三井デザインテック

風の街こどもクリニック(小児科)長浜市

#クリニック#11〜20年

Data

構造
S造
築年数
約12年

滋賀県長浜市のクリニック新規開業プロジェクト事例です。

アパレルの店舗として使われていたテナントを、小児科クリニックにコンバージョン。リラックスできるカフェのようなインテリアマテリアルを用いて、お子様だけでなく保護者様も落ち着くことができる空間づくりを行いました。

スタッフと患者が交わらない動線や、感染症を心配される患者の動線にも配慮しました。専用の入口を設けたり、待合室を分散するなど、機能面でも患者様が安心して診察できるクリニックを実現いたしました。

逆円錐型のカウンターは、木目調のダークブラウンにしてすっきりした印象に。レンガ調のタイルは先生のお気に入り。カウンター内はPC配線を整理して収納。
高さ5mの開放的な待合室。床は木目調で落ち着いた雰囲気に。保護者様が嬉しい充電スペースも設けました。
感染症対策で空間を仕切ることができる待合室。
中待合室でもある廊下の天井は、落ち着いた雰囲気を演出する木漏れ日柄に。廊下幅は広めに設計して、お母様の負担を軽くするベビーベッドを設置。
感染症患者用の待合室。一般患者と別の入口から入り受付と診察ができる動線に。感染症の心配がない時には扉を開けておくことで、待合室全体をつなげて使用することも可能。
メインのお手洗いには、お子様専用のお手洗いを併設。腰板は床材と合う色にし、その上にはグリーンとピンクのガラスのモザイクタイルを設置して遊び心も演出。
お母様が安心して利用できる授乳室。授乳専用のイスをご提案し、その椅子に合わせてベビーシートの位置や水栓の位置をレイアウトしました。
ゆとりのある診察室。奥のサービスヤードから明るい光が差し込み、天井の木漏れ日柄と合うインテリアに。患者様のチェアは、保護者様がお子様を膝に座らせることができる安心設計のものを採用されました。
明るさを十分確保したサービスヤード。医療用品をストックするために大き目のシンクを2つ設置。水栓は手をかざすと自動で水がでるオート水栓。窓を新設して、換気が必要な時はスイッチ一つで窓の開け閉めが可能。
点滴室は保護者様がお子様を見守れるように、2台ベッドを置いても余裕があるスペースに。中央には保護者様がお子様を抱えながら処置ができるリクライニングチェアを設置することで、患者様が安心できるよう配慮。

保護者様が来院しやすい機能を充実させたカフェテイストのクリニック

三角屋根が特徴のクリニック。周囲の景観と合わせるため外壁は白に。建物の正面中央には、先生が製作されたクリニックのロゴを飾りました。もとからあったレンガタイルの柱は外観のアクセントに。

担当者の声

リフォームプランナー®
松田 菜穂美

小児科は大人が来院する一般的な医院よりも、保護者様の気持ちに寄り添う配慮が必要でしたので、インテリアだけではなく、機能面について保護者様が落ち着いて安心できる空間づくりを心掛けました。

施工・品質担当
鑓 義則

比較的、古い建物での計画でしたので、排煙窓の新設などの構造に係わる工事には十分配慮して行い、躯体のメンテナンスも合わせて行いました。 患者様の気持ちに寄り添った医院が出来たと思います。

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