木造2階建を3階建へ増築。同じ玄関でも、生活導線を分けることで叶えた二世帯住宅。
#戸建てリノベーション#100㎡~#0〜10年#2010~2019年#二世帯#その他#ポップ

Data
- 構造
- 木造
- リフォーム面積
- 183.69m²
- 築年数
- 10年
- 家族構成
- ご夫婦(30代)、お子様(1歳)、お母様(60代)







リフォームプランニング
お母様と同居するための3階建はツートーンの美しい建物
お子様の誕生を機に、お母様が一人暮らしをされている実家での同居を決めたK夫妻。「3階建の二世帯住宅へリフォームしたい」と希望されていました。通常、木造の2階建から3階建への増築は、構造的な負担から難しいことも多いのですが、この家を新築した10年前、3階建てにも増築できるよう基礎がしっかりと造られていたこともあって、二世帯が気兼ねなく暮らせる3階建が実現しました。遠くからも目をひくスタイリッシュな外観は、ホワイトとネイビーブルーのツートーンカラー。見た目も美しい、理想の二世帯住宅が完成しました。


構造補強材の筋交いを、あえてリビングのアクセントに
1階と2階の1室がお母様のスペース。K様世帯は、2階のキッチン、フレキシブルスペース、リビング・ダイニング、3階の主寝室と2つの個室、浴室、洗面室で構成されています。玄関ホールからの動線を分けることで、それぞれの生活が尊重できる住まいが実現しています。K様ご家族の暮らしの中心となる2階は広々としたワンルームに生まれ変わり、フレキシブルスペース中央には大きなテーブルを設置。リビング側・キッチン側の両方から使えて、簡単に済ませたい朝食や昼食、奥様のリモートワークにも活用されています。構造的に外せない柱や筋交いは、爽やかなカラーリングのクロスを貼ることで、あえてリビング全体のアクセントとして活用。リモート会議の時、画面に筋交いや柱が映ると「おしゃれな家ね」と評価してもらえるそうです。

Before

After
在来木造の2階建では構造的な負担が大きく、3階建はかなり難しかったのですが、K様邸はもともと3階建てに増築する予定で、基礎がしっかりと造ってあったため実現しました。
躯体に新たに構造補強材として、壁に筋交いを入れたり、床や小屋組みに合板を入れるなどして、なるべく既存の骨組みを傷めないように、3階を増築しました。
Before
ご要望
- 2階建を3階建に増築して、二世帯住宅にしたい。
- 1階を母のスペースにしたいが、日があまり当たらないので、2階の1室にも母のスペースを確保したい。
- 世帯各々の出入口をつくりたい。
- 本をまとめておける書棚がほしい。
After
ご提案
- K様の以前の住まいを見たり、お話を聞く中で、ダークなブルーやグリーンがお好みとわかり、デザインとしてのアクセントカラーやカーテンの色を提案しました。
Before
施主様の声
施主 K様
他のリフォーム会社では「木造2階建を3階建にしたい」という要望に対して、簡単にできるような受け答えだったのですが、三井リフォームさんは、とても深刻に受け止めてくれたので、かえって信頼感が増して、依頼を決めました。細部まで美しくリフォームしてもらった現在は、何の不満もなく毎日快適に暮らしています。特にキッチン、水回りが使いやすく、毎日ちゃんと掃除をするようになりました(笑)。3階のウォークインクロゼットのスペースが大きくて使いやすいのも嬉しいです。仕事中に子どもがぐずっていると、1階のお母様に手伝いに来てもらえるなど、二世帯住宅の喜びを肌で感じています。
担当者の声
リフォームプランナー®
一級建築士 新沼美和子
今回の2階建から3階建への増築は、事前に官公庁への確認申請や構造計算などの手続きが必要となるため、完成までに時間はかかりましたが、もともと10年前にK様のお父様が建てた家が、将来を見据えて3階建へのリフォームも想定されて造られていたことで、無事に実現できて本当に良かったです。