コラム

人も猫ものびやかに暮らす―土間のある和モダンの家

2020.04.10

#マンションリフォーム

ご夫婦と猫たちにフィットした住まいを実現したいと、ご自宅をリフォームしたKさんご夫妻。4LDK(76.77平方メートル)のマンションが、玄関の土間から小上がりの和室を通ってリビングまで、ひとつにつながる和モダンの空間に生まれ変わりました。週末には、友人が集まりパーティーを開くこともあるそう。 そんなKさんに、リフォームに込めた思いと、現在の住み心地についてお伺いしました。

住み慣れた街で、すっきりとシンプルに暮らしたい

――初めに、リフォームを考えたきっかけを教えていただけますか?

Kさん:
この家は11年前、通勤の便の良さや買い物のしやすさなど、立地を優先して新築で購入しました。とはいえ、4LDKと部屋の数が多いので、夫婦2人と猫2匹の暮らしだと、どうしても無駄なスペースが多くなってしまって。使っていない部屋が、クローゼット状態になっていました。 買い替えも検討して、いろいろなマンションを見たのですが、どこも部屋数の多い間取りばかりなんですよね。エリアも広げて検討したのですが、東京まで快速で約30分、デパートや病院もあって買い物もしやすい今の住まいの立地の良さを改めて感じ、買い替えではなく、現在の家を、すっきりとシンプルなレイアウトにリフォームしたいと考えました。

――リフォーム会社は、どのように選んだのですか?

Kさん:
まず、リフォーム会社をいくつか紹介してくれる窓口に相談し、リストを送ってもらった中から4社をピックアップしました。そして、「家族構成に合ったシンプルな間取りにしたい」「水回りの動線を使いやすくしたい」「和モダンをテーマにしたデザインにしたい」「猫たちが安全に楽しく暮らせる家にしたい」といった要望を伝えた上で、レイアウトを提案してもらいました。

最終的に、三井のリフォームを選んだ一番の理由は「デザイン性」ですね。設計の筒井さんは、プロでなければ思いつかない多彩なアイディアを、複数提案してくれました。プランの中に猫のイラストがちゃんと2匹分描き込んであって、そういった細かい気遣いにも感動しました。

無駄なスペースのない間取り

――リフォーム後の室内は、明るく広々としたLDKが印象的です。

Kさん:
オープンスペースで、リビングをなるべく広く、部屋数はできるだけ少なくしてほしいとお願いしました。無駄なスペースがない、本当に希望どおりの間取りになったと思います。

筒井(リフォームプランナー):
K様のお宅は、マンションでありながら、3面に窓があります。この特徴を活かし、玄関からバルコニーまでをつなげて、光を取り込む開放的な空間を設計しました。バルコニーに面した東側に、大きなLDKスペースを配置しています。

家事を楽にする水回りの動線

――ほかにも、どのような工夫があるのですか?

Kさん:
窓から光が入って風が通るように設計されていて、とても気持ちがいいんですよ。キッチンから洗面室、寝室へと動線がつながっているので、身支度や片づけ、洗濯がとても楽になりました。

平日の日中は仕事をしていてあまり家にいないので、洗濯物は浴室乾燥で乾かしているのですが、乾いたらそのまま洗面室の収納や、隣の寝室のクローゼットにしまうことができます。少ない動きで完結するので、負担が減りました。壁側と、キッチンにも収納がたっぷりあって、使いやすいですね。

筒井:
水回りは天井高を2,400mmにそろえて、開放感と一体感が出るよう工夫しました。洗面室は、スライドドアで仕切ることもできるようにしています。トイレでは、今回のリフォームにあたって処分した、奥様のドレッサーのミラー部分を再利用しています。壁の書を含め、雰囲気のある、居心地のいいトイレになったと思います。

小上がりのある和モダン空間

――今回のリフォームでは、「和モダン」というテーマでデザインをリクエストされたそうですね。床や壁のベージュと、木の素材感を活かした濃い茶色のコントラストが美しいです。

Kさん:
はい。和のテイストが好きで、小上がりの和室もお願いしました。リビングよりも少し床が高くなっているので、腰掛けてもちょうどいい高さです。当初の提案では、和室の床下に、猫たちが通れるキャットトンネルも提案してくださっていたんですよ。とても気に入ったのですが、安全性の面から断念して、床下収納にしてもらいました。映画のソフトや、毛布などをしまっています。

――窓に取りつけられた障子は、下の部分を引き上げて外が見えるようになっているのですね。

Kさん:
この「猫間障子」はこだわりのポイントです。猫たちをなかなか外に出してあげられないので、ここから外を眺めて、楽しく過ごしてほしいと思って。リフォームの打ち合わせが始まってから、こういう障子があることを知り、ぜひ取り入れてほしいとリクエストしました。いくつかデザインを提案してもらった中から私がパターンを選んで、作ってもらいました。

筒井:
障子は奥様のイメージを考慮して、アシンメトリーなデザイン案をご提案しました。窓の高さやサイズがそれぞれ異なるので、全体に統一感が生まれるようバランスを調整しながら、オーダーで建具屋さんに製作してもらっています。

――玄関に「土間」があるデザインにも驚きました。これもKさんのご希望ですか?

Kさん:
土間は筒井さんが提案してくれました。マンションの玄関に土間って、新築分譲時にはまずありえないですよね。スライドドアを開けると、和室からリビング、土間の縁側までひとつの空間として広々と使えるので、とても気に入っています。

筒井:
和モダンとのご要望から、元々あった玄関のたたきを広げて、縁側のある土間空間をご提案しました。縁側は、ベンチとして多目的に活用することもできます。

猫たちが安全にのびのびと遊べる家

――キッチンのキャットウォークやステップを、猫たちが楽しそうに行き来していますね。

Kさん:
猫が安全に楽しく過ごせる家にしたいというのも、リフォームの大切なポイントでした。水平方向に歩くだけではなく、上下に動く工夫もお願いしたのですが、しっかり実現してくださって。猫たちも毎日のびのびと遊んでいます。障子紙や壁紙も、猫の引っかきに強い素材を使っているんです。

筒井:
キャットウォークとステップは、キッチンのダクトスペースの下がり天井を利用して、猫の遊び場というだけでなく、リビングのアクセントとなるように設計しました。障子紙には、猫が爪を立てても破れないワーロンシートを、床材は、猫が滑りにくく、手入れもしやすい塩化ビニールのフロアタイルを採用しています。

Kさん:
リフォーム前は、猫がレンジフードのふちに上って危なかったので、今回はふちのないレンジフードにしてもらっています。同じ理由で、ペンダントライトも使っていません。寝室の壁に収納スペースがあるのですが、その下に猫たちのトイレ置き場もあるんです。猫たちが使いやすい高さで、片づけがしやすいようライトもついています。

お気に入りの土間と、こだわりの猫間障子

――リフォーム後の住み心地と、特にお気に入りのポイントを教えていただけますか?

Kさん:
気に入っているところは…全部ですね!光が入るので、全体的に室内が明るくなりました。夏は、それほど暑くない日なら、窓を開ければとても風通しが良く、クーラーもいらないくらいです。床暖房を広めにとってもらったので冬も暖かく、エアコンはほとんど使いません。

スライドドアを開けると、リビングから玄関の土間まで、ひとつながりの大きな空間になるのも気に入っています。平日は仕事が忙しいので、なかなかゆっくり料理をする時間がありませんが、週末には時々人を招いて食事をします。リフォーム前はスペースの関係上、一度にお招きできるお客さんは7~8人でしたが、今は大勢のパーティーもできるようになりました。先日も、夫の会社の人たちが遊びに来てくれたんです。私たちを入れて14人、和室のテーブルを下ろし、リビングのテーブルとつなげて食事をしました。縁側に腰掛けてもらって土間も使えば、最大で20人くらいのパーティーができると思います。

あとは、土間が本当にすばらしいです!オープンにして和室で食事会をしたり、リビングが散らかっていたら、リビング側のドアは閉めて玄関側は開けておいたりと、空間の使い方のバリエーションが広がりました。縁側は、例えばブーツを履くときに、ちょっと腰掛けるのにも便利です。先日も遊びに来た父が、やはり縁側に腰掛けて靴を履いていました。

それからやはり、猫たちにとって快適な家になったことが大きいですね。猫間障子から外を眺めたり、キャットウォークとステップで上下左右に動き回ったり、猫がのびのびと過ごしているのを見ると、リフォームして良かったと思います。

思いを叶えてくれる設計者との出会い

――最後に、三井のリフォームに依頼して良かったと思うことはありますか?

Kさん:
何といっても、設計の筒井さんに出会えたことですね。最初に営業の藤山さんとお話ししたとき、「奥様の思いを叶える設計者を私が必ず見つけてきます」とおっしゃって、出会わせてくれたんです。

猫間障子はとても気に入っているのですが、上げ下げする部分が硬いなど、リフォーム後に何度か調整が必要な点もありました。そのときも、工事担当の方がすぐに来ていったん障子を外し、持ち帰って直してくれて。どの担当の方も、私たちが納得いくまでしっかりと向き合ってくれるので、信頼して任せることができました。

筒井:
K様はお部屋のデザインについて、理想のイメージをしっかりと持っておられたので、お話ししていく中で、イメージを共有できたことが大きかったと思います。細かい部分も一つひとつ真剣に考えてくださり、猫間障子やトイレのミラーなど、当初の提案にはなかった部分も、お話しする中からアイディアが生まれ、いっしょに形にすることができました。 設計期間や工事期間も楽しかったですし、K様のイメージを実現できたことが、私にとっても本当にうれしかったです。


プロジェクトマネジャー
藤山洋子

リフォームプランナー® 一級建築士
筒井彩智

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