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デンタルリフォーム - 2
―考え方―
歯科医院はリフォームしにくいといわれます。とくに診療室は、移動の難しいデンタルユニットが中心になるからです。しかし、より医院のアメニティを快適にして、診療体系に幅を持たせるためにもリフォームは欠かせません。
歯科医院のリフォームではタイミングが重要です。思いつきで行うと、結果的に二度手間となり患者さんにも思わぬ迷惑をかけてしまいます。そこで、ベストなタイミングはというと―
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デンタルユニットは7〜10年が寿命といわれます。十分な手入れを行っていても、部品の供給が追いつかなくなるからです。また、医療技術の進歩とともにユニットの性能も向上してきます。X線機器も同様で、さらにデジタル化によりユニットへのモニター設置も増えています。
開業10年目位で訪れる機器の入れ替え。この時期がリフォームする絶好のタイミングです。ユニット配置の再構成に合わせると、デジタル化に伴う床下の配管・配線もスムーズに行えます。 |
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予防のためのメンテナンス患者さんが増えてきた、審美治療のニーズが増えてきた、インプラント治療を望む患者さんが増えてきたなど、時代に即した診療体系に移行してきた時もリフォームのタイミングです。
来院患者さんのニーズに応える形でリフォームを行うことは、より患者さんの信頼を得るばかりか、新たな患者さんを呼び込む起爆剤にもなります。 |
歯科医院のリフォームで留意したいのがスケジューリングです。とくに診療を続けながらリフォームを行う場合は、診療に支障がないように綿密な計画のもとで工事を進める必要があります。大規模なリフォームの際には、工事を何回かに分けて進めたり、ビル診療の場合には、夏季休暇などを活用することも必要です。
デンタルユニットやX線機器の入れ替えや移動では、機種やメーカーによって仕様が異なるので、それに合わせて設置場所の補強や電気、エアー、給排水など床下配管の対応も必要になりますので、機器の入れ替えが伴う場合には事前に導入機器の選定をしておくことが重要です。
また、増築や改築の場合には、建物の構造上、既成部分に無理がかからないように設計することが重要です。たとえば、構造的に不可欠な柱や壁の位置、土台の老朽化、給排水や電気やエアーの配管・配線の位置、屋根形状や外壁の新旧のバランスをチェックしたうえで設計を進めることになります。これらは専門的な分野になるので、信頼のおける工事会社を選ぶことも大切です。
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歯科医院の平面計画でもっとも重要なのがスムーズな院内動線です。リフォームによって動線が混乱することのないように、日々の診療をシミュレーションしながらベストな動線を考えます。
歯科ではデンタルユニットを中心に、数多くの治療器具がフロアに存在します。また、治療の性格上から切削粉が出たり観血的な処置も多いので、衛生面ではとくに配慮する必要があります。そこで、動線の基本としては医師・スタッフと患者さんの動線を分ける「動線分離」が理想です。患者さんのユニットへの導入路を確保する動線分離だと、診療器具やスタッフとの接触を回避できるので診療室の衛生環境を保てます。
しかし、リフォームでは動線分離にするスペースが確保できないことも多くあります。そのような場合には、通路を十分に確保して診療エリアを半個室的な空間に構成するなどの工夫も必要です。いずれのケースでも、スタッフは無駄な動きがなく、患者さんは必要以上に器具や消毒コーナーなどを目にすることなく、スムーズにユニットまで導くことが大切です。 |
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