三井デザインテック

予算1000万以上のマンションリノベーションでは、住み慣れたマンションを使いやすく改修し、これからの暮らしに最適な間取り・インテリアなど、さまざまな希望を実現できます。

マンションリノベーションで以下のような条件を実現すると、予算1000万を超える場合があります。

  • スケルトンリノベーション(フルリノベーション)
  • リフォーム面積が60平米を超える
  • 大幅な間取り変更
  • 水回り設備・配管・断熱材等の部分更新

このページでは、予算1000万以上のマンションリノベーションの施工内容、費用のポイントにくわえ、事例イメージなどご紹介いたします。

ここでご紹介する事例は1000万円代のマンションリノベーションのイメージです。実際のリノベーション費用とは異なります。

情勢や材料・資材価格等の変化により、事例施工当時と現在のリノベーション費用は異なります。

予算1000万以上のマンションリノベーション事例

60平米を超える広い面積のスケルトンリノベーションや、間取りや水回りの変更、造作家具や高級材を使用すると、予算1000万円以上が想定されます。
ここでは、60平米以上のスケルトンリノベーション(全面改装)の事例をご紹介します。
実際のマンションリノベーション画像や施工前・施工後の間取り図、施工データなど、ぜひ参考にしてください。

ここでご紹介する事例は1000万円代のマンションリノベーションのイメージです。実際のリノベーション費用とは異なります。

情勢や材料・資材価格等の変化により、事例施工当時と現在のリノベーション費用は異なります。

  1. 事例1:リノベーションでひとり暮らしの快適空間を実現
  2. 事例2:共働き夫婦がかなえた理想のライフスタイル
  3. 事例3:リノベーションで北欧テイストのモダンな空間に
  4. 事例4:フルリノベーションを前提としたマンション購入

事例1:リノベーションでひとり暮らしの快適空間を実現

書斎コーナーのあるリビング

Before

ビフォー平面図

After

アフター平面図

● 構造
RC造
● リフォーム面積
63.41m²
● 延床面積
63.41m²
● 築年数
築34年
● 改装範囲
全面改装
● 家族構成
単身

長年、家族と暮らしていた築34年の中古マンションを、ひとり暮らし用にリノベーションした事例です。3LDKを1LDKに間取りを変更。洋室の壁を取り払い、ナチュラルテイストの広々としたリビング、ダイニングを実現しました。リビングの一角には書斎コーナーを設け、仕事をしたり、テレビを見たりと自由に過ごせる空間に。また、ウォークインクローゼットを新設し、収納力を大幅に増やしています。

コンパクトになった和室とダイニング

キッチンは、廊下とリビングの2方向からアプローチできるようになりました。以前は対面型だったキッチンをオープン型に変え、動きやすい生活動線を実現。リビングに隣接した和室の障子を開けると、広々としたワンフロアになります。リビングの床面を上げ、和室の床と同じ高さにしており、バリアフリーにもなっています。

洋室を改装してできたウォークインクロゼット

6畳の洋室を全面改装して、ウォークインクローゼットに一新しました。玄関側のスペースを削り、壁には稼働棚を設置。壁には身だしなみの確認に便利な全身鏡も設置して、機能的で使いやすい収納スペースになりました。

ベンチと手すりのある玄関ホール

玄関ホールにはベンチと手すりを設置しました。ベンチのある場所は、リノベーション以前は、洋室だった部屋の一部を使用しており、左側の玄関収納も新しく作り変えています。吊り戸棚をなくすことで、シンプルでゆとりある玄関スペースを実現しました。

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事例2:共働き夫婦がかなえた理想のライフスタイル

リビングの一角にできた書斎コーナー

Before

ビフォー平面図

After

アフター平面図

● 構造
鉄骨鉄筋コンクリート造
● リフォーム面積
71m²
● 延床面積
71m²
● 築年数
築25年
● 改装範囲
全面改装
● 家族構成
夫婦

忙しい共働きの夫婦が、収納力をアップして快適な住まいにリノベーションした事例です。以前は「物が多くて片付かない」という悩みを抱えていましたが、全面改装により各部屋にクローゼットを設置。さらに玄関や洗面室、キッチンなどにも収納スペースをつくり、片付けしやすい空間に変わりました。リノベーション後は家事の負担が大幅に減りました。

和室を取払い広くなったリビング

和室を取り払い、リビングとダイニングを一体化させることで、広々としたスペースになりました。和室は南向きでバルコニーに面していたため、リノベーション後は採光性がアップ。四方から自然光が入り込む明るい空間に変わりました。南側の大きな窓は複層ガラスに交換することで、断熱性・気密性を​​高めて結露を防ぎ、快適に過ごせるよう工夫しています。

夫婦それぞれの専用スペース

リビングの奥には書斎スペースを設け、忙しい夫婦が自宅でも仕事ができるようにしています。リビングとの境には間仕切りを設置していますが、上部にすき間を設け、互いの気配を感じながら暮らせる空間になっています。

大容量の収納棚を設置したダイニング

リノベーションにより、全体的に収納スペースを設置しました。ダイニングにも壁一面に大容量の収納棚を作り、手早く片付けられるようになりました。オフホワイトを基調としたシンプルなデザインが、清潔感を高めています。

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事例3:リノベーションで北欧テイストのモダンな空間に

北欧風インテリアで開放的なリビング

Before

ビフォー平面図

After

アフター平面図

● 構造
RC造
● リフォーム面積
70.8m²
● 延床面積
70.8m²
● 築年数
築16年
● 改装範囲
スケルトン
● 家族構成
夫婦

築16年の3LDKマンションをスケルトンリノベーションした事例です。和室をLDKに統合して、北欧風のインテリアでおしゃれな空間を作り出しました。ベージュを基調に、ポップな色合いの小物がアクセントとして映えています。間接照明を採用し、くつろげる空間へと生まれ変わりました。

ソファベッドが置かれたゲストルーム

玄関横の洋室は、ゲストルームに改装。ソファベッドを置いて来客が泊まれるスペースにしました。間仕切りを開けると玄関につながるように設計されており、ホームパーティを開いたり、サロンスペースとして使うこともできます。

玄関の収納スペース

玄関のわずかな空間を利用して、収納スペースを新設。空間を無駄なく使うリノベーションにより、掃除や片付けがより効率的になりました。収納棚をポップカラーで彩り、機能性と遊び心を備えた玄関を実現しています。

パウダーコーナーを備えた洗面室

洗面所は、オフホワイトで統一したシックな空間に。洗面台の隣にパウダーコーナーを設け、毎日のお手入れを手早くできるよう工夫しています。寝室ともつながっており、部屋同士をスムーズに移動できます。

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事例4:フルリノベーションを前提としたマンション購入

リビングは無垢材のフローリング仕様

Before

ビフォー平面図

After

アフター平面図

● 構造
鉄筋コンクリート造
● リフォーム面積
55.63m²
● 延床面積
55.63m²
● 築年数
築33年
● 改装範囲
全面改装
● 家族構成
夫婦

築33年の中古マンションを購入・リノベーションして住み替えた事例です。建築関連の仕事に就く夫婦が、自分たちの理想の住まいづくりを実現​​するために全面改装を実施。コストを抑えながらも、無垢材のフローリングやリビングのオープン収納にこだわるなど、理想を追求しました。将来の子どもとの暮らしまで見据えて、ファミリーでも住みやすいよう計画したリノベーションです。

対面型キッチンとダイニング

キッチンは、夫婦で料理を楽しむのとあわせて、将来の子育ても想定して、対面型のオープンキッチンを採用しました。コンクリート打放しの天井や、露出したダクトがソリッドな印象を与えますが、フローリングの無垢材とほどよく調和しており、落ち着いて過ごせる空間になりました。

ウォークインクロゼットのある洋室

玄関横の洋室は、ヴィンテージ風のウォークインクローゼットに生まれ変わりました。可動棚を設置して、衣類や生活用品が増えても収納できるようになっています。将来は子ども部屋への転用を考えており、棚板を主寝室へ移設できるよう設計しました。

白を基調としたシンプルな洗面所

ホワイトをベースに随所に木材を取り入れた洗面所。清潔感があり、シンプルながらも、どこか温かみのある空間になりました。洗面や入浴時に便利なオープン型の収納棚も設置しています。

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上記の事例の他にもたくさんのマンションリノベーション事例がございます。
すべての事例はこちらのページよりご覧ください

予算1000万のマンションリノベーションの内容は?

予算1000万以上のマンションリノベーションでは、間取りや設備、内装や家具などにこだわったリフォームを実現できます。
ここでは、予算1000万以上のマンションリノベーションのタイプと内容について解説します。

  1. スケルトンリノベーション
  2. 中古マンション購入+リノベーション

スケルトンリノベーション

スケルトンリノベーション(全面改装)は、理想の間取りやインテリアなど、さまざまな希望を実現できます。
スケルトンリノベーションで、以下のようなリフォームを複数含めると予算1000万を超える場合があります。

  • スケルトンリノベーション(フルリノベーション)
  • リノベーション面積が60㎡を超える
  • 大幅な間取り変更
  • 水回り設備・配管・断熱材等の全更新

たとえば、和室や土間をなくしてLDKと統合したり、壁を撤去して部屋数を変更するなど、大幅な間取り変更がともなうリノベーションは、費用が高くなる傾向があります。

また、キッチンやユニットバスなどの水回り設備・配管・断熱材等を更新する場合も、費用が高くなります。

こちらのページでは、スケルトンリフォームについての解説とメリット・デメリット、気になる費用について解説しています。

中古マンション購入+リノベーション

『現状の住居とは別の場所に住み替えたい』『住みたいエリアで家探ししても理想の間取りの新築マンションがない』『一戸建てを建て替えても後々の管理が大変』などで悩まれる方の中には、中古マンションを購入してリノベーションされる場合もあります。

中古マンション購入とリノベーションを合わせると、物件やリノベーション内容によって予算1000万円代を超えることもあります。物件費用とリノベーション・工事予算のバランスを考えて計画することが重要です。

中古マンションをリノベーション(リフォーム)する際の基礎知識についてはこちらのページをご覧ください。

新築マンション購入と中古マンションリノベーション、どちらが安い?

マンションを購入する際に、

  • 新築マンションを購入する
  • 中古マンションを購入してマンションリノベーションする

のどちらがよいか、悩まれる方も多いようです。

そこで、「新築マンション購入」と、「中古マンション購入+リノベーション」の費用を比較しました。

首都圏の中古マンションと新築マンションの購入・リノベーション価格比較

中古マンション(※1) 新築マンション(※2)
平均価格(万円) 3,869 6,260
1平米単価(万円/㎡) 59.81 93.6
専有面積 64.68 66.87(※3)
リノベーション費用(万円) 1,000 0
価格合計(万円) 4,869 6,260
リノベ後の1平米単価(万円/㎡) 75.28
総額の差額(万円) -1,391

公益社団法人東日本不動産流通機構・中古マンションの基本指標 成約物件 2021年[首都圏]データ、築年数平均は22.67年

公益社団法人不動産流通推進センター・不動産業統計集 (9月期改訂)2不動産開発・マンションの地域別平均分譲価格の推移 2021年[首都圏]データ

:(専有面積は平均価格/1平米単価から算出)

上記の比較では、中古マンションを買ってマンションリノベーションするほうが、新築マンションを購入するよりおよそ1,391万円安いという試算結果が出ました。

なお、こちらの試算は2021年のマンション購入平均価格、およびリノベーションの平均費用をもとに算出しています。実際のマンション価格やリノベーション費用は、地域や工事内容により大きく変動することをご了承ください。

予算1000万マンションリノベーション費用内訳は?

ここでは、予算1000万以上のマンションリノベーション費用相場について解説します。

  1. 予算1000万以上のマンションリノベーション費用相場
  2. 予算1000万以上のマンションリノベーションの費用のポイント

予算1000万以上のマンションリノベーションの費用相場は?

マンションをスケルトンリノベーションした場合の平米(㎡)あたりの費用相場は、以下になります。

  • 一般的なマンションの場合:25万円~
  • ハイグレードマンションの場合:30万円~

上記の費用相場で試算すると、60㎡を超えるスケルトンリノベーションでは予算1500万以上になることがあります。

専有面積(㎡) リノベーション後の想定間取り 費用相場
50 1LDK〜2LDK 1,250万~1,500万
60 1LDK〜2LDK 1,500万~1,800万
70 1LDK〜3LDK 1,750万~2,100万
80 1LDK~3LDK 2,000万~2,400万
90 1LDK〜3LDK 2,250万~2,700万
100 1LDK〜4LDK 2,500万~3,000万
110 2LDK〜4LDK 2,750万~3,300万
120以上 2LDK~4LDK 3,000万~

スケルトンリノベーションの下限費用目安は1㎡あたり約25万円〜を想定し、上限はグレードの高い設備などを設置する場合を想定し1㎡あたり約30万円としています。

利用する素材などにより価格は変わります。

予算1000万の工事別・マンションリノベーション費用のポイント

マンションリノベーションの費用は、以下のような工事やリノベーション内容により費用が変動します。

  • 水回りの移動により、配管工事が必要な場合
  • 高級な内装材(床材、壁材、クロス素材など)を利用する場合
  • 大幅な間取り変更にともない、工事期間が長くなる場合 …など

上記の例をともなうリノベーションは、費用が大きく変動することがあります。そのため、マンションリノベーションを検討しはじめる段階から、見積りを取ることをおすすめします。

早めにマンションリノベーション工事費用の見積りを入手できれば、予算内で実現可能なリノベーション内容を把握しやすくなり、ローンや補助金などの資金計画を立てやすくなります。

マンションリノベーションのメリット・人気の理由

住み慣れた空間で、新鮮な生活

マンションリノベーションで費用が変わる4つのポイント、3.住宅設備機器の仕様

マンションリノベーションをするメリットは、住み慣れた部屋を新しいデザインで過ごす楽しさにあります。
見慣れた愛着のある部屋が見違えるほど新しくなる過程には、単に新しい家に引っ越すことでは味わえないワクワク感があるもの。実際にリノベーションしたお客様からも、多くの満足のお声が届いています。

住みづらくなった、手狭になったなどで引越しを検討する方は多いですが、反面、子どもの学校やご近所づきあいなど、住みなれた環境から移動してしまうことに躊躇してしまう方も多いでしょう。
そんなときにも、今の環境を変えずに住み替えられるリノベーションは、選択肢のひとつとなります。

広さ・開放感

マンションリノベーションで費用が変わる4つのポイント、1.リノベーションの施工面積

同じ平米数であっても、間取りを変更することによって空間の広さは不思議と違うように感じられるもの。
例えば、間仕切り壁を少し取り除くことでも、空間が広がったように感じられ、開放感が得られることもあります。
ご紹介している数々の事例からもわかるように、リノベーションの効果は絶大です。

生活の快適性

マンションリノベーションで費用が変わる4つのポイント、2.間取りの大幅変更やインテリアデザインへのこだわり

リノベーションを検討するきっかけのひとつに、間取りの使いづらさが挙げられます。また、収納が足りない、掃除がしづらい、動線が悪いということは日々の暮らしの中ではストレスになるもの。

リノベーションをすることで、それらが格段に解決されるのは大きなメリットです。収納、掃除、動線が快適になることで、生活の質も格段に上がります。

予算1000万円でマンションリノベーションを検討する際の注意点

マンションリノベーションでは、希望どおりの間取りに変更できないケースもあります。

マンションリフォームでできること・できないことを説明したイラスト

キッチンなど水まわり設備を移動する

十分な排水勾配をとれる範囲に移動距離が限られる。配管が階下の住戸の天井にある場合はできない

内装を変更する

壁・天井の張り替えや塗装は自由に行うことができる。また、室内ドアなどの建具交換も自由

断熱性をあげる

内窓を設けて窓の断熱性を上げる、壁や天井の内側に断熱材を充填して断熱性を上げることも可能

間取りを変更する

間取り変更は自由。天井板を外して高さを上げられることも。ただし壁式構造は外せない壁がある

サッシを交換する

サッシは住戸に付随していても共用部分。勝手に複層ガラス用サッシなどに交換することはできない

玄関ドアを交換する

共用部分なので交換も外側の塗装もできない。室内側の塗装はできる。錠交換は管理組合に確認を

パイプスペースを移動する

各住戸への給排水管、ガス配管、電気配線などは共用の配管スペースなので、移動できない

コンセントの数を増やす

住戸内の電気配線をやり直せるので、数を増やしたり、位置の移動はできる。スイッチの交換も可能

床材を変更する

管理規約によって遮音性に基準が設けられている場合は、床材の選択や施工方法に工夫がいる

床暖房を設置する

マンション全体のガスまたは電気容量に制約されるので管理組合に確認を。床の高さが若干上がる

耐震性を上げる

耐震補強はマンション全体にかかわることなので住戸単位ではできない。棟全体で行う場合は可能

そこで、マンションリノベーションを検討する前に確認しておきたい4つの重要ポイントをご紹介します。

  1. 希望の間取りへ変更できないことも
  2. 配管の場所によって、水回りの移動が制限される
  3. マンション管理規約を事前にチェック
  4. 売却時の資産価値が下がることも

1.希望の間取りへ変更できないことも

マンションリノベーションでは、建物の構造により、間取りを自由に変更できないこともあります。

マンションの主な構造は2つのタイプがあります。

1. ラーメン構造

マンションの主な構造の一つ、ラーメン構造

ラーメン構造は、柱や梁(はり)が主体で建物を支える構造です。間仕切り壁を取り外して、比較的自由に間取りを変更できます。しかし、構造躯体(柱や梁)を壊すことはできません。

  • ラーメン構造では、柱や梁が重要な役割を果たしているため、これらの構造躯体を変更することはできません。
  • 柱や梁の位置によって、間取り変更後の部屋の形状や配置に制約が生じることがあります。
  • 間取り変更時には、柱や梁の配置に合わせた工夫や補強が必要となる場合があります。

2. 壁式構造

マンションの主な構造の一つ、壁式構造

壁式構造は、壁で建物を支える構造です。室内に撤去できない壁が残るため、間取り変更には壁の位置変更や撤去に制約があります。

  • 壁式構造では、壁が建物の耐力を担っているため、壁の位置変更や撤去には慎重さが求められます。
  • 壁の配置や強度によって、間取り変更の自由度が制約されます。
  • 間取り変更の際には、壁の位置変更に伴う構造上の影響や安全性の確保に配慮する必要があります。

マンションの構造がわからない場合は、担当者に相談して現地調査を実施しましょう。

2.配管の場所によって、水回りの移動が制限される

マンションの構造、直床構造と置床構造の配管の違いについて説明するイメージ画像

水回りのリノベーションでは、床の構造や配管の通り道によって、水回りを移動できる範囲、自由度が大きく異なります。

床の構造が二重床であり、給排水管が床スラブ(コンクリートの床)の上を通っている場合、水回りの移動は比較的自由に行えます。二重床によって配管が覆われており、床下には十分なスペースがあるため、給排水管の移動が可能です。また、床下の空間には排水のための勾配が必要ですが、床下の高さにゆとりがあるほど水回りの移動範囲も広がります。

一方、直床(床スラブ貫通配管)構造では、給排水管を移動できるスペースが存在せず、水回りの移動が大きく制限されます。直床構造では、床スラブに配管が埋め込まれており、そのために配管の移動が難しくなります。

つまり、床の構造や配管の通り道によって、水回りを移動できる範囲が大きく異なります。

配管の位置は調査が必要な場合もありますので、早めに調査を依頼しましょう。

3.マンション管理規約を事前にチェック

マンション管理組合の定める規約により、リノベーションが制約される場合もあります。事前にマンション管理規約をチェックしてみましょう。マンション管理規約の内容に不安がある場合は、担当者に相談してみましょう。

4.売却時の資産価値が下がることも

マンションリノベーションは資産価値を高めることができますが、極端に個性的なリノベーションは、マンション売却時の資産価値が下がる可能性もあります。

リノベーションによりマンションの資産価値を高めたい場合は、リノベーションの担当者と相談しながら計画することをおすすめします。

予算1000万円のマンションリノベーションの流れ

マンションリノベーションで理想の家づくりを実現するためのステップをご紹介します。

  1. 理想のデザイン、間取りのイメージを決める
  2. マンションリノベーションの時期、工事期間を確認する
  3. 予算を決めて、費用を調べる
  4. 実現したいイメージを伝え、見積もりを依頼する

1.理想のデザイン、間取りのイメージを決める

デザインリノベーションの例

まずは以下の資料を活用しながら、実現したい生活イメージ、リノベーションの間取り、デザインを固めていくのがおすすめです。

マンションリノベーション事例

資料・カタログ

モデルルーム・ショールーム

を見ながら、具体的であればあるほど、リノベーションの実現に近づきます。

2.マンションリノベーションの時期、工事期間を確認する

家の形をした模型

リノベーションをいつ頃行うのかを考え、実際に工事にはどのくらいの期間がかかるのかを確認しましょう。並行して、施工期間中の仮住まいをどうするのかについても調べておきましょう。

3.予算を決めて、費用を調べる

電卓の画像

まずはリフォームに必要な費用を調べながら、希望予算を決めましょう。実際の事例を見るうちに「あれもいいな」「これも入れたいな」とやりたいことはどんどん増え、予算よりも膨らんでしまう傾向にあります。最初にまず大まかな予算を決めてしまいましょう。

次に、実現したいマンションリノベーションの費用相場を調べてみましょう。費用相場を確認することで、予算の範囲内でどのようなリノベーションプランを実現できるのか、イメージをつけやすくなります。

また、資金計画も重要です。資金計画を立てるときには、マンションリノベーションに利用できる補助金、必要な税金手続きやローンなども調べておきましょう。

4.実現したいイメージを伝え、見積もりを依頼する

夫婦がパソコンを前に相談している写真

マンションリノベーションの実際の費用は、マンションの特性によっては相場と異なる場合もあります。実際に見積りを確認するまで明確な費用は分かりませんので、早めに見積りを依頼しましょう

担当者が決まったら、補助金やローンについても相談することができますので、リノベーションを検討し始めたらまずはいちど相談してみることをおすすめします。

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マンションリノベーションをトータルでサポートいたします

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三井デザインテックは、ホテルやオフィスなどの公共空間、マンションや戸建てなどの住空間など、さまざまな空間の設計デザインを手がけています。

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2023.12.11時点の情報です

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