






長年、この地で開業されていたお父様の医院を承継された先生。建物は築後15年以上を経て老朽化が進み
使い勝手の面でも不都合が出ていた事から、全面的な改装に踏み切られました。
先生が目指されたのは“今後20年は診療を続けていける医院”。単なる補修に終わらず、外観デザインや
サイン看板などに工夫して、集患力の向上を図りたいとお考えでした。また、工事中もここで診療を続ける
のが前提条件であったため、敷地内に仮設診療所を設置して、工事は2期に分けて実施されました。
既存建物は、住居と医院が応接室でつながる間取りでしたが、住居はほとんど使われていなかったので
道路に面する側の1階の一部を取り壊し、ご要望だった2台分の駐車スペースを確保。
角にあった医院の出入り口を中庭のある南側に移動し、以前の出入り口部分に曲線の塀を設けて坪庭風の
植栽スペースを囲い、その上部にサイン看板を新設して医院の存在を示すフォーカルポイントにしています。
また、新しい出入り口の前にバス停留所があるため、建物に沿って塀を立ち上げバスを待つ人の敷地内へ
の流入を防ぎ、その裏側は駐輪場にするなど空間の有効活用も巧み。院内空間はすべて格段に広がり、とく
に診察スペースは、先生が全体を見渡せるオープンな構成ながら、複数の患者さんがいてもお互いの姿が丸
見えにならないように考慮されています。先生は、この広さと使い勝手の良さに大満足のご様子です。
