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介護・福祉施設
スマイル相模大野

概要

戦後まもなくからある銭湯。高い煙突のある風景が地元になじんでいましたが、2011年4月、惜しまれながら廃業しました。「この建物を地域の人たちに貢献できる場所として再生させられないだろうか」そんなオーナー様の思いを受けて、このプロジェクトが立ち上がりました。駅に近く、ある程度広さのあるこの建物は、旧耐震基準で建てられたものではありながら、耐震診断の結果、補強の必要はなしという結果が出るほど頑丈なつくり。いろいろな可能性が考えられましたが、オーナー様の希望である公共性、そして収益性を考えて建て替えせずに「介護・福祉施設」へのコンバージョンすることと、介護事業者とのマッチングを提案。銭湯で使用していた昔懐かしい木札、桶、柱時計、体重計などをインテリアとして再利用し、かつての銭湯のお客様たちが集う、再び笑顔あふれる場へと生まれ変わりました。また、街のシンボル的存在の煙突はそのまま残し、新しい事業に変わった今も、かつてと変わらずすばらしいランドマークとなっています。

After

THE UPPER RESIDENCES AT MINAMI-AOYAMA

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Before
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Before After

物件概要
所在地
神奈川県相模原市
施工元請
三井デザインテック
構造
RC(鉄筋コンクリート)地上4階建て
施工面積
293.1㎡
担当者コメント
ソリューション技術部長/一級建築士、マンションリフォームマネジャー
阿部操
オーナー様の希望である「地域への貢献」をゴールに、さまざまな可能性を模索し公共性の高い福祉・介護施設を提案させていただきました。また、エントランス前のスペースがお祭りの際、お神輿の休憩所になっているとのことで、残してほしいとの要望もありました。事業者様の賛同もあり、これまで同様街の人々に使用いただけるようスペースを確保しました。今回マッチングした介護事業者様にとって、リノベーション物件への入居は初めてとのことでしたが、予想以上の盛況で、このマッチングの形に将来性を見出していただけたようです。

イノベーションを生む事業マッチング 今回の事業マッチングは、オーナー様からの相談があって始まったものですが、事業者からの相談で始まるマッチングもあります。どちらからの相談であっても、その建物が何に使えるのか、どうしたら有効活用できるのか、どんな事業が成り立つのか、お客様とともに一つひとつの問題を解決し、双方を結びつけることで新しい価値を生み出します。

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