思いを込めた品々とともに新たな空間へ
⼾建てに住んでいたご夫婦は、周囲にマンションが建設される計画を知り、住環境の変化を危惧したことがきっかけで、タワーマンションに住み替えることを決断されました。以前の住まいは内装やインテリアにこだわったイタリアモダンな⼾建てで、住み替えにあたり、思い出深い家具や照明などを新しい住まいでも利⽤したいというご要望をお持ちでした。全体の基本デザインは外部デザイナー様が担当、当社は具体的にかたちにしていくことを担当する体制で、以前の住まいの記憶を継承しつつ、ご夫婦の⽣活を考慮した住まいとなりました。
お客様のご要望・リフォームポイント
- 思い出を活かした新しい住まい
- モダンな雰囲気を取り入れた和室
- 大理石と木目のコントラストが美しい洗面室
- デザインガラスがアクセントのリビング
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約50帖ほどの明るく開放的なリビングダイニング。扉の横に設えた、ガラス作家によるブルーのデザインガラスが空間のアクセントとなっています。また、床材を貼り分けることで、より上質な空間を演出しています。
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リビングにはテレビとスピーカーのサイズに合わせて作った壁⾯収納と、オーディオ機器やレコードを収納できる壁⾯収納を造作しました。ゆったりと寛ぎながら⾳楽鑑賞やDVD鑑賞が楽しめる贅沢な空間です。
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キッチンはフルオープンのⅡ型フルフラットキッチンとしました。冷蔵庫やオーブンなどの家電はキャビネットに組み込むビルトイン式とし、すっきりと使いやすいキッチンとなりました。
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キッチン横のパントリーには、収納棚とカウンタースペースを設え、奥さまのユーティリティールームも兼ねています。
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リビングとパントリーからアクセスできるサブエントランス。可愛いブラケット照明は、以前の住まいで使⽤されていたものです。
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リビングから書斎へ⼊ると、以前の住まいから移設したステンドグラスとブラケット照明が迎えます。印象的な⻩⾊い壁は以前の住まいのデザインを踏襲し、懐かしいイタリアモダン邸宅の⾯影を感じさせます。
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ステンドグラスの背⾯には調光調⾊ができる照明を設え、シーンにより表情を変えることが出来ます。デスクの周囲には⾨型に棚を造作し、書類や書籍を収納できるようにしました。
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ひと部屋はほしいというご要望から和室も計画しました。直線的でモダンな空間の中に、朱⾊の座卓と濃紺の襖、⽊製の縦型ブラインドが粋な雰囲気を演出しています。
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床の間の床板は、以前の住まいで使っていた美しい⽯材を利⽤しました。特徴的な⽯⽬が空間のアクセントとなっています。
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寝室に⼊る前に約18帖ほどのWICがあります。ブティックのように、アイランドカウンターに⾐装を広げながらコーディネートできる贅沢なスペースとなっています。以前の住まいから移設した花束のようなシャンデリアが華やかな雰囲気を演出しています。
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以前の住まいから移設したミラーが華やかな印象のトイレ。
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⼤きな窓から都⼼が⼀望できる浴室。床と壁はマーブル柄の⼤判タイル貼りとし、贅沢なバスタイムは⼀⽇の疲れを癒します。
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浴室とはガラスで仕切られた開放的で明るい洗⾯室。⽩いタイルにブラウンの⽊⽬のコントラストが美しく、⼤理⽯で出来た印象的な洗⾯ボールが空間にアクセントを加えます。
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メイン・エントランスホールにはブルーグレー系のガラスモザイクタイルを設えました。
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邸宅感ある⽞関ホール。⽞関たたきとホールの床はフラットですが、タイルの⾊・模様を変え、空間をさりげなく区切っています。
間取り図
お施主様
以前の住まいには思い⼊れがあったのですが、将来的な環境を考えると快適に暮らし続けるのは難しいと思い、転居を決断しました。以前の住まいの良いところや、思い⼊れのあるインテリアを活かし、はじめてのマンション⽣活を楽しめるよう計画いただきました。我々夫婦の⽣活に寄り添い、動線や間取りを計画していただいたので、とても暮らしやすく満⾜しています。
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インテリアコーディネーター野村 尚代
室内の基本的なデザインは、株式会社ミサワアソシエイツ⼀級建築⼠事務所様が担当されました。その計画図を元に、設備的な配線・配管など具体的な計画をすることが主な役割でした。⼤変凝ったデザインでしたので、現場で職⼈達と細かな納まりを検討したり、関係者全員で⼀緒に作り上げました。細かな部分までこだわり抜いた空間ですので、お施主様にご満⾜いただけてとても嬉しく思います。
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営業担当志村 誠明
以前のお住まいから使い続けたいものをリストにし、株式会社ミサワアソシエイツ⼀級建築⼠事務所様とどこに使⽤するか検討していただきました。以前のお住まいからの搬⼊やどのように⼯事していくか等、スムーズにお引渡し出来るようにスケジュールを細かく調整し、⼯事を実施しました。以前のお住まいから使⽤されているインテリアもしっかりと納まり、安⼼しました。
2024.02.29公開