リフォームガイド

古民家リノベーション(リフォーム)のメリット・デメリットなどをご紹介

2020.11.11

#古民家・旧家リフォーム

古民家リノベーション(リフォーム)の基礎知識

近年、住宅に対する人々の意識は多様化し、「まだ利用できる中古物件に手を入れて住む」という選択をする人が増えています。これに伴って注目が集まっているのが、建ててから年数が経った古民家をリノベーション(リフォーム)して住む、という古民家リノベーションです。
ここでは、古民家リノベーションのメリット・デメリットのほか、行う上で気をつけたいポイントをまとめました。

古民家リノベーション(リフォーム)とは?

古民家リノベーション(リフォーム)とは、建ててから年数が経った民家を、外装や内装に手を入れて再生させることです。近年、古民家の価値を見直す動きが高まり、飲食店や旅館として活用する古民家再生ビジネスのほか、個人でもあえて古民家を購入して、自分好みにリノベーションする暮らし方が人気を集めています。
価値観の多様化に伴って、「住まいを買うなら新築」という新築神話にとらわれることなく、自分が良いと思うものを追求する人が増えていることも人気の要因のひとつでしょう。

ちなみに、「家を再生して暮らす」という文脈で使われる言葉に「リフォーム」と「リノベーション」がありますが、この2つに大きな違いはありません。ただし、リフォーム会社によっては、それぞれに独自の意味合いを持たせて使い分けていることもあります。
依頼をする際には、事前に工事の範囲や、できること・できないことを確かめるようにしましょう。

古民家リノベーション(リフォーム)のメリット

古民家リノベーション(リフォーム)には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

自分好みの家にできる

一般的な分譲マンションや建て売りの住宅のように、似通った無難なデザインでは物足りないという人は、アイディアを思う存分発揮できる古民家リノベーションがぴったりです。
古民家ならではの趣を残しつつ、内装や外装に自分の好みやこだわりを詰め込んだ「世界でただひとつ」の住まいを造ることができます。もちろん、リノベーションをすることで間取りも変えられるので、壁をすべてなくして広々としたリビングを造ったり、年代物の柱や梁を取り入れた和洋折衷のデザインにしたりすることも可能です。

人気のエリアに住める可能性が高まる

特に、人気のエリアや駅から近い土地などは、すでにマンションや戸建てが立っていることが多く、希望どおりの住宅を探すのが難しいでしょう。リノベーションを前提とした古民家を選択肢に入れると、物件探しの幅が飛躍的に広がります。

地域の活性化につながる

少子高齢化に伴って活気が失われている街では、住む人が途絶えた古民家の活用が進んでいます。こうした地域の古民家をリノベーションして住むことは、地域の活性化にも寄与できます。

職人の手による希少な建築を保存できる

古民家の中には、現在では入手が難しい素材が使われていることが少なくありません。上手にリノベーションすれば、希少価値の高い、重要な建築物を保存することができます。

古民家リノベーション(リフォーム)のデメリット

続いて、古民家リノベーション(リフォーム)のデメリットをご紹介します。

一般的なリノベーションよりコストがかかる

古民家の強度や状態によっては、一般的な中古住宅のリノベーションに比べて、手を入れるところが多く、コストがかかります。断熱性や防音性、耐震性といった居住性能を高める場合は、プラスアルファの費用を用意しておく必要があるでしょう。

住み始めるまでに時間が必要

中古マンションを購入して入居するだけの場合と違って、リノベーションを前提とした古民家購入の場合は、建物検査、打ち合わせ、設計、施工などのプロセスを踏んで引き渡しとなるため、入居までに時間がかかります。すぐに住み替えたいという方にとっては、古民家リノベーションは適していないかもしれません。

古民家リノベーション(リフォーム)で行われる工事の種類

古民家リノベーション(リフォーム)で行われる工事には、主に次に紹介するものが考えられます。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

基礎を造る工事

伝統工法で建てられた古民家の場合、基礎がありません。そのため、ジャッキアップという方法で一度家を持ち上げ、基礎や土台を造ってから戻すという工事が必要になります。

耐震性向上の工事

古民家は、地震の揺れを吸収することを前提として、使用する木材や工法によって強度を高めていますが、現行の建築基準法の規定に即した耐震性を実現するには、さらなる工事を行う必要があります。耐力壁を設置する、基礎の部分の補修や補強を行う、住宅を軽量化するなどの工事が行われます。

断熱性向上の工事

古民家は、床下や天井などを高くして風通しを良くしていることが多く、夏は涼しいが冬は寒いというのが大きな課題です。そこで、壁や床、天井に断熱材を入れるなどして、断熱性をアップさせます。

屋根・外壁の工事

屋根や外壁は建物の印象を大きく左右するため、古くなった屋根は葺き替えか塗り替え、外壁も塗装をし直す工事が行われます。

キッチン・トイレ・浴室など水回りの工事

キッチンをシステムキッチンにする、古くなった洗面台や浴槽を入れ替えるなどの工事が行われることも多いです。給排水管の入れ替え、電気工事なども必要になるため、比較的時間とコストがかかる大掛かりな工事になることが多いでしょう。

床の張り替え工事

古民家リノベーションでは、畳の部屋やカーペットの部屋をフローリングにする工事も多く行われます。和室を造りたい場合や残したい場合は、畳の新調・交換をしたりします。

間取り変更工事

内装の壁をすべて壊して、間取りを一から造り直します。複数の部屋を統合して大きなリビングを造ったり、書斎を新たに造ったりと自由にデザインできますが、大掛かりな工事が必要です。

バリアフリー化工事

高齢者が住む場合には、室内の壁や階段、お風呂の中に手すりをつける、車椅子が通れるよう玄関にスロープを設けるといったバリアフリー工事が行われます。

古民家リノベーション(リフォーム)を行う上でのポイント

古民家リノベーション(リフォーム)を行う上で、どのようなポイントを押さえる必要があるでしょうか。いくつかのポイントをご紹介します。

古民家ならではの工事ができるリフォーム会社に依頼する

古民家の場合、通常のリフォーム以外に、ジャッキアップなど古民家ならではの工事が必要になることがあります。リフォーム会社によっては対応できないケースもあるため、古民家リノベーションの実績がある会社を選びましょう。

最新設備の設置が可能かを確認する

古民家の内装を現代風にし、最新式の設備を入れる場合、物理的に設置工事が可能かどうかを確かめる必要があります。住宅全体で使える電気の総量、確保できるスペースなどによっては、導入できる設備に制限がかかるかもしれません。

増築する場合、増築が可能かどうかを調べておく

増築は、法律で定められた範囲内、かつ構造に問題がない場合のみ可能です。古民家の場合、2階建てを3階建てにする、工法を変えて増築するなどのリノベーションは、耐震性の問題からほぼできません。

三井のリノベーション(リフォーム)の費用に対する考え

リノベーション(リフォーム)に際して、一番気になるのは費用のことでないでしょうか。検討段階では費用総額がわかりにくく、見積もりが出てから「思っていたより高い!」と驚くことも少なくありません。

特に、三井のリフォームでは、比較的大規模な工事を伴うリノベーションを多く手掛けていることもあって、「三井のリフォームは高い」というイメージを持つ方が多いようです。しかし、リノベーションの費用は、お客様のこだわりや求める機能によって大きく異なります。三井のリフォームでは、「かけるべきところはかけ、削るべきところはきちんと削る」ことを心掛け、必要なコストだけをかけたリフォームを行っています。
高品質とコストダウンを無理なく両立したリノベーションを通して、後悔のない住まいを造りましょう。

古民家リノベーションの事例

ここからは、三井のリフォームが携わった、古民家リノベーションの事例をご紹介します。

CASE1

生まれた年に父が建てた思い入れある古民家を、風情を残して住みやすく

築年数
58年
リフォーム面積
非公開
リフォームにかかった費用
非公開

築58年の住まいの暗さと寒さを解消したいと考えられたご夫婦。ご主人のお父様が、ご主人が生まれた年に建てた家にはさまざまな思い入れがあり、建て替えという選択肢はなかったそうです。単に生活スペースを広げるだけでなく、アイランドキッチンを設置する、ガラスの瓦を使った天窓を設置するといった斬新なプランに魅力を感じて三井のリフォームにご依頼いただいています。

Before

After

<リフォームの内容>

暗さ、寒さ、隙間風が吹く環境、通り土間の使い勝手の悪さを改善し、愛着ある建物の雰囲気はそのままに、快適に過ごせる空間にするというリフォームを施しました。
古民家を再生する上で重要な、耐震・断熱施工をしっかり実施しています。
中央の通り土間は、広いダイニングキッチンを活用するためのスペースとして活用。その幅を活かして、玄関は広く風格ある空間にしました。老朽化していた水回りも一新しています。


CASE2

古き良き日本家屋の構造に、モダンな新しさをプラス

築年数
90年
リフォーム面積
175.02平方メートル
リフォームにかかった費用
非公開

長年、実家をどうにかしなければという思いはありながら、先祖代々受け継いできた家であり、希少な建材や部材を捨てるのは忍びないという気持ちから建て替えには踏みきれずにいたご依頼主。しかし、年を重ねた母親もなじめる家にしたいとリフォームを選択されました。「既存の建具と、柱や梁を活かした真壁工法のままでリフォームしたい」「基礎をコンクリートで固める耐震工事ではなく、束石に柱が乗っている古民家本来の造りを活かせる工法で耐震性能をアップさせたい」といった要望を実現できることを理由に、三井のリフォームにご依頼いただきました。

Before

After

<リフォームの内容>

「躯体をガチガチに固める工法で耐震補強をすれば、従来の日本家屋の姿が損なわれてしまうのではないか」というご依頼主のお考えを伺い、阪神・淡路大震災後に耐震補強を多数経験した関西の営業所に相談するなどして最適な工法で対応しました。
パントリー(キッチンに隣接する収納スペース)の引き戸や収納扉などに、建具を再利用して味わいのある空間の演出に役立てたほか、広縁の床を寝室の腰板に、吹き抜けを造るためにはがした天井板をキッチンの腰板に、竿縁天井を見切り材にと古材も活用しました。タイルや照明器具など、和と逆の要素を持つ素材を採用し、壁は淡いグリーンにすることにより、新しさも感じさせることができています。また、生活動線を良くするため、階段は家族の出入りが感じられるよう、家の中央に近いダイニングに移動しました。

古民家リノベーション(リフォーム)の際は三井のリフォームへご相談を

古民家リノベーション(リフォーム)は、どんな会社でもできるわけではなく、経験と知見が必要となります。
古民家リノベーションをお考えの際は、豊富な実績にもとづく確かな提案力と技術力に定評がある三井のリフォームにご相談ください。

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