暮らしやすく、使いやすくしたフルオープン・回遊型の間取りの快適空間
都心に建つ高層マンションの一室がお施主様の住まいです。リフォームのきっかけは、古くなった内装、設備を一新すること。不具合を直しつつ、お施主様が快適に暮らせる住まいとなりました。具体的なご要望は設備の更新と、窓に網戸をつけて欲しいということ。あとは、住まいのプロであるリフォームプランナーにお任せいただきました。実現したプランは、基本的に間取りは変えず、それぞれの部屋には2つ以上の出入り口をつけて、ぐるっと回れる、大きなワンルームのような住まいでした。
お客様のご要望・リフォームポイント
- アートのある暮らし
- 名作家具が並ぶダイニング
- 好きなものに囲まれる
- フルオープンキッチン
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約25帖ほどの広さがある南側の窓に面したリビングスペース。お気に入りの椅子やソファの、レイアウトもご提案しました。手前の椅子は近代建築の巨匠ル・コルビジェのLCシリーズ、フロアライトはフロスのアルコなど、20世紀の名作家具が並びます。
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リビングの東側のスペース。天井はシーリングライトをつけず、ダウンライトのみにして、すっきりした室内にしています。窓からの日射しが強いので、木製のブラインドをつけて光を調整をしています。
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フルオープンにしたキッチンと、それにつながるダイニング。白とシルバーグレーで、スクエアなかたちでまとめた、スタイリッシュなインテリア。ダイニングの奥はゲストルームで、壁にかかる絵がリビングからも眺められます。
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お友達もよくいらっしゃるそう。大きなテーブルで食事とおしゃべりを楽しみます。テーブルの上のペンダント照明はお手持ちのもの。
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リビング西側の寝室は、好きなものに囲まれて、ゆっくり休める空間です。右側の引き込み戸を開けると、ウォークスルーのクローゼットがあり、その奥に洗面・浴室がつながります。
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シックでシャープなデザインの洗面台。ボールはカウンターと継ぎ目のない仕上げで、掃除もしやすいと好評です。右側の扉は浴室へ。左の扉はウォークスルークローゼットへ。
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トイレスペースは、以前より70cmほど縦長にして、ゆとりのある空間に。奥の鏡下が手洗いボールのあるカウンターで、便器は手前にあります。
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玄関の床は白い40cm角の大判タイルを張り、壁と天井も白いクロスにして、シンプル・モダンに。絵画がよく映える空間です。
間取り図
お施主様
暮らしやすくステキな住まいにするには、素人のわたしが考えるより、プロであるリフォームプランナーの今井さんにお任せした方が良いと思い、ご提案をお願いしました。他力本願になってしまったけど、とてもイイ感じになりました。中でも気に入っているのはトイレ。以前に比べてとても広々として、こんなに変わるのかと。トイレと洗面室のボウルはカウンターと一体になったシームレスで水撥ねもなくなり、すっきり使えています。冷蔵庫や冷凍庫などの家電や椅子、寝室のペンダント照明も、部屋の雰囲気に合うものを今井さんに選んでもらいました。設備機器関係では、換気扇の性能が良くなったことで、においが残らずとても快適になりました。引き込み戸をすべて開けて生活しています。同じ面積なのに広がりを十分に感じることができて快適です。
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リフォームプランナー今井 智子
元々は、廊下を通して各部屋に入るような間取りになっていましたので、部屋に入ると少し閉塞感がありました。そこで、浴室以外の部屋の出入り口を引き込み戸にすることで、開放的なひとつながりのワンルームのような間取りをご提案することに。そうすることで、持っておられるたくさんの素晴らしい絵やオブジェを、いろいろな場所から眺められるようになりました。さらに将来に備えて、手すりが必要になりそうなところに下地をつくり、照明をすべてLEDにして、電球の交換がしやすい器具に更新しました。
2023.11.16公開