三井デザインテック

新築当時のこだわりを継承するリフォームでペットたちにも快適な二世帯住宅が完成

#戸建てリノベーション#21〜30年#2010~2019年#夫婦+子ども#5LDK~#クラシック#シンプル#シック#スケルトン工事#ペット

Data

構造
鉄骨造 地上3階、地下1階
築年数
30年
改装範囲
部分改装
家族構成
4人 夫(40代)妻(30代)長女(中2)長男(小5) 犬(ハッピー・ワイマラナー)ミーアキャット(シンバ)
愛犬のシャンパンゴールドにも映える、濃紺のクロスと濃いブラウンの床をセレクトしたことで、奥様が望まれていた、ニューアメリカンクラシックなスタイルが実現した。
リビングのアール天井はリフォーム後もそのまま利用。リフォーム前は仕切られていた、リビング、ダイニング、キッチンを繋げてワンルームの広々とした空間に。
ダイニングはもちろん、リビングやライトコートとも繋がったキッチンは明るくて広々とした空間に。子ども部屋や洗濯スペースなどにも隣接し、住まいのセンターとしての役割を果たしている。
オープンスタイルのキッチンは、アイランドカウンターに合わせた下がり天井にダウンライトを埋め込んで、ワンルームの中でも視覚的に区画。その結果、キッチンからリビング・ダイニング全体を見渡せるステージのような効果が生まれた。
キッチンセットは、家族それぞれが朝食を手早く済ませられるカウンター付き。お料理とパーティが大好きな智子さんがずっと欲しかったパントリーには、冷凍庫も設置。またキッチンに脱衣・洗濯室を隣接させることで、家事の時短に繋がる生活動線を確保した。
玄関はたたき部分を広げ、ホールも同じタイルで仕上げたことで、広々とした印象に。濃紺のクロスとのコントラストが美しい。左側の収納はそのまま利用し、右側に回遊型のシューズクロークを新たに設置した。階段室の隅切りはリフォーム前のもの。新築当時のこだわりがうかがえる。
子ども部屋の内装は、娘さん、息子さん、それぞれが決めた。海が好きな息子さんは「ビーチハウス」をテーマに、レンガ風のアクセントクロスとウッディなクロスをチョイス。窓辺の小物は、ご家族でオーストラリアに住んでいたころ、奥様が集められたものだそう。
寝室にはウォークインクロゼットも新設し、収納を充実させた。シックなクロスをセレクトしたことで、まるでホテルのような大人の上質空間に。
リビング側についていたトイレのドアを奥に移し、廊下側から入る動線に。2年前にリフォームしたばかりの洗面所は、浴室に入る動線を変更し、以前入口だった面をふさいでブルーのアクセントウォールを加えた。

住まい方に合わせたスケルトンリフォームを実施

祖父母から受け継いだ二世帯住宅。現在は2階にK様ご家族、1階に弟さんご家族が住んでいます。お父様の発案から、コの字型の形状や切妻屋根、グリーンのタイル外壁の個性的な佇まいはそのままに、K様、弟さん、それぞれの住まい方に合わせて1階、2階をスケルトンリフォームすることにしました。とはいえ二世帯まとめてのリフォームは難しかったので、工期を2回に分け、まずはK様邸からスタート。コの字型の空間は残しつつ、以前は仕切られていたリビングとダイニング、キッチンを繋げてワンルームにしました。一体化させたことで残ってしまった柱は、ジョリパット仕上げにすることで、空間全体のアクセントに。キッチンにいても来客や家族とコミュニケーションできる広々とした空間へと生まれ変わりました。

大型のアイランドキッチンで暮らし方もオープンに

もともと外壁向きに設置されていたキッチンは、ダイニング、リビングの両方が見える位置に移動して、オープンスタイルのアイランドキッチンに変更。意匠的にも機能的にも優れたセラミックトップのカウンターで、朝食や軽食が手軽に取れるようになりました。また、キッチン背面のパントリーだけでなく、ゴミを圧縮できるダストボックスや約60㎝幅の大容量食洗機をビルトインするなど、キッチン周りをスッキリさせるプランが満載!生活動線も改善されたことで、ストレスフリーな暮らしが実現しているそうです。

動物たちと暮らす、ニューアメリカンクラシック

ワイマラナーの子犬と、新居祝いにプレゼントされ家族に迎え入れたミーアキャットと一緒に暮らす動物好きなK様ご家族。そこで、動物それぞれの居場所やトイレの場所なども考慮したプランを設計しました。また、内装やインテリアのコンセプトは、K様ご夫婦の希望する「ニューアメリカンクラシック」。ご主人が仕事で滞在するニューヨークのホテルから着想を得たそうです。クラシックな建物をリノベーションしたそのホテルは、シンプルかつシックで上質なイメージ。濃紺と濃い茶色に建具の白が印象的なK様邸は、ワイマラナーのシャンパンゴールドの毛並みにも映えるそうです。

Before

ご要望

  • 1皆と2階をスケルトンリフォームして、長女、長男に住んでもらいたい。
  • リビングとダイニング、キッチンをつなげワンルームとして広く使いたい。キッチンにいても来客や家族とコミュニケーションできるようにしたい。
  • 大好きな動物たちの居場所やトイレの位置なども考慮したい。
  • インテリアのコンセプトは、ニューアメリカンクラシック。クラシックでありながらシンプルかつシックな雰囲気で、決して「和」ではないものにしたい。
  • 床はヘリンボーン。犬のシャンパンゴールドの毛並みが映える濃い目の色合いにしたい。
  • リビングからすぐ洗面室や浴室につながるレイアウトはなんとかしたい。
  • リビングからトイレの出入りが見えないよう、廊下から入るれるようにしたい。
  • キッチンは壁向きではなく、オープンスタイルのアイランドキッチンにしたい。朝食を手早く用意して出せるカウンターも作りたい。大型の食洗器とパントリー、ダストボックスの置き場も考えてほしい。
  • 子供部屋をきちんと仕切り、それぞれ収納を確保したい。
  • ペットたちがいじるので、モノはあまり出さずに、その分、収納をできるだけ増やしたい。

After

ご提案

  • 1階と2階を一度にリフォームした方が効率的ですが、工事中の家財を納める予定の地下室が2世帯分を収納するには無理があることなどを考慮し、工事を2期に分けるご提案をしました。
  • 鉄骨造は、柱を残せばスケルトンリフォームが可能なので、間仕切り壁、垂れ壁などすべて撤去し、キッチン、ダイニング、リビングにつながりと一体感を持たせた。
  • ワンルームにしたことで、キッチンとダイニングの間に残ってしまう柱は、ジョリパットで仕上げ、アクセントとして見せました。
  • 外壁寄りにあったキッチンは、ダイニング、リビングが見える位置に移動。アイランドカウンターに合わせた下がり天井にダウンライトを埋め込んで、ワンルームの中でもキッチンが視覚的になるように区画しました。
  • キッチン移動に伴う排水勾配確保のため、床レベルを7cmアップさせることで、キッチンからリビングダイニングへの見晴らしがよくなっています。
  • 収納量、作業動線を考慮し、キッチン背面にパントリー、冷蔵庫置き場を配置しました。
  • 子ども部屋側にカウンターを造作。キッチンカウンターでも軽食をとれるプランにしました。
  • キッチンは犬のトイレを置くため、床をタイル貼りに。

Before

施主様の声

施主 K様

大手リフォーム会社5社に見積を依頼した中で、三井さんはとにかく対応が早かった。ホームページにあった施工例のデザインもよかったし、営業の方も信頼できると感じて決めました。今は家族それぞれが寝る場所と収納を確保しつつ、普段はリビングとダイニングが繋がった広い共有空間で、思い思いに過ごしています。もともと父が建てたこの家のグリーンの外壁やコの字型の形状が気に入っているので、さらに子どもの世代まで住み継げたらいいなと思っています。

担当者の声

企画・営業担当
林 孝幸

既存の形状に斜めの壁が多く、床材の貼り方など、様々な収まりに苦心しましたが、K様のご要望が明確で、提案に対するご決断が早かったので、スムーズに仕事を進めることができました。また、私が悩んでいると「そんなに悩まなくていいよ!」と励ましてくださるなど、いつも優しく対応してくださったので、楽しくお仕事をさせていただきました。ありがとうございました!

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