三井デザインテック

リフォームプランナー®インタビュー

お客様と真摯に向き合って
ひとつだけの答えを見つける仕事

一級建築士 新沼美和子

リフォームのプランニングはパズルに似ている

私はパズルを解くのが趣味なのですが、このお仕事はそこに通じる部分があると思います。私の場合は、リフォームに制約があればあるほど楽しく、やりがいを感じますね。リフォームってパズルみたいだなと思うのは、「無理があるものは答えじゃない」ということ。それは15年の経験からもつくづく感じていることです。リフォームはひとつとして同じものはなく、そのお宅ごとに答えを出さないといけない仕事です。もしひとつでも無理があると、それを解消するために、別の部分に無理が生じます。ですから、少し無理をすれば実現できるようなことも、それは絶対に答えじゃない、他にもっと自然な答えがあるはずだと思って、とことん考えてプランを練り上げます。

リフォームは住む人ありき

無理をしないというのは、プランを考えるときだけでなく、お客様とのやり取りでも同じです。お顔を拝見していると、「あ、今何か言いたいことがあったようだけど我慢されたな」ということがわかります。そういう部分をいかに引き出していけるか。住む方が本当に快適で満足できる答えは何かということを一番に考えて、そこからプランが付随してくるものです。リフォームは建物ありきではなく、人ありきだと思います。ですから、リフォームを考えていらっしゃるお客様にも、とにかく思っていることはすべて口にしてほしいですね。できるかできないかは気にしなくて構いません。笑われるんじゃないかという心配も不要です。言わないとあとから必ず後悔してしまうので、思っていることは全部言ってほしいし、一緒に話し合ってほしいのです。

いつでもお客様に真摯に向き合っていたい

この仕事のやりがいは、お客様に喜んでいただけること、その瞬間のためだけにやっているといっても過言ではありません。リフォームプランナーとして15年、いろんなお客様にお会いしました。それが私の財産になっています。あるときお客様に、こんなことを言われました。「新沼さんって、私だけの新沼さんじゃないのよね」と。どういう意味ですかとお聞きしたら「私のことだけを考えてくれているように見えるけど、本当は毎日、他に何軒ものリフォームを抱えているのよね」とおっしゃって。言葉だけ聞くとまるでジゴロみたいですが(笑)、そんな風に感じていただけたことが、なんだかすごくうれしかった。なるべくそのときのことを思い出して、毎回お客様に真摯に向き合っていきたいなと思っています。

リフォームプランナー®のご紹介

         

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