ながい内科 循環器内科クリニック(内科・循環器内科)箕面市
Data
- 構造
- RC造
- 築年数
- 10年
大阪府箕面市のクリニック新規開業プロジェクト事例です。
もともと、アパレル企業の本社が入っていたビルの3階部分に内科・循環器内科クリニックを開業するということで、設計施工のご依頼をいただきました。御施主様である院長先生の理想は、患者やスタッフが動きやすい導線と、穏やかな気持ちで癒される温もりのあるクリニック。
窓から一望できる箕面山の景色や屋上庭園の緑と一体感が出るよう、室内は柔らかな木の雰囲気を感じられるカフェのような空間づくりをご提案しました。
患者同士が顔を合わせず、窓の外を眺めてリラックスできる様にプランしました。もちろんバリアフリー設計にも留意し、車いすの方にも利用しやすく設計しています。
カフェのようにリラックスできる明るくて温かな待合室
開放感のある大きな窓が、一般的なクリニックにはない明るく温かい空間を演出。ウィンドウトリートメントには木製ブラインドを採用してクリニックっぽくない雰囲気に。カフェのようなリラックスできる待合室にしました。
受付には間接照明を取り入れて柔らかさを表現。掲示物が見やすいよう壁を照らす工夫も。壁紙はグレージュのクロス、床は薄い木目調とし、明るさを感じられるように。診察室と待合室を仕切る自閉式の扉は、温かな木目柄でコーディネートしました。
リラックスして待つことができる窓際の待合。診察室のお話が響かないよう、扉や壁には吸音効果のある素材を使用。お庭で診察を待ちながら、緑に心癒される患者様もいるとか。
診察室・処置室・X線室
診察室
清潔感のある白で統一した診察室。コンパクト設計ながらも手の届くところに本棚を設置するなど、使いやすく機能性の高い空間に。診察室は効率的に患者様を診察できるよう移動のしやすさも考慮して配置しました。
処置室
広めに設計した処置室は医療機器の使い易さを考慮してプランしました。カーテンの長さや位置は、患者様のプライバシーを保ちつつ、空調が効きやすい様に配慮しています。
X線室
X線室は重量機器に耐えうるよう床に補強を施しました。
受付の壁面にはエコカラットを採用。待合室全体の雰囲気に合わせるため自然な木目調のデザインに。
担当者の声
企画・営業担当
伊藤 悠
今回の開業計画では、施主様だけではなくビルオーナー様、医院コンサル様、工事スタッフなど多くの関係者との調整が必要でしたので、プロジェクトマネージャーとしてスケジュール管理により力を入れました。
プロジェクトスタッフとのチームワークもあり、予定通り開業を迎えることが出来ました。
リフォームプランナー®
山中 倫子
待合室と屋上庭園の雰囲気を合わせたいという、先生のご希望がありましたので、実施設計の際には現物サンプルやパースなどを多く用いて、先生がよりイメージしやすい形で打ち合わせを進めていきました。
施工・品質担当
樋口 正紀
工事を進めてゆくなかで、設計上の問題や搬入出等の環境面での問題もありましたが、工事担当として予期しない問題を常に想定しておくことで、一つずつ解決し、スムーズに完成までたどりつくことができたと思います。