に仕上げました。冷蔵庫横にはガラス扉の収納を設け、お気に入りのグラスをディスプレイできるスペースに。

壁もキッチンと同柄のタイルを採用し、統一感のある仕上がりにしました。

キッチン周りの壁を取り払い、開放的なキッチン空間とした事例です。既存の柱にはタイルを貼り、柔らかい印象を与えながら空間全体と美しく調和させました。

キッチン奥のスペースにはカウンターを設置し、趣味の手芸などを楽しめる多目的な場所を確保。実用性とデザイン性が共存するキッチン空間に仕上がりました。

こちらのキッチンは、背面や腰壁、床にホワイトアッシュを採用し、シンプルながらも表情豊かなデザインに仕上げました。収納力を高めるため、壁面やカウンター下部に大容量の収納を配置。取手等の細部までこだわったキッチン空間です。

キッチンカウンターの奥には調味料や調理器具を美しく収納できる棚を設置。料理を楽しむための空間が広がります。

ペニンシュラ型のオープンキッチンを採用した事例です。上部収納には、ダイニング側からも開閉できる扉を設け、食事の準備がしやすいデザインに。カウンターはL字型にダイニング側まで延ばし、カウンター下はすべて収納スペースにしました。

カウンターや吊戸棚、壁面収納まで同じ木調の仕上げで統一。リビングやダイニングのテイストと調和させながら、日々の家事を心地良くこなせるデザインに仕上げました。

白とブラウンのコントラストが映えるオープンキッチンの事例です。キッチン家電を使用しないときは、すべて扉内に収納できるよう設計し、生活感を抑えたおしゃれなキッチンを実現しました。

キッチンの天井には既存の梁型を活用し、間接照明を設置。光の効果でリビングダイニングとの一体感を高め、洗練されたデザインに仕上げました。

こちらのキッチンは、L型キッチンとアイランドカウンターを組み合わせたレイアウトが特徴です。ゆったりと調理や準備ができる設計で、実用性とデザイン性を兼ね備えています。窓に面したカウンターは、軽食をとったり、簡単な事務作業をしたりするスペースとしても活用できます。

リビングダイニングの広さを優先し、壁付けキッチンを採用した事例です。デザイン性の高いキッチンを選ぶことで、インテリアに溶け込んだ洗練された空間を実現しました。収納力を高めるため、キッチン周りに家電や日用品を収める戸棚やアイランドカウンター内にも収納を設置しました。

冷蔵庫を目隠しするミラー張りの引き戸を採用し、空間に統一感と広がりを持たせています。

こちらの事例では、リビング、ダイニング、キッチンが一体化したフルオープンなレイアウトを採用。奥にキッチンを配置し、ダイニングからの動線を考慮しました。

こちらの事例では、キッチンをシックで落ち着いたトーンにまとめました。お酒を楽しむライフスタイルに合わせて、シンクの反対側にはバーカウンターとしても使える造作スペースを設置。色味や素材の選定にもこだわり、暮らしに寄り添う上質なキッチン空間を演出しています。
マンションリノベーションを検討する際の注意点
マンションリノベーションでは実現できること、できないことがあり、計画を立てる前に確認しておきましょう。

キッチンなど水まわり設備を移動する△
十分な排水勾配をとれる範囲内でのみ移動可能。配管が階下の住戸の天井にある場合はできない
内装を変更する◯
壁・天井の張り替えや塗装は自由。室内扉などの建具交換も可能。
断熱性をあげる◯
内窓を設けて窓の断熱性を上げる、壁や天井の内側に断熱材を充填することも可能
間取りを変更する△
間取り変更は自由。天井板を外して高さを上げることも可能。ただし、壁式構造は外せない壁がある。
サッシを交換する✕
サッシは共用部分であるため、勝手に交換はできない。
玄関扉を交換する✕
共用部分なので交換も外側の塗装もできない。室内側の塗装は可能。錠交換は管理組合に確認を。
パイプスペースを移動する✕
各住戸への給排水管、ガス配管、電気配線などは共用の配管スペースなので移動できない。
コンセントの数を増やす◯
住戸内の電気配線をアレンジできるので、数を増やすことは可能。コンセントの位置移動やスイッチ交換も可能。
床材を変更する△
管理規約によって遮音性や防音性に基準が設けられている場合は、床材の選択や施工方法に工夫が必要。
床暖房を設置する△
マンション全体のガスまたは電気容量に制約される。管理組合に確認を。
耐震性を上げる✕
耐震補強はマンション全体にかかわることなので住戸単位ではできない。棟全体で行う場合は可能。
実現できる(自由度が高い) | 実現できる(制約がある) | 実現できない |
---|---|---|
内装を変更する コンセントの数を増やす 断熱性を上げる |
トイレや浴室などの水回り設備の移動 間取りの変更 床暖房の設置 床材の変更 |
パイプスペース(給排水管、ガス配管、電気配線など) サッシを交換する(勝手に複層ガラス用サッシに変更できない) 耐震性を上げる(耐震補強は住戸単位ではできない) 玄関扉を変更する(共用部分であるため変更できない) |
さらに、マンションリノベーションを検討する前に確認しておきたい4つの重要ポイントをご紹介します。
1.希望の間取りへ変更できないことも
マンション構造には「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類があります。建物の構造によっては専有部分の間取りを変更できない、もしくは構造躯体を撤去できないなど、マンションリノベーションの自由度が制限されるケースがあるため注意が必要です。
ラーメン構造

- ラーメン構造では、柱や梁が重要な役割を果たしているため、たとえ専有部分であってもこれらの構造躯体を取り払うことはできません。
- 柱や梁の位置によって、間取り変更後の部屋の形状や配置に制約が生じることがあります。
- 間取り変更時には、柱や梁の配置に合わせた工夫や補強が必要となる場合があります。
壁式構造

- 壁式構造では、壁が建物を支えているため、壁を取り払う際には慎重さが求められます。
- 壁の配置や強度によって、間取り変更の自由度が制約されます。
- 間取り変更の際には、壁の位置変更に伴う構造上の影響や安全性の確保に配慮が必要です。
マンションの構造が分からない場合は、担当者に相談して現地調査を実施しましょう。
2.配管の場所によって、水回りの移動が制限される
キッチンやユニットバスのリノベーションでは、床や配管の構造によって、水回りを移動できる範囲や自由度が異なります。
床の構造が二重床であり、給排水管が床スラブ(コンクリートの床)の上を通っている場合は、床下に十分なスペースがあるため比較的自由に給排水管を移動できます。また、床下の空間には排水のための勾配が必要ですが、床下の高さにゆとりがあるほど水回りの移動範囲も広がります。

一方の直床(床スラブ貫通配管)構造では、床スラブに配管が埋め込まれており、給排水管を移動できるスペースがないため、水回りの移動が大きく制限されます。

配管の位置は調査が必要な場合もあるため、事前に調査を依頼しましょう。
3.マンション管理規約を事前にチェック
マンション管理組合の定める管理規約により、リノベーションが制約される場合もあります。工事を始める前に、必ず管理規約をチェックしておきましょう。管理規約の内容に不安がある場合は、担当者へ相談してみましょう。
4.売却時の資産価値が下がることも
マンションリノベーションは物件の資産価値を高める効果がありますが、個性的すぎるリノベーションを行うと、マンション売却時の資産価値が下がる可能性もあります。リノベーションでマンションの資産価値を高めたい場合は、リノベーションの担当者と相談しながら計画することをおすすめします。
マンションリノベーションでの資産価値を高めるためのポイントはこちら
マンションリノベーションでできること・できないことについて、こちらのページで詳しく解説しています。
マンションリノベーションの流れ
1.理想のデザイン・間取りのイメージを決める

以下の資料を活用しながら、実現したい生活イメージ、リノベーションの間取り、デザインを決めていきましょう。まずは情報収集のために、資料やカタログを取り寄せてみたり、相談をされたりすることをおすすめします。ショールームを見学するのもおすすめです。
2.マンションリノベーションの時期・工事期間を確認する

リノベーションを実施する時期を想定し、実際に工事にはどのくらいの期間がかかるのかを確認しましょう。並行して、施工期間中の仮住まいをどうするのかについても調べておきましょう。三井デザインテックでは仮住まいについてもサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
3.費用を調べて予算を決める

まずは、リノベーションに必要な費用を調べながら、希望予算を決めましょう。実際の事例を見るうちに「あれもいいな」「これも入れたいな」とやりたいことはどんどん増え、予算よりも膨らんでしまう傾向にあります。最初にまず大まかな予算を決めておきましょう。
次に、実現したいマンションリノベーションの費用相場を調べてみましょう。費用相場を確認することで、予算の範囲内でどのようなリノベーションプランを実現できるのか、イメージをつけやすくなります。
また、資金計画も重要です。資金計画を立てる時には、マンションリノベーションに利用できる補助金、必要な税金手続きや住宅ローンなども調べておきましょう。
4.実現したいイメージを伝え、見積もりを依頼する

マンションリノベーションの実際の費用は、マンションの特性によっては相場と異なる場合もあります。実際に見積りを確認するまで明確な費用は分かりませんので、早めに見積りを依頼しましょう。
担当者が決まったら、補助金やローンについても相談できますので、リノベーションを検討し始めたらまずは一度相談してみることをおすすめします。
ご相談から、現地調査・お打合せ、ご契約、工事・検査、お引渡しなどの流れについては、こちらのページをご覧ください。
マンションリノベーション・リフォームをトータルでサポートいたします
マンションリノベーションをご検討の方は、ぜひ三井デザインテックへご相談ください。リノベーションにかかわるデザイン・間取りタイプ、予算・費用、工事など、さまざまなご要望をトータルでサポートいたします。
三井デザインテックが選ばれる理由
1. 理想を実現する優れたデザイン力
三井デザインテックは、ホテルやオフィスなどの公共空間、マンションや戸建てなどの住空間など、さまざまな空間の設計デザインを手がけています。
住空間に関しては、理想のデザインを生み出す設計担当リフォームプランナーが約150名在籍し、お客様の理想のリノベーションを実現いたします。
2. 経験豊富な専門スタッフによるプロジェクトチーム制
三井デザインテックは、お客様のマンションリノベーションをプロジェクトチームでサポートします。企画・営業担当、リフォームプランナー、施工・品質担当、その他専門スタッフが連携して、理想のマンションリノベーションを実現します。
3. 充実の保証・アフターサービス
三井デザインテックでは安心の保証・アフターサービスをご用意しています。最長2年の保証制度、定期アフターメンテナンスサービス、24時間コールセンター窓口対応など、リノベーション後も安心してお住まいいただくためのサービスを充実させています。
4. 三井不動産グループの連携力
三井デザインテックでは、中古物件探し、各種リフォームローンなどで三井不動産グループと連携して、お客様のリフォームのご要望にお応えいたします。
2025.05.19時点の情報です