









リフォームプランニング
料理教室のため、開放的なキッチンに
50代になったころからリタイア後の暮らしを思い描き、リフォームのプランをあたためてきたというM様の奥様。「ホームパーティ形式の料理教室を月に1回ほど開くので、オープンなキッチンにしたいと思っていました」。しかし、独立型で壁付けタイプだった既存キッチンは薄暗く、多くの人が出入りするには不向き。そこで今回は、入り口を広げてアイランドカウンターのような作業台を設置し、生徒さんに手元を見てもらえるように配慮しました。ダイニング側からキッチンが見えますが、バックヤードに大容量の収納を設けることで、片付けの問題はクリア。雑多なものはすべて隠せるため、生活感を見せないすっきりとした空間に仕上がっています。
リフォーム成功のポイント
キッチンのストックルームは、食品の保管などにとても便利。洗濯機置き場を設けて家事スペースにするアイデアもナイスです。
いくつもの家事を同時進行できる動線

「いくつかの家事を同時にこなしたい」という奥様のご要望にお応えし、家事のしやすさを徹底的に追求しました。たとえばキッチンと洗面・脱衣室、浴室はひとつながりになった水まわり集中動線。キッチン裏のストックルームは、洗濯機置き場や室内物干をそなえたユーティリティ空間になっているため、お料理しながらお洗濯をして、すぐに干すことも可能です。また、仕切りは開放できる引き込み戸。開け放しておけばスムーズに移動でき、家事動線をいっそう効率化することができます。
ウッドデッキを広げ、パーティも可能に

10年ほど前、お孫さんの誕生を機に設けたというデッキ。つながる車庫は以前から使っておらず、庭からあふれた鉢植え置き場になっていたため、今回撤去し、デッキを拡張することにしました。新設したデッキはあえて一段低くし、くつろぎ感を演出。リビングとの仕切りは全開口サッシになっているため、内外の差を感じず、ゆったりと過ごせるようになりました。また、親戚や知人が集まるパーティのときは庭のテーブルで食事をすることも。通りから見えないようにフェンスで囲んでいるので、視線が気になることもありません。

50代からの家づくりリフォームポイント
セカンドライフを楽しみながら
これからも安心して暮らせる住まいに
子どもの独立や定年退職は、生活スタイルが大きく変わる節目のとき。
第2の人生を楽しむために、そして終の棲家となることも考えた安心のリフォームがキーワードです。
夫婦二人のセカンドライフに合わせた間取り変更
子どもが独立したご家庭では、余ったスペースを有効活用できるよう、二人暮らしに合わせた間取りの変更がおすすめ。使わない部屋をなくして広いリビングダイニングを確保すれば、家族や友人が集える住まいになります。
夫婦に最適な距離感と、趣味を謳歌できるスペースを
夫婦二人だけの暮らしを楽しんでいくためには、お互いを尊重できる住まいにすることが大切。生活スタイルが異なるご夫婦には、夫婦別寝スタイルもおすすめします。また、ご主人専用の書斎や、奥様が料理を楽しめるオープンキッチンなど、それぞれの趣味を謳歌できる空間づくりが、充実したセカンドライフを支えます。
将来のため、バリアフリー化なども考慮に
50代からの家づくりは、人生の充実期を楽しく快適に過ごすことを意識することがポイント。そのために、住まいの耐久性を考慮することはもちろん、将来の自分たちの為に、より安心で暮らしやすい空間づくりをしておく配慮も欠かせません。
Before
After
担当者の声
企画・営業担当
島津勝利
当初、リフォームに消極的だったお義父様もお喜びと聞き、私どもも嬉しく思っております。広くなった浴室で、ゆったり疲れを流してください。
リフォームプランナー®
二級建築士 山本憲子
奥様がこだわられたキッチン・ストックルームには、それぞれ窓を新たに設け、風が東西方向に抜けるように配慮しました。キッチンは料理などのニオイや湿気を気をつけなければなりませんが、通風性を高めたことで、快適な空間になったと思います。
施工・品質担当
渡邊秀夫
今回はLDKのみでしたが、将来は和室を含めたリフォームもご希望だとか。また次の機会も楽しみにお待ちしております。