三井デザインテック

今井内科クリニック(内科)宇治市

#クリニック#31年以上

Data

構造
戸建(RC造+木造在来工法)
リフォーム面積
252.81㎡

京都府宇治市のクリニックのリフォーム事例です。

院長の今井先生は、今井内科クリニックの三代目。
建物は当初、お祖父様がこの地で開業されたときに建てられたもので、構造はRC造。その後、お父様が木造でご自宅部分を増築。今回のリフォームは、今井先生が医院を承継するにあたり計画されたもので、当時、RC造部はすでに築40年が経過していました。

当然のごとく建物は老朽化が進み、何度も増改築を繰り返すうちに医院もご自宅も使い勝手に問題が出ていました。承継を機にご両親は近くに引っ越され、先生ご一家がここに移り住むこともあり、当初は建て替えも検討されましたが、お祖父様が建てた思い出深い建物だけに取り壊すのはしのびなく、リフォームで対応することを決意。当社にそのプロジェクトをお任せくださいました。

患者さん用の駐車スペースを拡充するため、医院の前面は一部減築、医院の出入り口と並んで配していたご自宅の玄関は奥まった位置に移されました。
待合室はスペースアップ。縦長のスリット窓が連続する曲線の壁は外観のポイントにもなっています。
住居部分のダイニングキッチンは、物置だったスペースを改装して設けたファミリーリビングと一体の広い空間へ。
ご自宅の玄関ホール。ここを中心に1階はプライベート、2階はパブリックとゾーンを分離。
ファミリーリビングに隣接する洗面室も天井が高く、大きなトップライトから日差しがたっぷり入ります。

耐震・耐久性を高めたリフォームと間取りの整理。

今井内科クリニック

まず問題になったのは、建物の強度。プランニングの前に綿密な調査を行い、RC造部の基礎をはじめ木造部分も補強して耐震・耐久性を高めることになりました。建物内部の間取りも大幅に変更しています。

医院内部は、奥にあったご自宅のLDKや水回りを2階に移すことで広い面積を確保し、広さも設備も拡充。ご自宅部分は、2カ所にあった階段を撤去し別の場所に新設するなど動線を整理すると同時に、医院の屋上部分を利用して物置としていた部分を全面的に改装してスペースを補充し、動きやすく、かつ広々とした空間を実現しています。

今井内科クリニック

院内の廊下は幅広に。手前左が診察室で、奥に広い処置室、X線室が新設され、医療環境も向上しました。

現代の診療と、暮らしに合わせた再生。

今井内科クリニック

リビングは、構造材をあらわしにした古民家風。食後はここでくつろぐのがご一家の習慣に。

見違えるほど明るく、広く、おしゃれになったわが家に大感激の先生ご一家。「リフォームで、ここまで変えることができるとは!」と、当社の設計・施工力を高く評価してくださいました。

今井内科クリニック

担当者の声

リフォームプランナー®
松田 菜穂美

ポイントは、建物の補強と間取りの整理

何度も増改築された建物だったので、 医院内部やご自宅には無駄や無理のある部分も多々ありました。それらを整理して、 これからの診療や生活に合うものにすること。それが私の使命と考え、全力投球しました。

建物のイメージや間取りはすっかり生まれ変わりましたが、躯体はお祖父様が建てられた当時のもの。構造的な補強によって強度も高まり、ごー家の暮らしをしっかり支えています。

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