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コラム

間取りタイプ別・マンションリノベーションの特徴・費用・注意点を画像事例と解説

2023.03.28時点の情報です

#マンション #基礎知識 #間取り #費用 #事例 #ポイント注意点

1LDKから4LDKまで、マンションリノベーションの間取りそれぞれの特徴をタイプ別にご紹介します。また、間取り変更を考えるときに役立つ、物件の広さ別の費用相場や変更するメリットのほか、気をつけるべき点、計画の進め方のポイントを具体的に解説していきます。

間取りタイプ別・マンションリノベーションの特徴とポイント

マンションリノベーションの間取りタイプは1LDK〜4LDKが一般的です。家族構成やライフスタイルに合わせてどんな間取りを選ぶのがよいか、間取りそれぞれの特徴を確認してみましょう。リノベーションにおけるポイントや注意点も合わせて、画像を交えてご紹介します。

4LDKタイプのマンションリノベーションの特徴とポイント

マンションリノベーション後、2面採光を有したクラシカルな雰囲気の書斎画像

ビフォーアフター平面図、4LDKマンションリノベーション実例

4LDKの間取りは、広さが100㎡〜150㎡と専有面積が広く、用途に合わせてデザインをしやすいのが特徴です。

例えば、プライベートスペースとしては仕事・趣味の専用ルームをつくることもできます。また、収納スペースも、ウォークインクローゼット・土間収納・食品保管用パントリーなどの目的に応じた空間がつくれます。

家族が集まるLDK空間は、より広く開放的な間取りにすることも可能です。リビング、ダイニング、キッチンを区切る壁をなくして、ひとつの空間にするリノベーションも人気です。壁のないLDK空間は、窓からの採光が室内に広がり、明るく開放感があります。

4LDKマンションリノベーション間取りについてさらに詳しく

3LDKタイプのマンションリノベーションの特徴とポイント

マンションリノベーション後、白を基調としたキッチンとシャンデリアを設置したダイニング画像

ビフォーアフター平面図、3LDKマンションリノベーション実例

3LDKは、マンションリノベーションで人気のある間取りタイプです。人気の理由は、生活スタイルや家族構成にあわせて間取りをデザインしやすいこと。例えば、部屋を書斎・趣味・子供部屋など目的別に活用できるのが特徴です。

3LDKマンションの間取りは60㎡〜140㎡の面積が一般的。そのうちLDKは16〜20畳(21㎡〜36㎡)ほどの広さが多く、4人家族でも十分なスペースを確保できる間取りです。

3LDKマンションリノベーション間取りについてさらに詳しく

マンションリノベーション後、クラシカルなグレーのキッチンを配したダイニングキッチン画像

ビフォーアフター平面図、田の字型マンションリノベーション実例

3LDKマンションは、漢字の「田」のように仕切られている「田の字型」間取りが一般的。「田の字型」間取りでは仕切りの壁を取り除き、間取りを変更するリノベーションも人気です。

田の字形マンションリノベーションについてさらに詳しく

横並びに配置し直したリビングダイニング画像

ビフォーアフター平面図、4LDKから3LDKへのマンションリノベーション実例

4LDKから3LDKへ間取りを変更するリノベーションも多くあります。部屋数を減らす分、LDK空間を広くできます。

間取り変更をしたマンションリノベーション事例はこちら

2LDKタイプのマンションリノベーションの特徴とポイント

マンションリノベーション後、2面開口の明るいリビングダイニング画像

ビフォーアフター平面図、2LDKマンションリノベーション実例

2LDKの間取りは、単身者や2人暮らし、小さいお子さんがいる家族に人気があります。
広さは50㎡〜120㎡ほどが一般的。
リノベーションでは、3LDKから2LDKに間取りを変更するのが人気です。リビングに隣接していた和室をなくして、リビング空間を広くするリノベーション例もあります。広くなったリビングの一角には、お子さんの勉強スペースや、大人のワークスペースを設置するケースも増えてきています。

2LDKのリノベーション事例をみる

1LDKタイプのマンションリノベーションの特徴とポイント

マンションリノベーション後、床と天井に木をふんだんに使った温かみのあるリビング及びワークスペース画像

ビフォーアフター平面図、1LDKマンションリノベーション実例

1LDKの間取りは、50㎡〜70㎡ほどの広さが一般的。部屋数が少ないぶん、間仕切り壁も少ないのが特徴です。マンションリノベーションで、リビング・ダイニング・キッチンを区切る壁を無くして、さらに広々とした空間を実現できます。
開放的なLDKは一人暮らし・二人暮らしでは余裕のある空間となるでしょう。また、子供など家族に目が届きやすいスペースを実現できます。
1LDKマンションリノベーションでは、より広い生活空間を造り出すために、収納をウォークインクローゼット1カ所に集中させる例もあります。

1LDKのリノベーション事例をみる

間取りタイプ別・マンションリノベーションの費用相場は?

間取りタイプ別・マンションリノベーションの費用相場

マンションの間取りタイプ別・スケルトンリノベーション(フルリノベーション)した場合の平米(㎡)あたりの費用相場

  • 一般的なマンション・高級マンションの場合:15~18万円ほど
  • ハイグレードマンションの場合:25万円ほど

スケルトンリノベーションの広さ・間取り別の費用相場は以下のとおりです。

専有面積(㎡) リノベーション後の想定間取り 費用相場
50 1LDK〜2LDK 1,250万~1,500万
60 1LDK〜2LDK 1,500万~1,800万
70 1LDK〜3LDK 1,750万~2,100万
80 1LDK〜3LDK 2,000万~2,400万
90 1LDK〜3LDK 2,250万~2,700万
100 1LDK〜4LDK 2,500万~3,000万
110 2LDK〜4LDK 2,750万~3,300万
120 2LDK〜4LDK 3,000万〜

フルリノベーションの費用目安は1㎡あたり約25万円を想定し、上限はグレードの高い設備などを設置する場合を想定し1㎡あたり約30万円としています。

利用する素材・部材、内装材、設備機器などにより価格は上下します。

間取り変更をともなうマンションリノベーションの費用は?

大幅な間取り変更や、水回りの移動に伴う配管工事が必要な場合や、特別な床・壁材、クロス素材を利用する場合は、費用が高額になります。

早めに見積りを依頼するのがおすすめ

上記で説明したように、リノベーション費用は間取り変更を伴う場合大きく変わります。そのため、マンションリノベーションを検討しはじめる段階から見積りを依頼するのがおすすめです。 マンションリノベーション工事費用の見積りを早く入手できると、希望予算でどのようなリノベーションが実現できるのか把握でき、ローンや補助金などの資金計画を立てやすくなります。

見積もりのご依頼・ご相談はこちら

間取りタイプを変更するメリット

マンションリノベーションで間取りを変更すると、住み慣れた部屋の印象を大きく変えられます。間取りを変更する具体的なメリットを詳しく解説します。

家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に対応できる

家族三世代が団欒する画像

マンションリノベーションは、家族構成やライフスタイルの変化にあわせて、最適な間取りを実現できます。

家族構成やライフスタイルの変化の例

  • 子供が成長して子供部屋が必要になった。
  • 子供が自立して、部屋が使われなくなった。
  • リモートワークで自宅での仕事が増えた。
  • ケガや病気で、段差をなくすなどのバリアフリー化が必要になった。 …など

家族構成の変化にあわせて間取りを変更した事例はこちら

開放感を高める

吹き抜けを2階から見下ろした画像

間取りを変更して空間を広げることで開放感が高まります。

間取りを変更して開放感をアップした例

  • 和室やあまり使わない部屋をなくしてリビングを広くする。
  • スケルトン天井を取り入れて天井を高くみせる。
  • 窓が見える場所を増やして採光を得やすくする。
  • キッチンの壁などを取り払い視界を広げる。 …など

間取り変更で開放感をアップした事例はこちら

収納スペースを増やして利便性アップ

マンションリノベーションで収納スペースを増やすことで、生活の快適性をアップできます。

間取り変更によるリノベーションで生活の快適性がアップした事例

  • ウォークインクローゼット(WIC)を新設して収納不足を解消。
  • シューズクローゼット(シューズクローク)や、玄関収納を作って屋外で使うアイテムの収納力をアップ。
  • キッチンに併設するパントリーで調理道具や常温食材を保存できるスペースを追加。
  • 壁面収納で収納スペースを確保して、インテリアもおしゃれに。 …など

間取り変更で収納スペースを増やした事例はこちら

住み慣れた空間で、新しい生活がはじまる楽しみ

マンションリノベーションは、住み慣れた環境のまま、より快適な生活を実現できるのも大きなメリット。

住み慣れた場所を重視したマンションリノベーション事例

  • 通勤、学区、ご近所との関係、買い物など、生活環境の利便性が高い。
  • 長年住んだ部屋は住み心地がよく、安心感がある。
  • 住み慣れた生活環境を変えて、新たな場所で生活するのは不安。 …など

住み慣れた場所を重視してマンションリノベーションされた事例はこちら

間取りタイプを変更するときの注意点

マンションリノベーションは、希望どおりの間取りに変更できないケースもあります。そこで、マンションリノベーションの前に注意すべきポイントを紹介します。 配管位置は調査が必要な場合もありますので、早めに調査を依頼しましょう。

調査のご相談、ご依頼はこちら

希望の間取りへ変更できないことも

マンションリノベーションでは、建物の構造により、間取りを自由に変更できないこともあります。マンションの主な構造は2つのタイプがあります。

1. ラーメン構造

マンションの構造、ラーメン構造説明画像

柱や梁(はり)が主体で建物を支える構造。間仕切り壁を取り外して、比較的自由に間取りを変更できます。構造躯体の柱や梁を壊すことはできません。

2. 壁式構造

マンションの構造、壁式構造説明画像

壁で建物を支える構造。室内に撤去出来ない壁が残り、間取り変更には制約があります。

マンションの構造がわからない場合は、担当者に相談して現地調査を実施しましょう。

配管の場所によって、水回りの移動が制限される

キッチンやユニットバスなど水回りのリノベーションでは、床の構造や配管の通り道によって、水回りを移動できる範囲、自由度が大きく異なります。

床の構造が二重床であり、給排水管が床スラブ(コンクリートの床)の上を通っている場合、水回りの移動は比較的自由に行えます。二重床によって配管が覆われており、床下には十分なスペースがあるため、給排水管の移動が可能です。また、床下の空間には排水のための勾配が必要ですが、床下の高さにゆとりがあるほど水回りの移動範囲も広がります。

以下は、二重床配管のイメージ図です。

二重床配管のイメージ画像

一方、直床(床スラブ貫通配管)構造では、給排水管を移動できるスペースが存在せず、水回りの移動が大きく制限されます。直床構造では、床スラブに配管が埋め込まれており、そのために配管の移動が難しくなります。

以下は、直床配管のイメージ図です。

直床配管のイメージ画像

つまり、床の構造や配管の通り道によって、水回りを移動できる範囲が大きく異なります。

配管の位置は調査が必要な場合もありますので、早めに調査を依頼しましょう。

マンション管理規約を事前にチェック

マンション管理組合の定める規約により、リノベーションが制約される場合もあります。事前にマンション管理規約をチェックしてみましょう。マンション管理規約の内容に不安がある場合は、担当者へ相談してみましょう。

売却時の資産価値が下がることも

マンションリノベーションは資産価値を高めることができますが、極端に個性的なリノベーションをすると、マンション売却時の資産価値が下がる可能性もあります。 リノベーションによりマンションの資産価値を高めたい場合は、リノベーションの担当者と相談しながら計画することをおすすめします。

資産価値を高めるリノベーション事例はこちら

マンションリノベーションの流れ

マンションリノベーションで理想の家づくりを実現するためのステップをご紹介します。

  1. 理想のデザイン、間取りのイメージを決める
  2. マンションリノベーションの時期、工事期間を確認する
  3. 費用を調べて、予算を決める
  4. 実現したいイメージを伝え、見積もりを依頼する

1.理想のデザイン、間取りのイメージを決める

デザインリノベーションの例

以下の資料を活用しながら、実現したい生活イメージ、リノベーションの間取り、デザインを決めていきましょう。まずは資料やカタログを取り寄せてみたり、相談をされたりすることをおすすめします。ショールームを見学するのもおすすめです。

マンションリノベーション事例

資料・カタログ

相談スペースを予約する

2.マンションリノベーションの時期、工事期間を確認する

家の形をした模型

リノベーションを実施する時期を想定し、実際に工事にはどのくらいの期間がかかるのかを確認しましょう。並行して、施工期間中の仮住まいをどうするのかについても調べておきましょう。三井デザインテックでは仮住まいについてもサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください

3.費用を調べて予算を決める

電卓の画像

まずはリノベーションに必要な費用を調べながら、希望予算を決めましょう。実際の事例を見るうちに「あれもいいな」「これも入れたいな」とやりたいことはどんどん増え、予算よりも膨らんでしまう傾向にあります。最初にまず大まかな予算を決めてしまいましょう。

次に、実現したいマンションリノベーションの費用相場を調べてみましょう。費用相場を確認することで、予算の範囲内でどのようなリノベーションプランを実現できるのか、イメージをつけやすくなります。

また、資金計画も重要です。資金計画を立てるときには、マンションリノベーションに利用できる補助金、必要な税金手続きやローンなども調べておきましょう。

4.実現したいイメージを伝え、見積もりを依頼する

夫婦がパソコンを前に相談している写真

マンションリノベーションの実際の費用は、マンションの特性によっては相場と異なる場合もあります。実際に見積りを確認するまで明確な費用は分かりませんので、早めに見積りを依頼しましょう

担当者が決まったら、補助金やローンについても相談できますので、リノベーションを検討し始めたらまずはいちど相談してみることをおすすめします。

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マンションリノベーションをトータルでサポートいたします

マンションリノベーションをご検討の方は、ぜひ三井デザインテックへご相談ください。リノベーションにかかわるデザイン・間取りタイプ、予算・費用、工事など、さまざまなご要望をトータルでサポートいたします。

三井デザインテックが選ばれる理由

理想を実現する優れたデザイン力

三井デザインテックは、ホテルやオフィスなどの公共空間、マンションや戸建てなどの住空間など、さまざまな空間の設計デザインを手がけています。

住空間に関しては、理想のデザインを生み出す設計担当リフォームプランナーが約150名在籍し、お客様の理想のリノベーションを実現いたします。

経験豊富な専門スタッフによるプロジェクトチーム制

三井デザインテックは、お客様のマンションリノベーションをプロジェクトチームでサポートします。企画・営業担当、リフォームプランナー、施工・品質担当、その他専門スタッフが連携して、理想のマンションリノベーションを実現します。

充実の保証・アフターサービス

三井デザインテックでは安心の保証・アフターサービスをご用意しています。最長2年の保証制度、定期アフターメンテナンスサービス、24時間コールセンター窓口対応など、リノベーション後も安心してお住まいいただくためのサービスを充実させています。

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三井デザインテックでは、中古物件探し、各種リフォームローンなどで三井不動産グループと連携して、お客様のリフォームのご要望にお応えいたします。

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