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コラム

洋館リフォームで重視したいポイントとは?

2020.03.20時点の情報です

#戸建て #古民家旧家 #ポイント注意点

洋館リフォームで重視したいポイントはどれですか?

洋館のリフォームを行う場合は、どこをどのように変えるのか、または残していくのかこだわりがあることでしょう。そこで、洋館のリフォームでこだわりたい点を全国100人の方にアンケートしてみました。

重要視したいポイント1位は耐震がどれだけあるかどうか

1番リフォームでこだわりたい点は、耐震についてでした。
  • 今、地震などの災害が増えており、家がつぶれてしまうのは後々生活する上で重要になってくるため。(20代/女性/無職)
  • どんなに素敵なデザインの家でも、ちょっとの地震で崩れるのでは困る。安全第一なので。(40代/女性/正社員)
  • 地震の多さを考えると、耐震の度合いは絶対に重視すべき項目だと思います。(40代/女性/パート・アルバイト)
せっかくの洋館も地震で潰れてしまっては、リフォームした甲斐もありません。 洋館のような雰囲気は貴重な存在ですし、住むための安全性もそうですが、地震などで壊れることがないように残しておきたいと思う方が多いのでしょう。

重要視したいポイント2位はレトロな外観を残せるかどうか

2番目にこだわりたい点は、外観についてでした。
  • レトロな雰囲気を残せないならその洋館を維持する必要がないから。(50代/女性/専業主婦(主夫))
  • せっかく古いものを使うのだから、その古さを生かせるようにリフォームするのが良いと思うから。(20代/男性/学生)
  • 古い洋館という雰囲気を残したいので外観はできるだけそのままにし、内装は住みやすく改装したいから。(30代/女性/専業主婦(主夫))
洋館の良い所は残しておきたいと思う方はやはり多いようです。耐震強度を上げるという回答と同じような、洋館独特の雰囲気を大切にしたいという理由が考えられます。

重要視したいポイント3位は最新設備が整っているかどうか

3番目にこだわりたい点は、設備についてでした。
  • 洋館はすてきだけど、トイレ、お風呂などの水周りが新しくてきれいでないと住みたくない(20代/女性/学生)
  • 外観も大事だがその為に利便性を犠牲にしてしまうと、長く使えないから。(40代/男性/経営者)
  • 実際に住むことを前提に考えると、実用的な最新設備が整っていることは、絶対に必要だと思います。(40代/男性/経営者)
洋館の見た目は好きだけれども、実際に住むとなると設備の面も気になります。今回の回答数は少ないですが、現実的な問題として浮かび上がるリフォームのポイントかもしれません。

重要視したいポイント4位は内装をレトロにできるかどうか

4番目にこだわりたい点は、内装についてでした。
  • アンティークがとても好きなので外観も古い洋館だったら、内装も合わせてシックにお気に入りのレトロ調にしたいです。 (50代/女性/専業主婦(主夫))
  • 内装や雰囲気をいかに変えず、現代にも使いやすいようにすることが重要なので(40代/男性/個人事業主)
  • 実際に住む者にとっては家の中にいることが多く、外装はいつも見ているわけではない。実際、中にいてレトロ感を感じつつ落ち着いた雰囲気を味わいたいので、リフォームするなら内装がレトロなのを重視したい。(60代/女性/専業主婦(主夫))
外観だけではなく、中身もレトロにしなければ意味がないと考えている方もいました。使い勝手も考えつつ、レトロなもので揃えると満足のいくリフォームになるようです。

洋館リフォームで注意したいポイントとは?

洋館など、レトロな雰囲気が好きな方にとって、自分の好きなようにリフォームしたり耐震性を上げたりすることはとても大切なことです。しかし、全てをやりたいようにやれるかは別の問題になります。さまざまな法律の問題や、そもそも建物がリフォームに耐えられるのかなど問題が発生します。建物は意外と自由に増築したり改築したりできるわけではないことを考えると、いったいどのようなことに気をつけながらリフォームを進めていくべきなのでしょうか。

最新設備の設備が可能かは確認しよう

特に確認すべきなのは、水廻りの設備についてです。内装を現代風の最新の設備にする場合、配管の問題や電気工事を行う必要もあります。キッチンはいろいろと便利な機能がついている方が良いと思っている方は、コンロがIHのものや食器乾燥機が備わっているものにするかもしれません。そのようなときは、まず設置するための工事を行えるかどうか確認しましょう。トイレやお風呂などの水廻りは比較的付け替えやすいですが、確実なものは水廻りの専門家に見てもらってからどれにするか決める方が後で困ることもないでしょう。

耐熱性の強化が可能かを確認しよう

古い建物の場合、断熱性が落ちていることや、そもそも断熱材がない箇所が存在する場合もあります。断熱性能が低いと、冬は寒く夏は暑いという住みにくい家になってしまいます。断熱もただ断熱材を増やせば良いのではなく、遮熱する機能もつけておかなければ夏はさらに暑くなってしまいます。本来の断熱性とは、建物内の温度を保つ機能とさらに温度を上げない機能のバランスが取れたもののことをいいます。これらのバランスが取れるかどうかは確認する必要があるでしょう。

増築を行いたい場合は役所に確認が必要な場合も

増築は、法律で決められた範囲内かつ、構造上問題ない場合のみに限ります。建ぺい率といって、建物を建てられる範囲を超えてはいけませんし、2階建てを3階建てにするなどの階数を増やす増築や、異なる工法での増築は耐震性の問題があるためほとんどできません。10平方メートル以下のちょっとした増築であれば、申請なども必要なく可能なので面倒な方は増築する面積を抑えるという方法もあるということを知っておくと良いでしょう。

法律は守りつつも洋館を十分に活用しましょう

せっかくのレトロな洋館ですから、見た目はできる限り残しておきたいものです。内装は近代的にするのも良いですが、法律や設備の確認をしっかりと行いましょう。

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