愛着ある家具に囲まれた、上質で機能的な住まい
お施主様が長く住まわれている築25年のマンション専有部一室を、フルスケルトンでリノベーションした事例です。一部屋をリビングダイニングに取り込み、3LDKから2LDKの間取りへ。ゆとりのあるスペースや機能的な動線を確保しつつ、お施主様のお好みのデザインテイストを空間全体に取り入れるプランニングとしました。将来的なライフステージの変化も見据えながら、バリアフリーや経年での利便性を考慮した計画と共に、こだわりのインテリアによって、住むほどに愛着が生まれ、長く住み続けていける住まいを形にしました。
お客様のご要望・リフォームポイント
- フルスケルトンによる大胆な間取り変更
- 秘密基地のような空間が生む脱日常感
- 長く住み続けるためのバリアフリー&動線計画
- 快適な暮らしを育むメンテナンス性の高い仕上げ
- お気に入りの家具と調和するインテリアデザイン
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リビング/ダイニング
好きな家具や素材に囲まれて過ごす贅沢なひととき
リビングダイニングには、お施主様が20年以上愛用しているアルフレックスのダイニングテーブル、ロルフベンツのソファを配し、それらと調和するテクスチャーで仕上げました。床材のブラックウォルナット色を基調としたダークブラウンの仕上げが、ゆったりと寛げるホテルライクな雰囲気を演出しています。
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リビング/ダイニング
明るすぎない空間で寛ぎたいというご要望に、温かみのある間接照明を取り入れました。上質な挽き板のフロア材が、タイムレスなデザインのテーブルやソファの存在感を引き立てながらも調和しています。
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リビング/ダイニング/書斎
非日常感の空間仕掛けが日々の暮らしのアクセントに
リビングダイニングの一角に設けられた書棚のある造作壁には、書斎へと通じる引き戸があり、自分だけの隠れ家に足を踏み入れるようなワクワク感を演出。日々の生活の中で、非日常感をもたらすオリジナリティのある仕掛けとなっています。
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リビング/書斎
リビングには横ボーダーの柄があしらわれたオーダーカーテンをセレクト。窓の高さに合わせたボーダーが、横方向へのつながりを生み出しながら、ソファと同調する色使いで、空間の統一感を感じさせます。
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キッチン
最新機器による快適性を持ちつつ、美しい空間がかなえられるデザイン性を追求
「コの字型」だったキッチンを「I型」へとリプラン。広々としたスペースを確保しながら2WAYの動線を設けました。システムキッチンは機能性とデザイン性を兼ね備えた、panasonic Lクラス を採用。
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玄関からリビングへと通じる空間には、意匠性の高い照明や、アルミフレームとガラスを組み合わせたデザインの建具を用いて、明るさを届けながら、ホテルライクな煌びやかさを生み出し、日常的な生活空間に彩りを与えています。
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洗面室
快適な動線やバリアフリーが長く住み続けるための住まいを実現
サニタリースペースはメンテナンス性と意匠性を両立しました。洗面カウンターの一部には、ゆっくりと過ごせるパウダースペースを確保。 Miele社製の洗濯機をビルトインできるように設計しました。
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洗面室
濃淡のあるグレーのガラスモザイクと大理石が組み合わさったモザイクタイルを採用し、サニタリースペースのアクセントに。
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トイレ/浴室
水回りも機能性とデザイン性の両立を目指しました。トイレにはイタリアの伝統的なガラス細工の製法で作られた、ハンドメイドのガラスモザイクを壁面のアクセントに。浴室はTOTO製のプレミアムバスルーム「シンラ」を採用。
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寝室
ベッドルームにも間接照明を取り入れ、テレビを設けた造作収納もダークブラウンの木調で仕上げることで、ホテルの一窒のようなテイストを取り込んでいます。
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寝室
ベッドカバーとカーテンに同じ生地を用いて、空間の統一性を図りました。
間取り図


お施主様
住み始めて25年が経ち、キッチン設備などのリフォームを考える中で、自分たちのこれからの生活も見据えて、思い切って住まい全体を改装しようと思い立ちました。以前のインテリアも三井さんにお願いしていたので、信頼感もあり、今回も依頼をしようと考えました。キッチンや快適な水回りといった機能面に加えて、これからも長く住む上で、毎日の生活が楽しくなるような、どこか非日常的な要素を取り入れたいと要望し、ホテルライクな空間づくり、そして秘密基地のような書斎などを形にしてもらいました。私たちの要望をしっかりと聞いてくれて、好みを把握した上で、ぴったりな素材や設備を提案してもらえたので、楽しみながら住まいづくりに取り組むことができました。
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リフォームプランナー新小田 有未
長く住まわれている空間であるため、お施主様が改善したい箇所の要望が明確であり、まずはその点をしっかりヒアリングしていきました。また、次のライフステージを考慮して、日常の中ででもワクワク感や、ラグジュアリー感のある寛ぎを求められていたため、そのひとときを豊かにするようなプランをご提案しています。もとからお持ちのダイニングテーブルやオレンジのソファもきれいに使われていて素敵だったので、その色や質感と調和させながらも、随所にアクセントとなる仕上げや素材を用いて、住まい全体に上質感をもたらしています。将来的にも長く暮らしていくことを想定して、ゆとりのある通路幅やバリアフリーといった動線計画、バスルームやトイレの使いやすさにもこだわりました。
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企画担当山田 宗太朗
お施主様がお仕事の都合でお忙しく、ヒアリングやご提案をできる機会が限られていたため、毎回の打ち合わせでしっかりとご要望や住まいへイメージを汲み取ることに注力しました。リノベーションにあわせてスプリンクラーなどの設備の位置も変え、フルスケルトンだからこそできる大胆な間取り変更をしていったことで、機能性を高めながら、お施主様らしい暮らしを受け止める空間になったと思います。家電に関してもご相談をいただき、お施主様こだわりの国内メーカーのショールームへと同行して、じっくりと選んでいただけたことで、日常生活も快適で楽しくなるような住まいが実現できたのではないでしょうか。
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営業担当髙橋 亜弥
これまで大切にお住まいになられていたご自宅を一新されたいとのご要望を受けて、間取りやインフラ関係を新築同様に全て新しくするご提案をさせていただきました。その中でインテリアや家具はもちろん、照明や家電など、ライフスタイルに関わるアイテムを細部にわたってご提案することで、全体の統一感はもちろんのこと、新しい生活を迎えられるにあたっての細やかな部分まで配慮いたしました。計画当初から「ホテルライクな空間を」とのご要望いただいておりましたので、高級感を演出できるようにプランを進めました。完成時に「ホテルのスイートルームのようなデザインを実現できた素敵な空間」とお喜びいただけたことを、大変嬉しく思います。
2025.08.25公開