三井デザインテック

母の思いを継承しつつ、安全・安心で快適な住空間に

#戸建てリノベーション#100㎡~#21〜30年#2020年~#夫婦+子ども#2LDK

Data

構造
木造在来工法
リフォーム面積
114.20㎡
延床面積
114.20㎡
築年数
25年
改装範囲
全面改修
家族構成
夫妻(60代)+子(成人)

奥さまは、お母さまが25年前に建てた戸建て木造住宅を相続しました。元々、この住居は隣の親族の住まいと連続していたため、法的な建築条件や給排水などのインフラ、出入り口などが独立していませんでした。将来的に別々で使えるよう、完全にセパレートして、個別の戸建て住宅として造り直しました。
一番のネックは、建蔽率がオーバーしてしまうことでした。解決するには準耐火構造にする必要があり、外壁や軒裏を不燃材料に替え、さらに、現在の耐震基準をクリアできるよう、地震の揺れを抑える制震ダンパーを新たに4か所入れたり、給排水も個別の経路を確保。以前に比べ、安全性の高い、手入れのしやすい住まいに生まれ変わりました。

キッチンのカウンター越しに見たL字型のリビングダイニング。
ダイニングテーブル右側の収納棚には、日常的に使う小物や書類のほか、一画には仏壇も収まっています。中段にあけたカウンターは電話置き場で、反対側にはPC用デスクや本棚があるワークスペースになっています。左側の窓下のガラス戸の棚と壁際のソファは、リフォーム前からあったもので、家の記憶を継承しています。
キッチン・カウンターは、奥さまの身長に合わせてちょっと高め。構造的に壁が必要になり窓の面積が小さくなりましたが、ダイニング側のカウンター上部の吊戸棚をなくすことで、明るく、開放的なスペースになりました。
リビングの収納棚背面につくったワークスペースには、PC用のデスクと大量の本を収める本棚があります。デスク周辺にはコードやPC関連機器が出ないように工夫をし、コンパクトな空間ですが風や光が通るようにしてあります。
南の窓側から見た2階の主寝室。屋根の形状に合わせた勾配天井が、変化のある室内をつくりだしています。窓のシェードは陽射しの調節が可能なものを選びました。
ベッドの足元は、幅3mのハンガーパイプを2段に渡したクローゼットと、布団収納をつくりつけています。ベッドヘッド側には間接照明を入れて、オフホワイトとブラウンを基調とした、シンプルナチュラルな落ち着いたインテリアです。
1階トイレの上部は内窓で、窓の向こうが洗濯機置き場になっており、戸外の自然光が入るようになっています。
1階の洗面・浴室・トイレは配置を変えて、少しずつスペースを広げています。窓の右奥には洗濯機が置かれていて、洗い終わった洗濯物がすぐに干せるようになっています。
1階浴室は、足をのびのびと伸ばせるような大きな浴槽と、新しい機能のついたユニットバスに替えました。
2階の水回りは家族だけで使用するため、あえて個室にしませんでした。洗面台の右側は、1畳ほどのシャワールームです。
以前の玄関は隣の住まい側にありましたが、新たに南側に配置しました。玄関ポーチに続いてアプローチも白の大判タイルを敷いて、モダンな雰囲気に。
お庭の樹木もなるべく生かして配置、門扉や柵も基調の白に合わせてブラウン系にして、リニューアルした外観に合わせています。

Before

After

Before

施主様の声

施主 様

母がこだわって建てた住まいですから、できれば住み続けたいと思っていました。相続時の敷地分筆により容積率オーバーになってしまったので、リフォームして準耐火建築物にすることで面積緩和が適応され、適法化となり、リフォームできることになりました。住まいとしては、明るく、手入れがしやすいように希望しました。
気に入っているのは、リビング収納棚とワークスペースのPC用デスクです。電話のコードやパソコン周りのケーブルが表に出ないように収納を工夫したためすっきり使えます。リビングのソファやガラス戸のついた飾り棚などは、前のものを生かしており、我が家らしさを残しています。

担当者の声

リフォームプランナー®
古森美佐枝

元のお住まいがとてもていねいに造られているので、壊すのはもったいないと思っていました。リフォームで、住み続けられるようになり、よかったと思います。計画は奥さまとのお話が中心に進みましたが、ところどころでご主人のご提案がありました。リビングの間接照明はそのひとつで、天井の高さを利用した雰囲気のある空間になりました。
キッチンもL字カウンターの双方から収納ができるようにするなど、他では、あまりみられない仕様が実現しています。ご夫妻ともにご希望のイメージがはっきりしていたので、スムーズに打合せを進めることができました。

企画・営業担当
青柳政寿

元は、お隣のご親族の家とつながって建てられていました。相続を機に、土地を分筆し、一軒の戸建て住宅として成立させたのです。容積率オーバーについて役所に相談すると、外部の仕上を準耐火構造にすれば、なんとかオーバー分はクリアできることがわかりました。住戸を完全に分けるために、新たに玄関や門扉をつくったり、排水管を分けたり、広範な工事になりましたが、他社では、建替え以外はあり得ないという返答だったと奥さまにお聞きしました。なんとか愛着のある住まいを使い続けられることになって、わたしたちも大変うれしく思っています。

前のページに戻る