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デンタルリフォーム - 3  ―ポイント― 受付・待合室・パウダールーム
患者用トイレ・セキュリティへの配慮
受付    歯科医院の第一印象を決定づける場所となるのが受付です。それだけに、明るくすっきり見えて清潔なイメージが望まれます。とくに患者さんが気になるのがカルテ棚。収納カルテが増えると乱雑に見えてしまうこともあるので、最近では直接見えない位置にカルテ棚を設置することが増えています。
 受付カウンターは、直線か曲線デザインかで印象が異なります。アーチ型の曲線を用いると柔らかなイメージが表現できます。カウンターの高さは患者さんが立って書類の記入がしやすい1,050〜1,100mmが最適です。カウンター内側は受付の事務机になるので、患者さんの視線が届きにくいようにカウンター幅を400mm前後に設定します。ただ、カウンターの一部を720〜750mm位低く設定して、高齢の方や車椅子の患者さんが座って対面できるコーナーも考慮する必要があります。また、天板の200mm位下にハンドバッグなどの荷物置カウンターを取り付けるのも患者さんには重宝です。
■受付カウンター
患者さんが立ったまま書類を記入しやすい高さを確保。受付カウンターの下250〜300mm位の位置に荷物置きの小カウンターを設けると便利です。
 受付内の作業スペースは、三方に作業カウンターを設けるコの字タイプ、二方のL字タイプがありますが、事前にレセプト用コンピュータやプリンター、ファックスなどの事務機器、さらに院内のデジタル化を考慮してサーバー等を納めるスペースも確保しておきます。
待合室    待合室や受付は、患者さんが最初に歯科医院をイメージする場所なので、ゆったり寛げるモダンなデザインが望まれます。とくに最近は、歯科医院にサロン的な雰囲気が求められる傾向なので、間接照明を活用したりBGMによる演出も欠かせません。レイアウトで留意する点は、患者さん同士、受付スタッフと患者さんが対面しないように椅子やベンチを配置することです。対面で視線のやり場に困ると不必要なストレスを与えてしまいます。
 予約制が徹底されている歯科医院では、ベンチタイプの椅子よりも1人がけの椅子やソファーを配置する方が患者さんに好まれます。座席数はユニット数の2倍が基準ですが、予約システムが確立していれば3〜4席でも十分に対応できます。造りつけの椅子やベンチは、床から座面まで約420mm、一人分の幅は600mmが目安です。
 待合室をすっきりさせるには、患者さんへのお知らせの掲示スペースやマガジンラックを整理することが大事です。受付カウンター側面や壁にお知らせが乱雑に貼られていたり雑誌が散乱していると、それだけで医院の印象も悪くなります。事前に掲示スペースやマガジン収納スペースを確保しておくことも大切です。
 また、キッズコーナーを設ける場合は、つねに受付スタッフの目が届く位置に設けます。子供が転んでも安全なように床との段差はつけずに、クッション性の良い床材や毛足の長いカーペットなどで床面を仕上げます。
パウダールーム    治療後の化粧直しの場として、患者さんに重宝されるのがパウダールームです。
従来、洗口コーナーと呼ばれていましたが、近年の医療をサービス業として捉える考え方からパウダールームとしての性格が色濃くなってきました。それだけに、パウダールームでは診療後に普段の自分の姿に戻れる場所として、広めで落ち着いたお洒落な空間がベストです。もちろん、洗口コーナーを兼ねて考えますが、患者用トイレとは別に設置されることが最適です。
患者用トイレ  
 トイレはできるだけ高齢者に配慮した設備にします。車椅子での対応を考慮して、内部で回転できるように最低でも1,900×1,900mmを確保します。もちろん手すりは必需品です。また、トイレ内に手洗い用のシンクに鏡を設けておくと、個室のパウダールームとしても利用できるのでおすすめです。

■車椅子利用のトイレ
車椅子利用を想定したトイレの省スペースプラン。室内には手すりを設置します。
セキュリティーへの配慮    歯科医院の待合室はパブリックな空間です。初めての方が気軽に入れる空間であることが大切ですが、時には不用意になることも考えておかなければいけません。昼休みで受付スタッフが不在でも患者さんは入ってきます。最近では、診療時間終了直後を狙った強盗事件も発生しています。不愉快なトラブルを未然に防ぐためにも、防犯カメラなどでつねに待合室や玄関の様子がスタッフルーム等で見られるなどのセキュリティへの配慮もリフォームのポイントです。
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デンタルリフォーム-3 ポイント
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受付・待合室・パウダールーム・患者用トイレ・セキュリティへの配慮
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