プライベートと教室を棲み分けた、和モダンな住まい
#マンションリノベーション#~59㎡#11〜20年#2020年~#シングル#~1LDK#モダン#シンプル#モノトーン#ホテルライク#和モダン#スケルトン工事#趣味特化
Data
- 構造
- RC造
- リフォーム面積
- 58.1㎡
- 延床面積
- 58.1㎡
- 築年数
- 20年
- 改装範囲
- スケルトン
- 家族構成
- 単身
大阪市内、築20年のマンションリノベーション事例です。
お琴の教室をご自宅のマンションで開かれていたお施主様。これから本腰を据えて活動されるにあたって、教室兼ご自宅マンションが、より生徒様にとって利用しやすい空間となるようリノベーションを計画する事に。
お琴の教室ということもあり、モダンな旅館を想像させる雰囲気の空間をご希望されたお施主様。黒と白を基調に、床材や扉はナチュラルな木の素材を活かしたデザインとしました。
LDKの空間を教室のスペースへと考えられていたため、間取りは3LDKの間取りから1LDKに変更。また、生徒様が利用される教室の空間と、普段の生活空間との動線を分けることで、お施主様がリラックスできるプライベート空間づくりにも留意してプランしました。
コミュニケーションが生まれる広いキッチンスペース
洋室1部屋分が広くなったLDK。生徒様方とお琴を楽しまれるだけではなくキッチンスペースにも配慮をされました。キッチンには今まで複数名が立てるスペースがありませんでしたが、今回、キッチンのレイアウトを変え、さらに間口を広くとったことで、開放感のあるキッチンスペースに。生徒様同士のコミュニケーションを楽しめる空間へ生まれ変わりました。
やさしいお琴の音色を愉しむ “和の空間”。
戸襖は季節や気分に合わせて変えられるリバーシブル仕様になっています。裏は灰緑色になっていて、部屋の雰囲気を変えて楽しむことができます。戸襖内の収納は、教室で使用するお琴や譜面を収納。それらの大きさを考慮し、棚の大きさや高さを用途別に変えて設計しています。
旅館をイメージした和モダンなLDK
和モダンな旅館のイメージをご希望されていたお施主様。お持ちの「和箪笥」を教室であるリビングに置きたいとおっしゃいました。重厚感のある和箪笥を壁中に埋め込む様に配置し、インテリアとして空間に馴染む様に設計しました。琴の音色が響く空間に趣のある和箪笥がうまく調和し、和モダンなLDKを創り出しています。
Before
ご要望
- 和モダン(旅館のような)な雰囲気にしたい
- 玄関は広いスペースを確保したい
- 教室とプライベート空間の棲み分けをしたい
- 教室内をすっきりさせたい
- 生徒さんがキッチンを使うこともある
- 防音対策をしたい
After
ご提案
- インナーサッシを導入して防音対策をする
- 部屋の数を少なくすることによって、それぞれで必要な空間と収納を確保する
- リフォーム前は2~3名で窮屈だった玄関は、複数名が同時に靴の脱ぎ履き可能な広さにする
- キッチンは複数名でも使用でき、さりげなく和室からは隠す様にしています
- 寝室からのみ、お風呂・洗面に行けるような間取りに変えて、教室とプライベート空間を棲み分ける
- トイレの洗面鉢を信楽焼にして、ホッと落ち着ける和モダンな空間をつくる
- 玄関には大きめな物入を設け、趣味の自転車も収納しています。
担当者の声
企画・営業担当
田中 伸司
今回の計画は、多数の生徒様が来られる場所にもなるので、教室とお施主様の生活動線が重ならないことを一番に考えました。
住宅兼教室は、従来の「生活する」だけではなく異なる用途での配慮も必要となるため、専門的な知識が必要な部分についてはお施主様とよく打合せを行いました。
「すごく快適です。生徒さんからもすごく変わったね!と言われます。」と施主様よりコメントをいただき、スタッフ一同喜んでいます。
リフォームプランナー®
間平 久美子
パブリックとプライベートの空間、そして共有する部分をどう配置するかという点に気を配りました。
大胆にキッチンを配置した事によって、空間にメリハリをつける事が出来たと思います。
インテリアマテリアルについては、お施主様が持たれていた、旅館のような和モダンのイメージに寄り添う形で提案を進めました。計画を通じて、お琴や三味線という新しい世界を見ることができ感謝しています。