リフォームプランナー®インタビュー
ひとつずつ丁寧につくり上げる
オーダーメイドのリフォームを
一級建築士 三富靖子
プランニングはじっくり観察することから
リフォームプランは、現地調査でお住まいを見せていただき、その建物の特徴と住まれている人の両面をしっかり見てつくっていきます。日当たり、風通し、家の向き、周辺環境など建物のさまざまな条件に加え、住まれている方の家族構成、ご趣味、お持ちの食器、本、収納の中なども見せていただき、お住まい全体の雰囲気や、どういった暮らし方をされているか、何を望まれているかをつかんでいくのです。もちろんお話もお聞きするのですが、お客様の中でもうまく言葉にならないご要望がありますし、なにかを変えたいけどどうすればいいかわからない、という方も多いです。お住まいをよく見てよく感じ、ご家族の生活を思いながら、最適なプランをつくっていきたいと思っています。
一つひとつの積み重ねが家への愛着をつくる
リフォームを担当させていただいたお客様から、「家が好きになって、出かけてもすぐに帰ってくるようになった」とか、「ここに何を飾ろうとか、家のことを考えるのが楽しい」というお言葉をいただくと、ご自分の家に愛着を持って住んでいただけているんだなと感じて、とてもうれしいですね。今まではあまり家に思い入れが無かった方でも、リフォームの打ち合わせを何度も重ねて、一つひとつどれにしようかと選んでいくうち、ご自分の家という思いを強くされるようです。私たちが作ってぽんと渡すのではなく、ご提案を元に一緒に考え、一緒にいろんなものを見ていただきながら、ご自分で選ばれたという時間や想いが、家への愛着を育てるのだと思います。
打ち合わせでは細かな部分まで丁寧なやり取りを
そうやって細かい部分まで打ち合わせをしっかり行うのは、「三井のリフォーム」の大きな特徴だと思います。プランの詳細を決めるにも一つひとつ会話を重ね、何度もやり取りをしながら進めていきますし、できるだけショールームなどで実物も見ていただくようにしています。ですから、工事を着工する頃になると、お客様の中でもしっかりと完成のイメージが描けていらっしゃることが多いですね。お洋服でいえば、既製品の中から好きなものを選んでもらうのではなく、その人に一番似合うオーダーメイドを丁寧につくっていくようなものです。その人らしさを大切にして、そのご家族ならではの家を一緒に作っていきたいと思っています。
