2025.12.08
中古マンションのリノベーションの費用とポイント|補助金・注意点・事例まで徹底解説

中古マンションリノベーションの費用について、費用に影響するポイント、ローンや補助金制度、注意点、事例までわかりやすく解説します。
費用の目安や補助金の活用法、注意すべき点を知らないまま進めると、思わぬコストがかかる可能性もあります。
後悔しないリノベーションのために、ぜひ参考にしてみてください。
中古マンションのリノベーション費用は?

中古マンションのリノベーション費用は、さまざまな要因で変動します。
まずは、マンションをスケルトンリノベーションした場合の平米(㎡)あたりの想定予算を把握しておきましょう。
- 一般的なマンションリノベーション:25万円~
- ハイグレード(デザイン性・プランニング・オーダーメイド重視)なマンションリノベーション:30万円~
費用は、物件の状態・専有面積・工事内容・グレードによって総額が大きく変わります。
とくに築古マンションでは、設備や配管、下地の劣化により“見えない部分”の追加工事が発生しやすく、築浅物件より費用が高くなる傾向があります。
こうした要因により、実際のリノベーション費用の総額は 専有面積に応じて大きく変わる点も押さえておきましょう。
最終的な費用イメージをつかみやすいよう、広さごとの費用相場を以下にまとめました。
| 専有面積(㎡) | リノベーション後の想定間取り | 費用相場(円) |
|---|---|---|
| 50 | 1LDK〜2LDK | 1,250万~1,500万 |
| 60 | 1LDK〜2LDK | 1,500万~1,800万 |
| 70 | 1LDK〜3LDK | 1,750万~2,100万 |
| 80 | 1LDK〜3LDK | 2,000万~2,400万 |
| 90 | 1LDK〜3LDK | 2,250万~2,700万 |
| 100 | 1LDK〜4LDK | 2,500万~3,000万 |
| 110 | 2LDK〜4LDK | 2,750万~3,300万 |
| 120 | 2LDK〜4LDK | 3,000万~ |
スケルトンリノベーションの下限費用目安は1㎡あたり約25万円~を想定し、上限はグレードの高い設備などを設置する場合を想定し1㎡あたり約30万円としています。 利用する素材などにより価格は変わります。
マンションリノベーション費用の基礎知識について詳しくはこちら
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中古マンションのリノベーション費用に影響するポイント

中古マンションのリノベーション費用は、同じ専有面積でも工事の内容によって300万円〜500万円以上の差が出る場合もあります。
ここでは、リノベーション費用に影響を与える主なポイントを解説します。
築年数や物件の状態
築年数の経ったマンションでは、設備や配管、下地などの“見えない部分”の劣化が進み、追加工事が必要になるケースがあります。
とくに給排水管や電気配線の交換、断熱材の入れ替えなどは、費用が増えやすいポイントです。
工事を始めて床や壁を開けてみると、想定していなかった不具合が見つかることもあるため、予算の1〜2割を予備費として確保しておくと安心です。
また、物件選びの際は、内見で状態を丁寧にチェックし、必要に応じてホームインスペクション(建物状況調査)の利用も検討しましょう。建築士などの専門家による診断により、より正確に物件の状態を把握できます。
以下に、築年数の古いマンションで起こる可能性のある問題をまとめました。
| 築年数 | 起こる可能性のある問題 |
|---|---|
| 築20〜30年 |
|
| 築30〜40年 |
|
| 築40年以上 |
|
1999年「次世代省エネ基準」より前で現行より断熱性能が低い 1992年「省エネ基準改正」より前で断熱仕様が弱い 1980年「初期省エネ基準」より前で断熱材がほぼ入っていないケースもある 1981年「新耐震基準」適用前の物件で耐震性に注意が必要
古いマンションをリノベーションする前の注意点について詳しくはこちら
築30年マンションリノベーションについて詳しくはこちら
リノベーションの範囲
リノベーション費用は、どこまで工事するかという“範囲”によって大きく変わります。
間取り変更を含むフルリノベーションは工事項目が多く、施工面積も広がるため費用が高くなります。
一方、部分的な改修であれば、総額を抑えやすくなります。
たとえば、クロス(壁紙)やフローリングの張り替え、キッチン・トイレ・浴室といった設備交換のみであれば、比較的費用を抑えてリノベーションできます。
なお、部分的な工事でも、養生・解体・現場管理などの固定費は一定で発生するため、結果として㎡(平米)あたりの単価が割高になる場合もあります。
予算に合わせて、どの範囲に手を入れるのか、優先順位を整理して計画しておきましょう。
水回りの移動や間取り変更の有無

キッチン・浴室・トイレ・洗面所などの水回りを移動したり、壁を取り払うなどの間取り変更を行ったりする場合は、工事規模が大きくなり、費用が高くなる傾向があります。
水回りの移動には、給排水管の移設工事が必要です。
マンションでは配管ルートに制約があるため、希望どおりの位置に移動できないケースもあります。配管の引き直しには専門的な技術が必要となり、費用も大きくなりやすい点を押さえておきましょう。
水回りのマンションリノベーションについて詳しくはこちら
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内装材や設備のグレード

床や壁などに使用する内装材や設備のグレードによっても、リノベーション費用は大きく変わります。
<内装材>
フローリング・壁材・建具などの素材は、選ぶ種類によって価格が大きく変わります。
たとえば、フローリングを一般的な複合フローリングから無垢材に変更すると、数倍の価格になる場合もあります。
また、断熱性や遮音性に優れた素材を選べば快適性は高まりますが、その分費用も上がります。
【費用が上がりやすい内装材の例】
- 無垢フローリング
- ハイグレードタイル・大判タイル
- 調湿機能のある壁材(珪藻土・左官仕上げなど)
- オーダー建具・造作家具
- 高性能断熱材・遮音材…など
断熱リノベーションについて詳しくはこちら
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<設備>
システムキッチンやユニットバス、洗面台などのグレードによって価格が大きく変わります。
最新の機能を備えた設備を選べば家事の負担軽減につながりますが、費用は高くなりがちです。
【費用が上がりやすい設備の例】
- 食洗機・ワークトップ素材のランクアップ
- セミオーダー・オーダーメイド(フルオーダー)のキッチン(素材・サイズ・好みに合わせたデザインなど)
- 浴室乾燥・暖房機能付きユニットバス
- オーダーメイドユニットバス(規格寸法外のサイズ・好みに合わせたデザインなど)
- タンクレストイレ・自動洗浄機能付きトイレ
- 大型洗面台・造作洗面台…など
内装材・設備の選定では、デザイン性だけでなく「使う頻度」「必要な機能」などを踏まえて、優先順位を決めることが大切です。
お風呂(オーダーメイドユニットバス)のリノベーションについて詳しくはこちら
キッチン(オーダーメイドキッチン)のリノベーションについて詳しくはこちら
物件の立地・階数など

物件の立地や階数などによっても、リノベーション費用は変動します。
たとえば、都市部の物件は地方に比べて人件費や諸経費が高く、同じ内容の工事でも費用が上がる傾向があります。
また、高層階の場合は、資材の搬入や廃材の搬出に時間がかかり、エレベーター養生などの追加作業が必要になるため、工事費が増えるケースがあります。
三井デザインテックでは、マンションごとの特性や構造を踏まえ、お住まいの価値を最大限に引き出すリノベーションをご提案しています。
豊富な実例とマンション特有の構造や規制にも精通したリフォームプランナーによるきめ細やかなプランニングで、お客様の理想の家づくりをお手伝いします。
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中古マンションのリノベーションでも補助金や住宅ローンは活用できる?

中古マンションのリノベーションでも、補助金や住宅ローン減税などの対象となる場合があります。
ここでは、補助金制度や税制優遇について解説します。
活用できる補助金・助成金制度
中古マンションのリノベーションでは、工事内容に応じて国や自治体の補助金・助成金制度を利用できる場合があります。
とくに、省エネ性能の向上に関わる工事は対象となることが多く、条件を満たすことで費用を抑えられる可能性があります。
ただし、補助金制度は、年度ごとに内容や募集時期・対象条件が変更されます。
そのため、最新の情報は各制度の公式サイトにてご確認ください。
| 制度名/管轄団体 | 支援対象 | 補助額 |
|---|---|---|
| 長期優良住宅化リフォーム推進事業 国土交通省 |
省エネ性能等を有する住宅(省エネ基準相当)への改修工事 | 補助対象リフォーム工事にかかった費用の1/3 長期優良住宅(増改築)認定を取得しない場合:上限80万円/戸 長期優良住宅(増改築)認定を取得する場合:上限160万円/戸 |
| 既存住宅における断熱リフォーム支援事業 環境省 |
既存住宅において、省CO2関連投資によるエネルギー消費効率の改善と低炭素化を総合的に促進し、高性能建材を用いた断熱改修 | 補助対象経費の1/3以内 上限120万円/戸 |
| 子育てグリーン住宅支援事業 国土交通省 |
省エネ改修や子育て対応改修等を行うリフォーム工事 ※必須工事(①開口部の断熱改修、②躯体の断熱改修、③エコ住宅設備の設置)のうち2つ以上を実施 |
Sタイプ(必須工事①~③の すべてを実施): 上限60万円/戸 Aタイプ(必須工事①~③のうち2つを実施): 上限40万円/戸 |
| 先進的窓リノベ2025事業 環境省 |
既存の窓を断熱性能の高いペアガラスや気密サッシにリフォームする際の工事費用の一部を補助 | 窓の性能により5万円から最大200万円まで |
2025年12月現在、すでに受付終了の事業もあり。以降の実施に関しては管轄団体にお問い合わせください。
ほかにも、都道府県や市区町村などの自治体によって、中古マンションのリフォーム等に利用できる補助金制度を実施していることがあります。
補助金制度の期間や要件、補助金額などについては、必ずお住まいの自治体のホームページもしくは電話などで確認しましょう。
住宅ローン減税などの税制優遇も活用できる
中古マンションのリノベーションでは、リフォーム促進税制や住宅ローン減税など、減税・非課税措置や所得税控除を受けられる場合があります。
たとえば、省エネ性能の向上やバリアフリー化など、一定の基準を満たす工事を行った場合には、固定資産税の軽減措置や所得税の控除が適用されることがあります。
また、10年以上のローンを利用して対象となるリフォームやリノベーション工事を行った場合には、住宅ローン減税により所得税の控除が受けられる可能性があります。
税制優遇は制度ごとに適用要件や対象工事が定められており、毎年内容が見直されます。
ご検討の際は、最新の制度情報をご確認ください。
参照:リフォームのお得な制度(一般社団法人・住宅リフォーム推進協議会)
中古マンションをリノベーションするメリット

ここからは、中古マンションのリノベーションのメリットについてご紹介します。
新築よりもコストを抑えられる
中古マンションは新築に比べて物件価格が抑えられるため、リノベーション費用を含めても総額が低くなるケースが多くあります。
とくに、都心や人気エリアでは新築価格が高騰しているため、中古を選ぶことで希望エリアの物件が視野に入りやすくなる点も大きなメリットです。
また、購入価格を抑えた分、内装や設備のグレードアップに予算を回せるため、新築では難しい「自分の好みを反映した住まいづくり」も実現しやすくなります。
なお、中古マンションの場合は、建物の管理状況や劣化箇所によって追加の修繕費が必要になることもあります。購入前には、修繕履歴や建物状態をしっかり確認しておくと安心です。
リノベーション費用がどのような要因で変動するかについては、「中古マンションのリノベーション費用に影響するポイント」で解説しています。
好立地の物件を選びやすい
中古マンションには、いまでは新築が建ちにくい人気エリアに位置する物件が多くあります。
近年は、駅前や都心部などの希少性の高い土地がすでに開発し尽くされており、新築マンションは再開発地区や郊外寄りの立地に建つ傾向があります。
そのため、中古市場のほうが希望のエリアに出会える可能性が高いといわれています。駅近・都心部・眺望の良い高台など、“新築では手に入りにくい立地”を選べる点が、中古マンションの大きな魅力です。
理想の住まいを実現できる
築年数の経った中古マンションは、間取りが現代のライフスタイルに合っていないケースもありますが、リノベーションすることで、家族構成や生活動線に合わせた空間へと再構築が可能です。
とくに、フルリノベーション(スケルトンリノベーション)であれば、設備や内装を一新できるため、新築と変わらない快適さが実現します。
たとえば、ナチュラル・北欧・ヴィンテージ・モダンなど、好みのテイストを反映した空間づくりも可能です。
ただし、構造や管理規約によって間取り変更に制限がかかることもあるため、事前に確認しておくと安心です。
マンションリノベーションのデザイン別の事例はこちら
マンションのスケルトンリノベーションについて詳しくはこちら
マンションリノベーションの間取り変更について詳しくはこちら
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中古マンションリノベーションの注意点

ここからは、中古マンションをリノベーションする際の注意点を、「物件購入時」と「リノベーション工事時」にわけて解説します。
物件購入時の注意点
【マンションの管理状況や共用設備の状態を確認】
専有部分だけでなく、共用部分の管理状況は長く住むうえで非常に重要です。
修繕積立金の水準や大規模修繕の履歴、共用部の劣化状況(外壁・廊下・エレベーター・ゴミ置き場など)もあわせて確認しましょう。
管理体制が安定しているマンションは、将来的な維持費の面でも安心です。
【断熱性・耐震性・地域の災害リスクをチェック】
築古マンションでは、断熱性能が低い・旧耐震基準で建てられている、など性能面で課題がある場合があります。
また、ハザードマップを確認して水害・地震などのリスクを把握しておくことも大切です。
【不動産会社とリノベ会社の連携が重要】
物件選びの段階で「この物件は希望どおりのリノベが可能か」を判断するには、リノベーション会社の視点が欠かせません。
不動産会社とリノベ会社が連携していると、購入前から工事可否を確認しながら物件選びが進められ、後のトラブルを防げます。
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構造や管理状況など、見えない部分の不安も一緒に整理しながら、最適な住まいづくりをサポートします。
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リノベーション工事時の注意点
【管理規約で間取り変更・水回り移動が制限される場合がある】
マンションでは、管理規約により、階下への遮音性能の配慮を理由とした床材の仕様や、設備系統の更新範囲(水道・電気)、工事可能な日時や音が出る作業時間の制限、水回り移動の可否などが細かく定められています。
希望していた間取り変更や設備の移動が行えないケースもあるため、工事前に管理会社・管理組合へ必ず確認しておきましょう。
【配管位置などの設備制約で、希望のプランにできない場合も】
管理規約に問題がなくても、建物の「構造」や「設備の位置」が理由で、希望どおりのプランにできない場合があります。
キッチン・浴室・洗面所などの水回りは、配管の位置や勾配によって移動できる範囲が限られます。
また、壁式構造のマンションでは、耐力壁となっている部分は撤去できないため、間取り変更の自由度に制約が生じます。
こうした点を踏まえ、事前にリノベーション会社による現地調査を行い、工事可能な範囲を確認しておくことが大切です。
【将来の売却時に資産価値が下がるリスクも】
自分たちには使いやすい間取りでも、個性的すぎるプランや特殊な仕様は、将来の売却時に買い手が限られ、資産価値が下がる可能性があります。
資産性を重視する場合は、市場性や周辺の需要も踏まえたプランニングを意識しましょう。
三井デザインテックは、これまでの豊富な実績をもとに、お客様の理想やライフスタイルに合わせたリノベーションをご提案しています。
建物の構造や管理状況まで含めた精度の高いプランニングで、安心して長く住める住まいづくりをサポートいたします。
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中古マンションリノベーションの注意点について詳しくはこちら
中古マンションリノベーションの事例をご紹介
お気に入りのデザインに囲まれて過ごす心地良い空間

Before

After

- 施工面積
- 111.04m²(平米)
- 延床面積
- 111.04m²(平米)
- 築年数
- 17年
- 改装範囲
- 全面改装
- 家族構成
- 夫婦+ペット
ご夫婦が、自分たちの時間をゆったりと過ごせる住まいを目指し、中古マンションをリノベーションした事例です。イタリアの建築空間を想起させる重厚感のある仕上げや色使いを用いながら、住まい全体に落ち着いた空間を演出しています。

リビングは、落ち着いた色合いの仕上げに、柔らかい雰囲気の間接照明を組み合わせ、ゆったりとくつろげる空間に仕上げています。

高台に位置するマンションからの眺望も魅力のひとつ。窓から光が入り込む明るさや開放感を活かし、シンプルながらも、上質感のある仕上げを各所に用いています。

キッチンは既存の間仕切りを取り払い、開放的なオープンキッチンへとリノベーションしました。ダイニングカウンターを設けて、キッチン回りでもゆったりと過ごせるようになっています。

快適に家事ができるよう、十分なスペースを設けました。さらに、石目の天板やダークトーンの木質扉などの高級素材を用いて、落ち着いた雰囲気のキッチンに仕上げました。


ウォークインクローゼットの一部には、奥さまこだわりの壁紙を採用。随所にアクセントとなる要素を取り入れ、どの場所にいても心地良さを感じるインテリアを実現しました。

将来的にも快適に使い続けられるよう、バリアフリーやメンテナンス性を重視した水回り。洗面化粧台の鏡下には、奥さまこだわりのモザイクのタイルを用いることで、空間に個性が生まれています。

浴室は他の空間と異なる色調をセレクトしました。お風呂をゆったりと楽しめるように、間接照明などにより温かみのある柔らかい色合いに仕上げています。
ライフスタイルに寄り添う「好き」に囲まれる住まい

Before

After

- 施工面積
- 76m²(平米)
- 延床面積
- 76m²(平米)
- 築年数
- 15年
- 改装範囲
- フルスケルトン
- 家族構成
- シングル
ライフスタイルに合わせた住まいづくりを想定して、お施主様が中古購入したマンションをリノベーションした事例です。
既存の洋室一間をリビングダイニングに取り込んで、広いスペースを確保しつつ、寝室や水回りへアクセスしやすい動線を計画しました。
また、車の愛好家であるお施主様の趣向をインテリアに取り入れ、大好きなものに囲まれた住まいを実現しました。

上質な印象を与える石調マテリアルの壁面と間接照明、そしてカーコレクションが並ぶ飾り棚に囲まれたリビングです。リビングの一角にはワークスペースを設置しました。

オープンキッチンは落ち着いたモノトーンカラーを採用。キッチン前面の収納扉に艶感のある素材を用いて、床タイルの質感と調和した仕上がりにしました。

キッチンから廊下へ抜ける動線のほか、部屋を行き来しやすいよう、寝室に通じる扉も新たに設置。自由度の高い動線によって空間の広がりを感じさせます。

浴室にあった浴槽はなくし、シャワーブースに変更。トイレも一つの空間に納めた水回り。ライフスタイルに合わせた空間にしながら、他の居室や収納スペースに余裕を生み出す機能的なデザインとレイアウトになっています。

寝室は1人用として快適に過ごせる広さを確保しながら、既存より縮小しました。間取り変更で生まれたスペースは、玄関側のシューズインクローゼットへと振り分けています。
贅沢な眺望を活かしたリゾートのようなセカンドハウス

Before

After

- 施工面積
- 180.0m²(平米)
- 延床面積
- 180.0m²(平米)
- 築年数
- 18年
- 改装範囲
- フルスケルトン
- 家族構成
- 夫婦
海が見える絶好のロケーションに立つマンションの最上階をセカンドハウスとしてリノベーションした事例です。開口部にある広いバルコニーの開放感を活かしながら、各居室をプランニング。デザイン性と機能性を両立させながら、オリジナリティあふれる住まいが広がっています。

ダイニングにはあえてテーブルを置かず、リビングで食事を楽しめるように家具を配し、「ザ・モダンお茶の間」をテーマとした空間に。

リビングの一角に天井までの壁面収納を設け、その一部には簡単な作業ができるワークデスクを配置しました。

ダイニングと連続するオープンキッチンには、バーカウンターとしても機能する広々とした天板を設置。写真左奥から通じるパントリー(収納スペース)はキッチンと廊下まで回遊できる動線とし、収納量と作業のしやすさを両立しています。

バルコニーを挟んでリビングの反対側は、畳の小上がりがある和室。木や和紙の柔らかい印象と共に、淡いグリーンを基調とした独創性のあるインテリアが広がります。

元々は廊下であった部分を取り込み、ゆとりのある主寝室へとリノベーションしました。クロスの張り分け、タイルなど、複数の色や柄、素材を組み合わせながらも、シックな印象の落ち着いた空間に仕上げています。

玄関を入りすぐ正面に下層階の採光のための吹き抜けがあり、見栄えが良くなかったため、窓に格子と障子を設置。壁面や建具にはリブを設置し、建具の取っ手や鍵の存在感を消しながら空間のデザインと調和させています。
中古マンションリノベーションの流れ
1. 理想のデザイン、間取りのイメージを決める

以下の資料を活用しながら、実現したい生活イメージ、リノベーションの間取り、デザインを決めていきましょう。まずは情報収集のために、資料やカタログを取り寄せてみたり、相談をされたりすることをおすすめします。ショールームやモデルルームを見学するのもおすすめです。
2.マンションリノベーションの時期、工事期間を確認する

リノベを実施する時期を想定し、実際に工事にはどのくらいの期間が必要なのかを確認しましょう。並行して、施工期間中の仮の住まいをどうするのかについても調べておきましょう。三井デザインテックでは仮住まいについてもサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
3.費用を調べて予算を決める

まずは、リノベに必要な費用を調べながら、希望予算を決めましょう。実際の事例を見るうちに「あれもいいな」「これも入れたいな」とやりたいことはどんどん増え、予算よりも膨らむ傾向にあります。最初にまず予算を決めてしまいましょう。
次に、実現したいマンションリノベーションの費用相場を調べてみましょう。費用相場を確認することで、予算の範囲内でどのようなリノベプランを実現できるのか、イメージがつきやすくなります。
また、資金計画も重要です。資金計画を立てる時には、マンションリノベーションに利用できる補助金、必要な税金手続きや住宅ローンなども調べておきましょう。
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4.実現したいイメージを伝え、見積もりを依頼する

マンションリノベの実際の費用は、マンションによっては相場と異なる場合もあります。実際に見積を確認するまで明確な費用は分かりませんので、早めに見積を依頼しましょう。
補助金やローンについても相談できますので、リノベーションを検討し始めたらまずは一度相談してみることをおすすめします。
ご相談から、現地調査・お打合せ、ご契約、工事・建物の検査、お引渡しなどの流れについてはこちらのページをご覧ください。
マンションリノベーション・リフォームをトータルでサポートいたします
マンションリノベーションをご検討の方は、ぜひ三井デザインテックへご相談ください。リノベーションのデザイン・間取りタイプ、予算・費用、工事など、様々なご希望をトータルでサポートいたします。
三井デザインテックが選ばれる理由
1. 理想を実現する優れたデザイン力
三井デザインテックは、ホテルやオフィスなどの公共空間、マンションや戸建てなどの住空間など、さまざまな空間の設計デザインを手がけています。
住空間に関しては、理想のデザインを生み出す設計担当リフォームプランナーが約150名在籍し、お客様の理想のリノベーションを実現いたします。
2. 経験豊富な専門スタッフによるプロジェクトチーム制
三井デザインテックは、お客様のマンションリノベーションをプロジェクトチームでサポートします。企画・営業担当、リフォームプランナー、施工・品質担当、その他専門スタッフが連携して、理想のマンションリノベーションを実現します。
3. 充実の保証・アフターサービス
三井デザインテックでは安心の保証・アフターサービスをご用意しています。最長2年の保証制度、定期アフターメンテナンスサービス、24時間コールセンター窓口対応など、リノベーション後も安心してお住まいいただくためのサービスを充実させています。
4. 三井不動産グループの連携力
三井デザインテックでは、中古物件探し、各種リフォームローンなどで三井不動産グループと連携して、お客様のリフォームのご要望にお応えいたします。
2025.12.08時点の情報です

