家族が自然と集まってくる、開放的な二世帯住宅
#戸建てリノベーション#100㎡~#21〜30年#2010~2019年#二世帯#3LDK#モダン#シンプル#ペット
Data
- 構造
- 在来木造
- リフォーム面積
- 118.8m²
- 延床面積
- 118.8m²
- 築年数
- 30年
- 改装範囲
- 全面改装
- 家族構成
- 母:60代、夫:40代、妻:30代、長女:6歳、ペット:犬1匹
リフォームプランニング
築30年の住まいを長期優良住宅としてリフォーム
お母様がひとり暮らしされていた一軒家に、息子さんご家族3人が同居することになったN様ご一家。今後も長く住み続けたいということで、築30年の住宅を新築並みの性能にすることをご希望でした。そこで、「長期優良住宅先導事業」の条件に合わせた全面改装をご提案。耐震性、断熱性、耐久性を高めながら、二世帯が末永く安心して暮らせる住まいにリフォームすることになりました。
リフォーム成功のポイント
「長期優良住宅先導事業」とは、「末永く快適に」住まうことができる住宅モデル事業を国が公募し、採択された事業には工事費の一部を補助する制度です。
家族三世代が集まるLDKは眺望のよい2階に
完全同居のスタイルを選ばれたN様。家族が集まる広々としたLDKは、2階に配置しました。これは既存の住まいを訪れたときに、遠くに山々を望む素晴らしい眺望を見たリフォームプランナーからご提案したものです。リビングには、お母様やお子様に配慮したゆるい勾配の階段を設置。上下階がゆるやかにつながり、自然と家族が顔を合わせるオープンなスペースとなりました。
将来を考慮してお母様の寝室は1階に
お母様の寝室は、将来のことを考慮して、外部や水まわりへの動線がいい1階南面に。既存のまま残した和風庭園が眺められ、飼っている犬の出入りもできます。外観は、手入れが行き届いていた庭を残しながら、モダンなデザインに一新。開口部などを工夫し、採光性もアップさせています。車2台分のカースペースも新たに確保しました。
二世帯で暮らすリフォームポイント
ライフスタイルに合わせた同居の形と将来を見据えたプランニング
ひとつの住まいにずっと仲良く暮らし続けていくために親世帯、子世帯、それぞれの生活を尊重しながら将来までも見据えたプランニングが不可欠です。
完全分離型から共有スタイルまで形はさまざま
二世帯住宅にはさまざまなスタイルがあります。玄関から各設備まですべてを別々に用意する完全分離型から、リビングなどの一部のみを共有空間とするスタイル、個室以外はすべてを共有とする完全同居タイプまで。ご家族のライフスタイルや建物の広さなどを考慮して、最適なプランを選ぶ必要があります。
親世帯の高齢化に対応できるプランに
二世帯同居をされる大きなきっかけのひとつが、親世帯の高齢化。今はまだお元気なご両親であっても、いずれ介護が必要となることも見据えて、使いやすい生活動線の確保やバリアフリー化を行っておくのが賢明です。
子世帯の変化も考慮すべきポイント
子世帯スペースのプランニングの際も、小さなお子様の成長や、これから家族が増える可能性など、将来を考慮しておくことが重要。あとから部屋を区切って子ども部屋を追加できるプランも可能です。
Before
After
施主様の声
施主 N様
朝日を浴びながらとる朝食はおいしさが違いますね。家の中心にリビングがあるので、家族の気配をいつも感じながら、それぞれの生活を楽しんでいます。娘もおばあちゃんと遊ぶのが大好きなんですよ。開放的な空間ですが、断熱がしっかりしているので1年中快適です。
担当者の声
リフォームプランナー®
一級建築士 三富靖子
「仏壇をリビングに」「シューズインクロークがほしい」「洗面台は2ボウルに」といった具体的なご希望を盛り込みながら、仲のよいご家族が自然につながるような開放的な空間づくりを目指しました。