震災に負けない築47年の木造住宅!家族が快適に暮らせる住まいへ
#戸建てリノベーション#100㎡~#31年以上#2020年~#二世帯#5LDK~#ナチュラル#シンプル#ペット
Data
- 構造
- 在来木造
- リフォーム面積
- 218.00㎡
- 延床面積
- 218.00㎡
- 築年数
- 47年
- 改装範囲
- 全面改装
大阪府茨木市の戸建てリノベーション実例です。
2018年6月、大阪府北部を震源として近畿の広範囲を襲った「大阪北部地震」。
震災被害の復旧をきっかけとしてリノベーションに踏み切ったU様ご一家の、新たな住まいづくりのお手伝いをさせて頂きました。
3世代が同居する、家族の思い出が詰まった築47年の木造住宅の面影は残しながら、快適な住まいとなる様に丁寧に計画を進めました。耐震改修にあたっては、市の耐震改修助成金を活用しました。
断熱・通風・採光の充実など住宅の基本性能も向上させ、住まい全体が寒いというお悩みも解消。ご家族皆さまが、安心して長く暮らせる住空間を実現しました。
震災被害と旧家の面影(BEFORE)
奥様お気に入りの装飾天井や、石張りのマントルピースを設えた応接間。
旧台所は炊事の際に2階から冷気が入り込み、寒さに悩まされていました。
純和風の設えとした旧玄関。玄関土間からの段差も悩みのひとつでした。
親類縁者が集まる和室は、既存の趣きを残しながらリニューアルします。
住宅基本性能を上げる戸建てリノベーション
仏間の床を補強した旧和室。丸太の大梁や欄間などの設えはそのまま残す計画としました。
壁量を増やし耐震性能向上を行う二階。たくさんあった段差をフラットにしてバリアフリーにします。
次世代も安心して暮らせる住空間へ(AFTER)
リビングの照明はあえて主照明を設けずダウンライトだけにする事によってスッキリとしたイメージに。
リビングの一等席は愛犬のお気に入り。
勝手口を採風タイプとし、通風性を考慮したサニタリー。
お手洗いはブラウン系を基調色にシンプルにまとめました。
Before
After
担当者の声
企画・営業担当
木下 和行
大阪北部地震によって罹災したお住まいを、再び、ご家族様が安心して快適に暮らせる家にする事が急務でした。お施主様の不安を解消すべく、気持ちに寄り添いながら計画を進めてゆきました。
完成したお住まいに、ご家族皆さまがお喜び頂き、大変嬉しく思っております。
リフォームプランナー®
片岡 明美
震災被害からの復旧と共に、耐震補強、住宅基本性能向上にも重点を置いて設計計画を進めました。
分散していた部屋を用途別にゾーンニングし、家族が集いやすいプランとしました。築年数が経過した建物でしたので、解体後に初めて分かる事もありましたが、都度、お客様のご要望を汲み取りながら、柔軟に対応する様に心掛けました。
施工・品質担当
樋口 正紀
構造材の仕口(繋ぎ目)が開いていたりなど、解体後に判明した震災被害もありましたが、損傷した部位は可能な限り補強と補修を行いました。
長期の工事期間中もお客様には定期的に現場へご足労頂き、お住まいが変化していく様子を共有し、一緒に造っているような感覚になって頂ければと思いながら工事を進めました。