三井デザインテック

「男前リフォーム」で広々1LDKへ!ひとり暮らしのための快適空間が実現。

#マンションリノベーション#60~69㎡#31年以上#2020年~#シングル#~1LDK#ナチュラル#シンプル

Data

構造
RC造
リフォーム面積
63.41m²
延床面積
63.41m²
築年数
34年
改装範囲
全面改装
家族構成
S様お一人
リフォーム前は中央の壁を境として2つに分かれていた空間を繋げ、広々としたリビング・ダイニングに。エアコンの下に並んだ給気口がその名残。天井板は、白みと赤みのコントラストが美しいレッドシダーの突板。床のフローリングを同方向に張ることで、空間の広がりを演出した。
和室の天井は右上から左側に傾斜させた板張り。梁の段差を利用した間接照明が変化のある空間を生み出している。
リビング・ダイニングの床面とフラットに並ぶ和室は、障子で仕切ることで寝室や客間として活用。障子の桟は大きなグリットでモダンテイストとし、周りの空間と調和させた。
書斎側のデスクに座って見る時の距離感をちょうど良い高さに設置したテレビは、65インチの大型サイズ。その下に造りつけた棚板は、キッチンの飾り棚と同素材で統一感のあるデザインに。テレビのかかる壁には、セメントのような素材感のある大判タイルを張ってアクセントとした。
リビング・ダイニングから見えるキッチンの壁は、モノクロのタイルを交互に配したシックで印象的なデザイン。棚に並んだ飾り皿は、奥様が集められていたものだとか。棚のデコレーションに関しても、プランナーによる細かなアドバイスが活かされている。
キッチンの飾り棚の棚板には、オーク集成材を使用。三角形のアイアンの受金物で支えるシンプルなデザインが全体に馴染む。モノクロのモザイクタイルに合わせ、下部のキャビネットのカラーリングに黒をセレクトすることで、空間全体を引き締める効果も。まさに「男前リフォーム」。
玄関ホールにベンチと手すりを設置。ベンチスペースは、リフォーム前は洋室だった一部を使用した。左側の玄関収納も一新。吊り戸棚をなくすことで、ゆとりある玄関スペースを実現させた。
廊下側から見たリビングの扉。左側にはキッチンに抜ける扉が。リビング、廊下の2方向からアプローチできる、動きやすい動線が実現している。
レトロなテイストは、来宅されたS様の娘さんにも好評だとか。
玄関横にあった6畳ほどの洋室を、ウォークインクロゼットとして全面リフォーム。
玄関側のスペースを削り、壁側にフレキシブルに使える稼働棚を造作。機能的な空間が生まれた。
洗面所などの水回りは設備を一新。浴室は三井オリジナルのユニットバスに交換した。
トイレの手洗い器のある側の壁は、住まい全体のアクセントカラーである濃紺をセレクト。リビングの扉、ダイニングチェアの座面張地と共通している。

リフォームプランニング

広々としたリビング・ダイニングに書斎コーナーをプラス

3年前、奥様に先立たれたS様。お子様の独立をきっかけに、34年前に新築で購入した3LDKのマンションを、ひとり暮らしのための住まいへ全面リフォームしたいと考えました。特にこだわったのは、広々としたリビング・ダイニング。リフォーム前は分かれていたLDKと洋室を繋げて広げ、念願だった書斎スペースをプラスしました。床と天井の板張りの方向が揃っているので、視線が通り、スッキリとした印象となっています。S様のお気に入りは書斎のデスク。仕事はもちろん、ちょうど良い距離感にあるテレビを見ながら、長時間でも飽きずに過ごすことができるそうです。デスク照明を含め、インテリアはリフォーム前の家から引き継いだソファとセンターテーブルをベースに、プランナーと一緒に考えて決めたもの。「男前」な住まいが実現しました。

廊下側とリビング側に直接アプローチできるキッチンへ

リフォーム後のキッチンは、廊下側・リビング側の2方向から直接アプローチできるスタイルに。キッチン奥、左側の扉を廊下に繋げることで、キッチンセットの周りをぐるりと回遊できる、動きやすい生活動線となりました。また、ご家族で過ごしていた時には対面式だったキッチンを、オープン型に変更。料理したものを横にスライドするだけなので、とても使いやすいそうです。一方、和室の障子を全開にすることで、リビング・ダイニングと繋がった、より一層広々としたワンフロアが出現。全体の床面の高さを120㎜アップさせ、リフォーム前は一段上がっていた和室の床と揃えて、空間全体の一体感を生み出しています。以前は襖で仕切られていたので、和室の中の採光も限られていましたが、障子になったことで室内が明るくなり、ベランダからも十分な自然光が届くようになりました。今はS様の寝室として活用されているそうです。ひとり暮らしのための快適な住まいが実現するリフォームで、納得の住まいを手に入れました。

Before

ご要望

  • 34年間にわたり家族で暮らしていた住まいを、ひとり暮らし用にリフォームしたい。
  • リビング・ダイニングを広げ、書斎スペースもプラスしたい。仕事でも、プライベートでも過ごしやすいスペースをつくりたい。
  • 天井は木の突板を使いたい。

After

ご提案

  • LDK中央の壁を境として2つに分かれていた空間を繋げることで、ベランダから明るい光が届く、広々としたリビング・ダイニングに変更した。
  • 書斎にフロアコンセントを設置するため床面を120㎜上げた。リビング・ダイニング全体の床面もこの高さに合わせて設定し、一段上がっていた和室の床とフラットに揃えることができた。
  • リフォーム前はカウンター越しの対面キッチンだったが、廊下側・リビング側に直接アプローチできるオープンスタイルを提案して、動きやすい動線をつくった。
  • 限られたスペースの玄関には、ポーチの片側にベンチを設置。ベンチ側の洋室をセットバックし、ベンチ分のスペースを確保した。これから先、S様が暮らし続けるための提案のひとつ。

Before

施主様の声

施主 S様

リフォームにあたって目指したのは「暮らしやすくて快適な住まい」。数ある中から最終的に選んだのは、大手で唯一リフォーム専門のデザイナーが在籍している、三井リフォームさんでした。プランナーの榑林さんの提案はとても良かったので、素材や色、インテリアのデザインまで、選んでくれたものの中からセレクト。特に色の選択は難しいので、プロのアドバイスは貴重でした。特に心に残っているのはキッチン。見せる側のタイル&キャビネットと、シンク側のキャビネットの色や質感が全く違っていたことです。私の発想では思いもつかない、素晴らしい提案でした。

担当者の声

リフォームプランナー®
一級建築士 榑林 由紀子

S様は、建築関係のお仕事をされており、ご自身で描かれたラフスケッチをもとに、居心地のよい、快適な住まいづくりの提案を行いました。インテリアコンセプトは、シンプルモダンをベースに、セメント、木、アイアンを取り入れて、かっこ良さと、あたたかみを合せ持つインテリアをご提案しました。中でも、リビング・ダイニングの照明を直接天井に付けずに、梁の凹凸を利用した間接照明にすることで、天井の板目をすっきり見せるというデザインは喜んでいただきました。現在は、デスク背面の壁に飾る絵について思案されているそうです。

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